20年12/10 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.50 第三章② 🔴「炎組」総長、我妻善悪
⬜⬜ 紅蓮隊「炎」組
紅蓮隊(ぐれんたい)「炎(ほむら)組」総長の我妻 善悪(あがつま・ぜんあく)は、「愚連隊」を「燃え盛る炎の色」に例(たと)えられる「紅蓮」になぞらえて「紅蓮隊」と名付ける等、今迄のヤクザとは違った、都会的でスマートな集団を目指していました。
「善悪興行」という会社を設立して組員は社員として扱い、背広の着用を推奨し、刺青や指詰め・薬物等を禁止しました。
表向きは不動産売買業・興行・警備等の仕事ですが、それでも「ヤクザ」には違いがないので、水商売の用心棒・賭博等では島を巡って「大嘘都鬼組」(おおうそつきぐみ)というヤクザ組織としのぎを削っていました。
【島】縄張り。
【しのぎを削る】激しく争うこと。
都会的でスマートでファショナブルな紅蓮隊は、若者を中心に人気を集め東京の OL や女子学生には絶大な人気を博していました。
昼休みには近隣のOLが我妻善悪や白のスーツの花形喧嘩痔らを見ようと、善悪興業の周りに人だかりが出来るほどでした。初めの頃は組員に大学生が多かったせいもあるのでしょう
安倍総理 譲(あべそうり・ゆずる)と花形 喧嘩痔(はながた・けんかじ)が、「竈門本社」が経営する「炭火焼・かまど家」に入って来ました。
痔(次)号に続く