ついに、夢への1歩を踏み出しました。
みなさま、お久しぶりでございます。
たーくんです。
前々回の記事で、電車運転士の養成課程に合格したことをご報告させていただきました。
今回の記事は、その後の状況や今の僕の気持ちを綴らせていただければと思います。
よかったら、最後まで読んでみてください(^^)/
近況報告
まずは近況報告させてください。
タイトルにもある通り、ついに電車を運転しました!!
簡単にここまでの経緯をご説明させていただくと、
4ヶ月間に渡る学科教習の課程を終え、ペーパー試験(国家試験)に合格してから現場に配属になりました。
しかし、現場に出てすぐに運転ができるわけではないのです。
線路の条件(駅の勾配、線路の勾配、曲線、各区間の列車種別ごとの制限速度、転てつ器の種類と制限速度etc…)
教官と一緒に乗務しながら、これらを覚えるところから始まります。
しかも10日間で。。。
天文学的な量に絶望を感じながらも、同期や先輩にポイントや語呂合わせを教えてもらいながらなんとか頭に叩き込みました。笑
(本当によく頑張ったと、当時の自分を褒めてやりたいです。笑)
そして、その時は突然やってきました。
「じゃ、座ってみて!」
教官に言われるがまま運転席に座り、信号を確認してから目の前のレバーを手前に引きました。
すると、電車が動き出してぐんぐん加速してスピードを上げていきます。
正直、なにがなんだか分かりませんでした。
唯一理解できたのは、レバーを手前に引いたら電車が動いたということだけです。
教官に手を添えてもらって運転した3駅が、人生初の電車の運転でした。
当然、頭が真っ白になりこれまでに覚えた勾配や制限速度を意識することなんてできませんでした。
教官と交代してから後ろを振り返ると、そこにはたくさんのお客様が乗っていました。
当たり前のように。
「お前は今、これだけたくさんのお客様を乗せた電車を運転してたんだぞ。そのお客様は、誰が運転してたかなんて気にしていないはずだ。ベテランだろうが若手だろうが関係ない。。。」
それからも、教官は僕に話をしてくれていたと思います。
でも、緊張から解放された安堵感やら感動やらで記憶があいまいです。
これが、初めて乗務員室で目から汗が流れ出た瞬間です。
あれから2ヶ月弱が経ちましたが、あの気持ちを忘れず運転しています。
電車の運転って、びっくりするくらい本当に難しいんです。
車と違って、アクセルもブレーキもすべて段階的にパワーが設定してあります。細かな調節ができません。
なので、電車の状態や線路の条件などを考慮して感覚で運転します。
運転のことを書くと長くなるので、ここらで割愛させていただきます。
また今度、詳しく記事にしたいと思います。
(需要があるか分からないですが。。。笑)
電車を運転して感じること
教官にも言われたことですが、
お客様にとって、誰が運転していようが関係ないということ。
ベテランだろうが若手だろうが。
決まった時間に電車がきて、予定通りの時間に目的地に着く。
当たり前の日常の中に電車がある。
これを読んでいただいているあなたも、
電車に乗ることは、通勤や通学といった移動の手段でしかない
という方がほとんどかと思います。
改めて、日々の当たり前を支えているのだと感じました。
そして、その難しさとやりがいを感じながら四苦八苦しています。
長くて厳しい教習も、これくらいやらなければ一人前の運転士にはなれないと感じています。
言い方が正しいか分かりませんが、
お客様から褒めていただくことはほとんどなく、ミスをすれば叩かれる仕事です。
そして、大勢の方の生命や財産をたった1人の運転士が預かっています。
AIなどのハード面が充実したとしても、それらを扱うのは人間です。
安全を守る最後の砦です。
体調管理や自己管理を含めて、プロの運転士になるためにこれからも精進していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
また近いうちに投稿したいと思います。
ありがとうございました(^^)/