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空港での免税手続について解説(EU圏 ミュンヘン空港編)

免税手続きは結構大変。でも、絶対やるべきと思う

 先日、フランス・チェコ・ドイツの周遊旅に行ってきました。これまで何度も海外旅行には行ってきましたが、初めて免税手続きというものをしました。免税金額は、国や商品にもよりますが、約1割程度の大きな金額になるので、特にブランド品や高級品のお買い物をする場合は免税手続きをした方が良いと思います。
 しかし、免税手続きは結構面倒なのです。また情報もちゃんとまとまっていないからかなり戸惑いました。特に空港での手順については記事が不十分だと感じたのでここで記事にしてまとめてみます。
 この記事が、海外旅行で初めて免税にトライする人のお役に立てれば幸いです。また、別の空港での手続きの違いなど参考になる情報もあればぜひコメントください。そもそも免税って何?とかどれぐらいお得になるのか?みたいな内容は他にたくさん落ちている気がするので、別記事を参照いただきたいです。

先にポイント:免税手続きを楽に早くする方法

  • 免税品を、預け入れ手荷物 or 持ち込み手荷物のどちらかにまとめる

  • 早めに空港に着いて航空会社のカウンターに早く並んでおく(特に預け入れ手荷物に免税品を入れる場合)

  • 事前に免税手続き書類を埋めておく

  • カードへの返金を利用する

ではなぜ、上記がポイントになるのかを解説していきます。

空港での免税手続きの手順

 ここでは、空港での免税手続きについて説明します。空港での免税手続きは、免税品をどのように飛行機に持ち込むか?によって異なります。詳細は、下の表とその先の文章で説明しますが、

ざっくりいうと
免税品を預け入れ手荷物とするときは、出国前の税関で手続きが必要。  免税品を持ち込み手荷物とするときは、出国後の税関で手続きが必要。
という感じです。

 そのため、免税品をどちらの手荷物にも含めてしまうと、出国前・出国後のどちらの税関にも行くことになります。手続きの回数が増えるだけでも面倒ですが、税関や返金のカウンターは各国の人で長蛇の列ができているため、とても時間がかかってしまいます。
 こうなると、免税手続きをするだけで空港での滞在時間を使い切ってしまうことになりますし、最悪手続きが完了しないまま、飛行機に乗ることになってしまう可能性もあります。
 実際に、私たちは免税品を別々にしてしまったため、出発の3時間以上前に空港に到着したにもかかわらず、お土産を見る時間も空港ゆっくりする時間も全く取れませんでした。。。

 空港で最後までお土産を見たり、長時間フライトに備えてゆっくりする時間を確保するためにも、「免税品を、チェックイン手荷物 or 機内持ち込みのどちらかに全てまとめる」ことをおすすめします。

さて、ここから先ではそれぞれの手順について説明していきます。

免税手続きの手順

A. 免税商品を預け入れ手荷物とする場合

 この場合、免税手続きは、基本的に出国前の制限エリア外で行います。それぞれの手順について細かく記載していきます。

A-1. 航空会社カウンター:預け入れ荷物に荷物タグをつけてもらう

 この手順が全ての始まりになります。荷物タグは絶対に必要なので空港に着いたらまず航空会社のカウンターに向かいつけてもらいましょう。
 先に税関に行ってもいいのでは?と思うかもしれませんが、そうではありません。なぜなら、この後の税関の手続きが完了すると、税関から直接飛行機へ荷物が運ばれていきます。航空会社のカウンターの横にあるベルトコンベアの設備が税関にもあります。なので、税関に持ち込む時点で荷物タグがついている必要あがあります。これは、免税許可をした後に、免税品を抜かれて国内で使用されるのを防ぐためだと思いますが、、、とにかく、荷物タグは絶対に必要です。

 さて、ここで2つ目のポイント「早めに空港に着いて航空会社のカウンターに早く並んでおく(特に預け入れ手荷物に免税品を入れる場合)」について説明します。
 空港に着いたらいち早くチェックインカウンターに並びましょう。列に並んでいる人が1組でも少ない方がいいんです。なぜなら、海外のチェックインカウンターは、本当に進みが遅いので、1組に何分もかかります。さらに、この数分の遅れが、この後の税関・返金カウンターに行くにつれてどんどん積み上がっていき、大切な時間を消費していきます。
 なので、空港に到着したら出来るだけ早く並び始めることをおすすめします。空港への到着目安は、出発時刻の3.5時間前ぐらいが良いかと思います。

A-2. 制限エリア外の税関:書類と荷物の確認をしてもらいスタンプをもらう

 A-1で、荷物タグをつけてもらったスーツケースなどの預け入れ荷物を持って税関へ向かいます。ここで、免税品と免税書類をひとつずつ確認してもらい、免税書類にスタンプを押してもらいます。このスタンプがないと免税はされません。ドイツでは、青色の丸いスタンプが押されました。
 荷物の確認ですが、私たちの時は「この商品は、このスーツケースの中に入っているのか?」と聞かれて実際の商品の確認はされませんでした。
 さて、この税関もかなり並んでいます。列には、同じ便の人たちだけでなく、他の便のアジア系の人までたくさん並んでいました。ヨーロッパからアジア方面へ飛ぶ飛行機は、出発時間が似たようなものが多いため、免税手続きにもそのような方面へ飛ぶ方々が集まります。
 特に目立ったのは、お隣中国の観光客の方でした。といえば、想像もつくかと思いますが、人数も商品数も本当に多く、本当に列が進まない。さらに時間を消費してしまいます。制限エリア外なので、飲み物など買うわけにもいきませんが、辛抱強く待ちましょう。

A-3. 免税手続き会社のカウンター:書類の提出と返金手続き

こちらは、出国後でも問題ないです。ここでの手続きの詳細については、持ち込み手荷物にした時の方に書こうと思います。これを提出することで免税手続きはほぼ完了です。

A-4. 出国

お疲れ様でした!無事に日本に帰ってきてください!

夜も遅くなってきた(朝の5時を超えた)ので、一旦ここで切り上げて、続きは明日以降に書きます。

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