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LINEの新しいサービスをデザインしてみた(speaker deck ver.)

こんにちは、noteでデザイナーをしている大嶋たいとです。

この記事はこちらの記事と内容が全く同じ内容になります

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今回はチャットアプリ「LINE」のデザイン記事にチャレンジしてみました。

目次
・LINEを選んだわけ
・SNSとLINEを比較してみる
(*ここからスライド)
・LINEリデザインコンセプト
・リデザイン案解説
・あえてLINEを選んだ本当の理由(あとがき)

LINEをえらんだわけ

LINEは2018年1月時点で国内利用ユーザーが7000万人を超えており、国内最大のチャットツールの地位を築いています。しかし若い世代を中心に(高校生~大学生)LINE自体を使う頻度や滞在時間は明らかに減っているように感じます。

あくまで定性的な仮説ですが、これは他のSNSの出現や台頭により僕らの持つ可処分時間のうち、コミュニケーションに使う時間をLINEではなく他のSNSに使うことが増えてきたせいかなと思っています。

そこで若者の再訪率や滞在時間をあげられないかと思ったのがLINEを選んだきっかけでした。そこから色々と調べたり、他のサービスと比較しているうちにある想いが浮かんできました。それが今回リデザイン記事を作ろうと思った本当の理由です。ここでは長くなってしまうので、最後にあとがきとしてまとめています。もしよければご覧ください。

本記事では、LINEとSNSを比較しながら「どうしてLINEではなくSNSなのか」「他のSNSにあってLINEにないものはなにか?」「どうしたらLINEをもっと使うようになるか?」といった視点で新たなLINEをデザインしてみた結果を記していこうと思います。少し長いですがお付き合いくださいませ。

ここからはスライドがメインになります。

あえてLINEを選んだ本当の理由

記事のはじめ、LINEのリデザインをする理由として、「多くの人々が使うチャットツールで、その中で特に若者の普及率は相当高いものになっている。しかし、それと同時に他のSNSの台頭によりLINEを使う時間が減っているからそれを取り戻したい」という理由をあげました。

しかし、これは建前で今回LINEのリデザインをしようと考えた本当の理由は、「僕らがLINEをよく使うから」ではなく、それよりも「親がよく使うから」というのが大きな理由でした。

僕は今学生で一人暮らしも3年目になりました。もっぱら家族との連絡はLINEでとっています。

取るにたらない会話ですが、よく母親から週に1度や2度「元気にやっているか?」という内容のメッセージが、妹からは同じくらいのペースで飼っている犬の写真が送られきます。父からは滅多にメッセージはきませんが、こちらからメッセージを送るとすぐに返えしてくれるし、たまに家族のグループでたあいもない事を呟いたりします。

なんだかんだ離れていても連絡を取りますが、なんだかぎこちない感じがしていました。(普通は会って話すものなので、当然と言えば当然ですが)僕は親に極力心配をかけたくないと思うものの、こういうのはどうも苦手です。

そこで僕は以前よくFacebookを使ってよく近況を発信こともあり、母に登録してもらえば、投稿をみて安心してくれるだろうと思って登録を促したことがありました。しかし結果としては失敗。あまりアプリに詳しくない母にはFacebookの登録が難しく手間に感じたようです。

今回のリデザインのきっかけは実はここでした。LINEは前述の通り日本で一番使われているチャットツールです。言い換えればすでにほとんどの人がすでにアカウントを持っていて、誰とでも連絡を取ることができます。

そこでそのLINEの資産を使いながら、親と子のコミュニケーションが増える仕組みが作れないかなと思いました。今回のリデザインテーマの「若者のアクティブ率をあげる」という目的は、結果としてLINEを使う頻度を増やし親とのコミュニケーションも増えたらいいなと思って設定したものです。

タイムラインを作ったこと、あえて公開範囲を設けたことがこのゴールを達成する仕掛けになると思っています。

今回LINEのリデザインの文脈でLINEはSNSと違って予測不能性が少ないからワクワクすることが少ないと書いてきましたが、予測不能性が少ないことは安心にも繋がります。つまり、クローズで予測不能性が少ないことはLINEの強みでもあるのです。

だからそこを活かすことで比較的SNSに対して抵抗がありそうな親世代でも安心して使える機能になり得ると考えました。

タイムラインに公開範囲があることで、「安心して投稿する」ことを実現し、それ自体が今までSNSに抵抗があった親世代の、「投稿に対する心理的不安」を除去できる。結果としてタイムラインを使うようになれば、タッチポイントが増え、そこで会話が生まれたらいいなと思いました。

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あとがきのつもりがつらつらと1000字くらい書いてしまいましたが、僕にとっては「なぜ作るかを説明できること」は本章と同じくらい大切なことだと思っているのでよしとします。

最後までご覧いただきありがとうございました。
noteの方では引き続きテーマを決めてデザインしていきたいと思います。
Twitterでよく発信していますのでもしよければご覧くださいませ。


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大嶋泰斗
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