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tomekantyou1
20年10/28 小説📚ギャグ・パロディー「鬼滅の刃」No.7 第一章⑦ 🔴お金ちょうだい!
⬜⬜ 若い時代の甘い出来事2️⃣
⬜ 血塗られた尻末(結末)
⚪絨毯(じゅうたん)にも血が・・・⁉
シーツだけでなく、私が立っている絨毯の下にも真っ赤な血が落ちているではありませんか!
テレビではまだ「水戸黄門」の場面が続いていました。
ん・・・、
『水戸、黄門』???
ひょっとして・・・、
頭に一瞬閃(ひらめ)いたのは
<見ろ、肛門>
慌てて自分の尻に手を当ててみると、血が付いているではありませんか ❕
思わず「ギャ~」と叫んだのです。
何で、こんな時に!
私は昔からイボ痔が酷(ひど)くて苦労していました。
何かの拍子でイボ痔が飛び出ることも、擦(こす)れて出血することたまにありました。
初めの頃は痛くてたまりませんでしたが、いつの間にか痛くもなんともなく、出血している事さえ分からないことがよくあったのです。いわゆる「脱肛」です。
【脱肛】(だっこう)排便の時などにイボ痔が肛門の外に出る状態。
きっと張り切りすぎて腰を動かしすぎたせいだ!
⚪痔(事)態急変
慌てて、飲みかけのマムシドリンクを置いて、まずは照明を一番暗い淡い色にしました。
そしてティッシュをお尻にはさんでパンツをはいてから、血の付いたシーツを隠し、絨毯の血を拭きとりました。他人から見ると何と間抜けな姿に映るでしょうか。
バスルームから出てきた彼女に、急用が出来て急いで帰ると告げると、
「おじさん、お小遣い頂戴‼」
何い~、金くれだと~!
なめたらあかんで、このアマ~!
金を取るんだったら、もう3~4回はさせんかい!
等とは、とうてい言える状態ではありませんでした。
とにかくこの場を早く去りたいので、泣く泣く請求額満額をお支払い。
最後に冷蔵庫の「痔ン痔ャエール」を彼女と飲み干して、帰~るのでした。
痔(次)号に続く