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読書の秋パート2

「人類を前に進めたい」を読んで、いいなぁと思った個所を書き出してみました。本当はもっともっともっとあります。ほんの一部です。


地方の行政で働いている人間はこの本を読むべきです。日本の現状をしっかりと認識した上での地方の良さについても書いてあります。物凄く勉強になります。
日本は自然の森まで交通インフラが整ってて、比較的短時間で都市部から自然の森へアクセスできる。これは世界的に見ても珍しい事で、”田中角栄時代の負の遺産”と捉えられがちな物を逆説的に利用して、本当に価値のあるものを地方に見出していくことが大事。「長い時間をかけて営まれてきた人の生活や歴史にそくした自然にこそ、圧倒的な価値がある」というような事が書いてあります。僕の文章力ではなかなか上手く書けませんが、とにかく地方創生やまちづくりなんかを担当してる公務員は読んでください!



小さい子供がいる家庭でも読んで欲しい。猪子さんの考えを宇野さんが言語化してくれている「身体の知性」はかなり大事な考え方の様な気がします。僕は今すぐにでも家族で、チームラボの展示に足を運んで、家族で身体の知性を鍛えたくて仕方がありません。
机に向かって、身体を静止させた状態での知性より、外部からの情報が多い動きながらの知性を鍛えれば、他者に対して寛容になる可能性が高くなるんじゃないか。複雑な思考をより出来るようになるんじゃないか。そして「チームラボ・学ぶ!未来の遊園地」ではそうした身体の知性を体験出来るようになっているというような事がもっと詳しく書かれています。
子供を連れて一緒に体験するしかないでしょう、これは!



日本の先行きの暗さや不安感を漠然と感じているけど、どうにかしたいと考えて頑張っている人達にも読んで欲しい。猪子さん率いるチームラボがデジタルアートを駆使して人の意識をポジティブなものに変えていっていることをスーパー分かりやすく言語化してくれている宇野さんの文章は絶対にためになります。考え方や行動様式が変わります。この本には生き方や考え方のヒントが詰まっています。
普通は他者の存在はネガティブなものと捉えがちで境界があるように感じがちだけれども、本当はそうじゃなくて、自分も自然の一部で、境界なんてなく、他者やその他の多くのものの連続性の中のごく一部にすぎない。そのことをデジタルアートの力を使って心地いいことに変換して再認識させると、他者の存在もポジティブに捉え直せるんじゃないかという事がもっと分かりやすく、深く書かれています。
今の世の中は、論理的で正しいことを伝えることが難しくなってきているけれども、そうしたことを、アートの力で突破していけるんじゃないか、アートの力で政治や経済をも変えていけるんじゃないか、ということも書かれています。こんな貧弱な文章ではなく、スーパー分かりやすい文章で!
もう皆さん買ってください!
この本を皆が読んで、チームラボの展示を皆が体験すれば、本当に世の中が少し良くなるんじゃないか。人類は前に進むんじゃないか。そう思える本です。



何気にあとがきがグッとくる。宇野さんの猪子さんへの友情の深さがあふれてる。めっちゃいい!



佐賀県のチームラボの展示「かみさまがすまう森」家族旅行で絶対行きたい!


宇野さんの定期購読note買ってしまいそうや‥‥



読書って本当に良いですね。



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