コトトバ#04「株式会社ツカオ考務店 塚原諒さん」

配信日時/2020年5月10日(日)7:00-8:00
配信方法/YouTube Liveにて配信( https://youtu.be/NF7e5yDtPMM
ゲスト/塚原諒(株式会社ツカオ考務店 代表取締役/mikko 店主)
モデレーター/瀧内貫(株式会社コトト 代表取締役/ミリグラム株式会社 取締役/まちの教室 ディレクター など)
アシスタント/草野エリ
サポート/小口真奈実、間藤まりの、宮坂詩織 他

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<気になった配信について、モデレーターからのメッセージ>

運営のひとりから紹介された彼は、コロナ禍のなか、飲食店のあり方についての思考を続け、そのなかで生まれてきたことを次々と形にしてみている。悩みながらも立ち止まらず、走り続ける人だな、と思った。実は、そんなことは当たり前だと思ってきたけれど、最近ある人に指摘され、スピード良く「形にする」はそう簡単なことではないのだな、と再認識していたところだった。
飲食店は今「止めるも地獄、続けるも地獄」な状況だと思う。これまで数年の動きを含めて先が見えない中、かつ保証がないなかで大きな転換を強制的に求められている。簡単ではない、その判断について詳しく聞いてみたいと考えている。

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<配信後記>

モデレーターとアシスタントがほぼはじめましてのゲストだったということもあり、経歴や仕事、地域に対しての考えかたについて、紐解いていくような話のスタートとなりました。そのベースがあって、最後が盛り上がったよね、とも。このまま続けてほしい、と思ってもらえるような余韻をつくれたことがとても良かったなと思っています。(またもや自画自賛笑)
印象に残っているのは、仕事で求められていることを「拡大解釈」して、地域に必要だと思って店をやりはじめたという話。これまでの回でも繰り返し出てきている「地域に必要な役割」の話に通じるところがありますが、変化が大きい時代においては、それぞれの役割と役割の「間隔」みたいなものが大きくあって、その間隔を埋めるために役割を越えることが求められているような気がしています。この「拡大解釈」とは、それを地で行っている感覚だなと感じました。同時に思ったのは、変えることを目的としたアクションではなく、この地域への善意のような、勇気のある行動自体が、着実に地域を変えていく、のだろうなとも。お話しをお聞きして、まずは体感したいなと思いました。収束次第、早いうちにウェルカムセンターである「mikko」を訪ねてみたいと思っています。

配信終了後に、塚原さんの仕事のやりかたはしっかり整理されて、とてもわかりやすい説明をしているけれど、最初のきっかけは感覚的だ、という話(本編で出せよ、ぐらいのものでしたが笑)が出ました。その飛びつける、という瞬発力がきっと悩みながらもはじめられる人が持っている力のような気がしています。理論だけじゃないところで「やってしまう瞬発力」その筋力を鍛えてみる。これがやりはじめることのスタートかもしれません。どこかの芸人が言っていた「小さなことからコツコツと」ですね、きっと。

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<ゲストプロフィール>

塚原諒
株式会社ツカオ考務店 代表取締役/mikko 店主
1988年生まれ、群馬県高崎市出身。中央大学大学院文学研究科修了。2012年より石巻(宮城)、薩摩川内(鹿児島)、智頭(鳥取)と移り住み、2017年秋から長野県南佐久郡佐久穂町在住。株式会社ツカオ考務店を創業し、日本初のイエナプランスクール(大日向小学校)の設立準備に参画。現在は大日向小学校の地域連携ファシリテーター、ドーナツカフェmikko店主、信州大学経法学部の地域コーディネーターを兼務する。カードゲーム「2030SDGs」公認ファシリテーター。

<モデレータープロフィール>

瀧内貫
1978年大阪生まれ長野育ち。デザイナー。企画家。
地域に根ざし、さまざまな事業やプロジェクトの伴走者として、各種広告やウェブサイトなどのデザインディレクションを手がけるほか、地域課題を整理、解決するための活動やプロジェクトに携わるなど、グラフィックデザインや空間デザイン、プロジェクトマネジメント、コミュニティデザインとその周辺を専門領域としている。多様なコミュニケーションや、プロジェクト企画などを組み合わせた立体編集、ディレクションを得意とする。
主な活動として、株式会社コトト 代表取締役、ミリグラム株式会社 取締役、まちの教室 ディレクターなど。
その他の経歴などは、プロフィールサイト( http://ta9chi.jp/ )より。

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