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撮るジャンルによって思考回路がまるで違う

一口に「写真」と言っても、撮るジャンルによって思考回路が全然違うんだなと最近感じています。

私はいままでずっと風景を撮り続けて来た人間で、風景は“狙った景色を想定していた構図で撮りに行くもの”という側面が強かったと思います。

もちろん、その場でさまざまな視点から切り取りはしますが、撮影地に行く前にはある程度狙った景色がすでに頭の中にあるという状態です。

狙って撮りに行った景色(長野県 - 自然湖)
視点を変えて副産物的に撮れたもの
視点を変えて副産物的に撮れたもの

狙って撮りに行った景色は、余程のミスや、天候に邪魔されない限り失敗することは少ない。そのため、すでに勝利した状態で撮り進められるので心に余裕があります。

しかし、最近スナップ撮影を始めて、この感覚が全然違うことに気付きました。

私にとって、スナップはまだまだ難しい。

スナップ撮影とは、歩きながら目に映る景色を脳内のイメージに焼き付けて想像を働かせながら撮るもの。まさに一期一会であり、その機会に気付き、逃さない思考が大切だと思っています。

同じ景色を見ていても、「ここを撮ったら面白そう」と思える人もいればまったく気付かない人もいるでしょう。

いわゆる“シンボル”的なものが無いところに、自分なりの世界観で切り取っていく。この視点が風景撮影でも活かせたら、もっと世界が広がる気がしています。

これからはスナップ撮影を積極的に行い、こっちの思考を身に付けることで風景撮影の際の視野拡大にもつなげていきたいなと思います。

■スナップ作例

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