20年11/4 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.14 第一章⑭ 🔴習慣を変える
⬜⬜ 炭痔郎の決心2⃣
⬜ 奇襲の采配
それから1ヶ月後、炭治郎は手はずをきめ細かに指図しました。
決行は10日後の4月1日。
丁度その日は月が欠けて闇夜となります。
目的はただ一つ、無惨を捉えることです。
他の小作人たちに手荒なことは無用です。
当日の昼食は早めに取り、その後は就寝し19時に起きて晩御飯を食べ、用意してある竈門家の炭の粉を全身に塗り付けてから出発します。
⚪排便の変更
夜襲をかける隊員には明日から、朝の内に必ず排便をさせること。
そして必ず風呂に入り、
貴重な漢方薬の軟膏を塗らせてください。
痔の症状が芳しくない人は農作業を休んでも構いません。
🕵 現代でこそ排便は朝するのが普通ですが、
当時は朝の排便により脱肛したり痔の症状の悪化により農作業に支障をきたす恐れがある為、仕事が終わった夜にするのが習慣でした。
【筆者の想像(創造)です】
かく言う私も、現役時代はもちろん退職した今でも、夜に排便をします。
そうしないと脱肛したイボが
痛くて歩くことさえ出来ず、日中は仕事になりません。
大出血することも頻繁で、
その際は軟膏をコットンに塗り、
妻のナプキンを当てて出血が収まるまで
うつ伏せになっている他ありません。
ことさらさように痔というものは、日常生活に支障をきたすものなのです。
ですから普段の排便と同じように、夜に排便したのでは痔が痛くて戦ができません。
かといって排便しなければ何となく気になり、思う存分身体を動かすことが出来ません。
炭痔郎が指示した10日前からの痔症に対する指示は、夜襲をかける際の判断としては至極当然と言えます。
痔(次)号に続く