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公立・私立の高専について

1950年代後半、我が国の経済成長はめざましく、それを支える科学・技術の更なる進歩に対応できる技術者養成の要望が強まっていました。こうした産業界からの要請に応えて、1962年に初めて国立高等専門学校(以下「高専」という。)が設立されました。

出典:https://www.kosen-k.go.jp/nationwide/features

 上文にある通り、高専とは産業界の要望に応えるために、国が新たに教育機関を設立したことがきっかけのようですようです。国が主導なのに、公立や私立の高専があるのは何故でしょう。気になってしまって、調べたのでシェアします!

 下図の通り、公立が3校、私立が4校になります。

図1 全国の高専について

 公立・私立高専は国以外が主導しているのですが、大きく分類すると大学法人かそうでないかで分かれそうです。

まず大学法人が運営しているのが、近畿大学高専(私立)、国際高専(私立)、東京都立産業技術高専(公立)、大阪公立大学高専(公立)、神戸市立高専(公立)の5校になります。大学法人の運営元が私立か公立かで、高専も私立か公立かが変わります。

サレジオ高専はカトリック・サレジオ修道会の教育理念に基づき、社会に有為な人材を育成することを目的に設立された私立高専です。

神山まるごと高専は2023年4月に寺田氏らにより開校し、デザインとテクノロジー、起業家精神を学ぶ独自のカリキュラムが注目を集めている私立高専です。

国以外に大学法人や私人が高専を立ち上げて、こんなにも多数の高専があることを知れて良かったです。

こう見ると企業が高専を立ち上げることも将来的にありそうですね。トヨタがトヨタ学園を立ち上げるイメージに近いと思います。人材確保・人材育成が難しい今日、今後色んな形で人材確保の方法がとられそうですね。

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