ツノがある東館

鬼女からラブレターが届いた。
鬼女とは、生徒指導リーダーの女教師のことだ。
このラブレターは、桃太郎の子孫である俺を呼び寄せるための罠だろう。
いい機会だ。改心させてやる。
生徒指導室がある東館に向かうと、屋根から二本の角が生えていた。
まるで鬼ヶ島のようだ。
お供に犬原、猿田、雉島の三人を連れてきた。
きび団子では言うことを聞いてくれないので、プリペイドカード3000円で手を打ってもらう。
中に入ると、鬼女に操られた先生達が襲いかかってきた。
刀ではなく、ピコピコハンマーで次々と気絶させていく。
生徒指導室のドアを開けると同時に、鬼女が鬼の形相でいきなり襲ってきた。
お供達と力を合わせ、鬼女を縄で縛る。
鬼女は「ごめんなさい」と謝った。
こうして、鬼女は改心したとさ。めでたしめでたし。
演劇が終わり、舞台の幕が下りる。
文化祭の出し物として、生徒達には大ウケ。
だが、鬼女に呼び出され、こっぴどく怒られた。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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