見出し画像

鉄道会社の働き方

こんにちは、たーくんです。

この記事では鉄道会社を目指す方向けに、どんな勤務体制なのかをざっくりお伝えしていきたいと思います。
※僕が経験した現業職の話になります。

企業研究や業界研究の材料になれば幸いです。
なお、僕が働いている会社での話になるので詳しくはご自身でも調べてみてくださいね!

終電や始発の乗務員はどうしてるの?

これはかなり多くの方に聞かれる質問です。

結論から言うと、宿泊所や駅、車両基地などに泊まっています。

駅係員や乗務員の勤務体制は、基本的に1泊2日の泊り勤務です。
会社によって頻度や勤務時間はさまざまで、日勤もありますが多くの場合は1泊2日曜の泊り勤務です。

なので、終電や始発を担当する人が家に帰れなかったり、電車がなくて出勤できなかったりすることはありません。(笑)
当然、寝坊して始発が遅れることもありません。

泊り勤務を知らずに入社するとびっくりするので、このことを頭に入れておきましょう!

駅係員と乗務員の違い

次に、駅係員と乗務員の勤務体制の違いについて説明します。

前の章でもお伝えしましたが、あくまでも僕が働いている会社の場合なので参考程度に読んでくださいね。

乗務員の場合

駅係員の場合は後述しますが、乗務員はかなり特殊かと思います。(笑)

まず、おおまかに説明すると、

終電の時間くらいまで乗る日はお昼過ぎから始まり、明けの日のお昼くらいに終わります。
逆に、明けの日が早朝の電車を担当する場合はお昼前に終わりです。

場合によっては、朝の7時台や8時台の世の中の仕事が始まる前に終わる日もあります!
(謎の優越感がハンパないです。笑)

基本的に、その日最初に乗務する電車の時刻に合わせて出勤時間が変わります。

例えば、
最初に乗務する電車が13:54であれば、その20分前の13:34が出勤時間です。

ここでいう出勤時間とは、
制服に着替えて全ての身支度を終わらせたあとに、
その日の列車運行に関係がある指示やお知らせ、沿線情報、列車運用、前日までの事象などに目を通し、必要なことは乗務員手帳にメモをします。

そして、携帯品のチェックとアルコール検査を受け、点呼台で確認事項のすり合わせを終える最終の時間のことです。

つまり、20分前に会社に着いた時点で遅刻が確定してお説教です。。。

こんな感じで、乗務員は1分単位で出勤時間が定められています。
しかも、毎回違うので慣れるまでは苦労しました。

駅係員の場合

乗務員とは違って、必ず決まった時間からスタートして翌日の同じ時間に終わります。

例えば、
9時スタートなら、翌日の9時に仕事が終わって帰ります。

終電のあとに片付けをして駅を閉める遅番と、
始発の前に起きて営業の準備をする早番があります。
(駅によっては中番がある場合もあります。)

共通すること

乗務員と駅係員に共通することもあります。

それは、これらが通常時の場合に限った話だということです。

具体的にいうと、
輸送障害が発生したらなかなか帰れなくなることがあるということです。

もう少しで仕事が終わるってときに発生したら絶望的だということは説明するまでもないでしょう。

実際僕は、あと10分で終わるってときに輸送障害が発生したこともあります。
さっさと帰りたくても、そもそも電車が止まっているので帰れません。。。

乗務員であれば、ダイヤが乱れて本来乗るはずの担当者が交代できないことも多々あるのでそのあとの予定は諦めます。(笑)

個人的にメリットだと思うこと

2日分の仕事を1日にギュッとしているので、
仕事が終わった日は半日以上自分の時間として確保できます。

勤務時間がきっちりしているのでほとんど残業もありません。
また、勤務サイクルが決まっているので予定が立てやすいです。

日によっては2.5連休になるので、僕はそのまま2泊3日の京都旅行に行ったりしています!(いや、京都好きすぎだろwww)
慣れるまでは、ヘトヘトで帰ってすぐ寝てましたが。。。

あとは、平日が休みになりやすいのも個人的にはありがたいです。

土日や大型連休、年末年始など混んでいるときに出掛けずに空いている平日に出掛けるので快適です!

最後に

今回は、鉄道会社での勤務体制についておおまかにお伝えしてみました。
内定をいただいてからや、入社後に泊まり勤務を知ってギャップに苦しんだという先輩方も少なくありません。

企業や業界研究をするうえで、勤務体制の把握は大切です。

きっとみなさんは、しっかり調べて自分と向き合っている方がほとんどだと思います。
しかし、大学時代の僕みたいにあんまり行動しない方にとって有益な記事になっていれば幸いです。

また次回の記事でお会いできるのを楽しみにしております!

ありがとうございました!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?