結婚すると思ってた
直近の元彼と別れた時
「結婚すると思ってた」と何度も口にしました。
別れ際、元彼に対しても言ったし
別れを報告した友人や家族にも言いました。
本当に結婚すると思っていました。
だからすごく苦しかった。
そう思っていたのは私だけだったんだって
悲しさと恥ずかしさが混じった感情でした。
交際中、人に「結婚するの?」と聞かれると
「彼がしたいと思ってくれるなら」と答えていました。
「結婚するんじゃないかな」
「彼となら結婚しても大丈夫そう」
そんな感じで言っていた気がします。
よく考えてみたら
私が過去一番結婚したかった人と
お付き合いしていたときは
「結婚したい」
とハッキリ口にしていました。
彼と別れた当時から現在まで
私は彼のことを語るたびに
「本当に結婚したかったんだ」と口にします。
あの時は本当に結婚したかった。
「結婚すると思ってた」と
「結婚したかった」
この二つの言葉は
似て非なるものだと気がつきました。
結局私は直近の元彼と
「結婚したい」とは思っていなかった。
年齢的なこと、いろいろな条件から
落ち着くならこの辺かな〜くらいにしか
考えていなかったんだと思います。
妥協していたし他力本願だったし
自分から湧き上がる願望みたいなのは
なかったんだと。
だから「別れた方がいいと思う」と言われた時
自分から別れを選択することができたし
別れて数ヶ月で綺麗さっぱり吹っ切ることができた。
きっと別れてしまったのも
自分の深層心理が望んでいたことなんだと思う。
対して「結婚したい」と思っていた彼とは
心の底から結婚したかった。
それは遠距離恋愛だったこともあるし
当時の会社を辞めたかったこともあるし
いろんな理由があったけど
何より彼と一緒にいたかった。
もう離れ離れは嫌だ。
一緒にいるには結婚しかない。
そう思って「結婚したい」と
本気で口にしていました。
結婚はタイミングって
多分こういうことを言うんだと思う。
そうは言っても最終的に
大きな壁を乗り越えることができず
別れてしまったのだから
所詮その程度だったとも思います。
ただ、彼は今でも私にとって特別な存在。
彼との5年間なしでは今の私はない。
本当に大切で今でも愛しています。
元気に長生きしてほしいし
どうか幸せに笑っていてほしい。
綺麗事ではなく心からそう思います。
私は彼をたくさん傷つけたから
私と別れて彼はきっと幸せになると
確信めいたものがありました。
だから未練も後悔もなく次の恋に進めた。
でも彼はやっぱり
私の中ではオンリーワンな存在でした。
彼以上私を愛してくれる人はいないと
今でもずっと思っています。
好きだとか恋しいとか
忘れられないとかではないけれど
私を構成する大切なピースになっています。
そんな彼と別れてから
私が心から結婚したいと思うことはなく
年齢のこと、世間体、親のこと
いろんなことが絡まり合って
結婚しなきゃと思わせられている。
「結婚するんじゃないかな」じゃなくて
「結婚したい」とまた言える日が
私にもやってくるのだろうか。
彼がオンリーワンの座を退いてくれる
そんな日がやってくるのだろうか。
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