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アンチに「嫌い」と言われた時の、"推し"によるスマートな対応

こんにちは、きなりです🍥

突然ですが、みなさんに"推し"のアイドルはいますか?

わたしには長らくいませんでした。
わたしは学生時代から音楽を聴くことが好きなので、K-POPを多少たしなむことはあれど、特定のグループやアイドルを熱心に追いかけたことは無かったんです💭

そんな中で、2年ほど前に、生き方そのものに影響を与えてくれるようなアイドルに出会いました。Stray Kidsという韓国アイドルグループのメンバー・バンチャンです。

Stray Kidsも同じで、彼らの音楽に惹かれて聴いていましたが、「このメンバーが特に好き!」という気持ちにはなりませんでした。(メンバー全員が魅力的、という印象だったので◎)

そんなわたしが、バンチャンという存在にどっぷりはまってしまったのは、ある動画を見たことがきっかけでした😌

今回の記事ではバンチャン沼と、沼にハマった結果得た学びを語らせてください!✨

「あなたが嫌い」—とあるヘイトに対する思いがけない返し

わたしが見たのは、バンチャンがひとりでファンに向けた生配信を行っていたときのものでした。

質問や応援などのコメントを読んで、ファンとの交流を楽しんでいた彼のもとに、あるコメントが流れてきたんです。

「あなたが嫌い」

短いながらも、人の心をえぐるには十分な一文。
普通なら、ショックを受けたり、スルーしたり、あるいは傷ついた気持ちを正直に伝えたりしてもおかしくないコメントです。

けれど、バンチャンの対応は違いました。

彼はそのコメントを笑いながら読み上げたあと、笑顔でさらっとこう言ったのです。

「僕も自分が嫌い。僕たち共通点があるね。」

コメントを読み上げてからものの10秒ほどのことでした。
いきなりのヘイトに対して、傷ついた様子はおくびにも出さず、むしろにこやかな表情のままで先のような受け答えをするバンチャンに、わたしはあぜんとしました…。

わたしだったら誰かに「嫌い」と言われたときどうするだろう。
「なんでそんなこと言うの?」と悲しくなったり、「わたしだって嫌いだし!」と反発したでしょう。

けれど彼は、敵意を持っている相手すら受け入れ、むしろ「共通点がある」としてつなげてしまう。

この人、ただものじゃない……。

「好き」と「嫌い」を超えた先に

誰かに「好き!」と言われるのは、もちろん嬉しいことですよね! でも、「嫌い」と言われたとき、それをどう受け止めるかはすごく難しい。

わたしたちは、どうしても「好き/嫌い」を白黒はっきりさせたくなるものです。好きなら一緒にいたいし、嫌いなら距離を取りたい。それは、ごく自然な感情だと思います。

でもバンチャンは、それを超えたところにいるのでしょう。

「あなたが嫌い」と言われても、それをそのまま否定しない。むしろ、「僕も自分が嫌い」と、相手と自分をつなげてしまう。これは、おそらく彼自身がこれまでにたくさんの葛藤を抱えてきたからこそ、出てきた言葉なのだと考えます。

バンチャン率いるStray kidzは世界で活躍する"韓国"のアイドルです。

悲しいことに、アジア圏外で活動する際に、露骨なアジア人差別を受けることもあるようです。

記憶に新しいのは2024年5月、ニューヨークで開催されたファッションの祭典・メッドガラでの出来事。

会場に到着したStray Kidsが撮影に応じた際に、フォトグラファーはメンバー8人の表情に満足しなかったのか、「こんなに感情の乏しい顔を見たのは人生で初めてだ」と発言。これに他のフォトグラファーが「まるでロボットだ」と応じる様子がライブストリーミング映像で記録されている。

引用:K-POPグループに「ロボットのよう」。フォトグラファーの発言が人種差別的だと批判される | ハフポスト WORLD

その場にいたバンチャンは、英語が堪能なので当然この言葉が聞こえていたことでしょう。ですが、やはりそこでも怒りや悲しみの感情を出さず、まるで何も聞こえなかったかのように堂々とふるまっていました。

「嫌い」と言われたとき、人は本能的に相手に対抗するか、回避しようとするもの。

しかし相手からの「嫌い」に反発していても良いことは何も無い。バンチャンはそれが分かっているのだと思います。

もし配信内でのバンチャンが「あなたが嫌い」というアンチからのコメントに対して怒りを露わにしたら?  悲しみの心を任せて「どうしてそんなこと言うの?」とアンチに問い詰めたら?

そうするとアンチの思うツボになっていたかもしれない。もしかしたら、もっと過激な争いに発展するかもしれない。事態が大きくなったら、相手と自分だけの問題ではなくなってくるかもしれない。

だからバンチャンは考えたのだと思います。
「あなたが嫌い」とはっきり主張する人を前に、自分がどう動けば最善か?
 他人の不幸を祈る気持ちや、生まれた国や容姿で差別する心を煽らないためにするには? アンチとファン同士が争わないようにするには? 大切なメンバーとファンを守るには? …

目前の現実ではなく先のことを、そして自分のことだけではなく他の人たちのことを考えているバンチャンは、他人からの「嫌い」をいちいち気にしているわたしなんかよりずっと先を見据えている。

そんなバンチャンを人としてすごく尊敬します。
わたしもそんなスマートな対応ができる人間になりたい...。

そういうわけで去年、人生で初めて「アイドルのトレカ」を買いました。

はりきってトレカのケースもオーダーメイドしてもらいました…✨かわ~~~!!

仕事をしているパソコンのそばに置いておき、仕事でムカッとするようなことを言われたら、このバンチャンのご尊顔を仰ぎます。そして「バンチャンみたいに清い心の持ち主だったらどうする?」と自問します。

するとどうでしょう、心が洗われ、怒りの感情が霧散していく~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

バンチャンが"推し"になってから、他人の言動に対してちょっぴり寛容になれた気がします☺️

今週の記事はここまでとなります✨
(今のわたしに刺さるお題があったので、久々にお題に沿った記事を投稿してみたくなりました💪)

ここまでお読みいただきありがとうございました🍥
きなりでした!

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