検査・感染状況・実効再生産数の県別比較(2022/8/17)
お盆明け。陽性確認数が増え続けています。数だけ見ていると、増加は止まったかに見えていましたが、実際には検査が少なかったからではないか。そんなことを確認するため、グラフをアップデートしました。
今回もデータソースは東洋経済のページで、これを加工して使いました。3つセットになった47グラフは「検査・感染状況・実効再生産数の県別比較(2022/8/7)」に同じ。左は陽性確認・検査件数・陽性割合、中は陽性確認・その移動平均(片対数)、右は実行再生産数です。
お盆前から実行再生産数はさがっており、一部の県では1を下回りました(つまり陽性確認が減少傾向)。しかし本当の減少というのは難しそうです。
1 北海道
2 青森県
3 岩手県
4 宮城県
5 秋田県
6 山形県
7 福島県
8 茨城県
9 栃木県
10 群馬県
11 埼玉県
12 千葉県
13 東京都
14 神奈川県
15 新潟県
16 富山県
17 石川県
18 福井県
19 山梨県
20 長野県
21 岐阜県
22 静岡県
23 愛知県
24 三重県
25 滋賀県
26 京都府
27 大阪府
28 兵庫県
29 奈良県
30 和歌山県
31 鳥取県
32 島根県
33 岡山県
34 広島県
35 山口県
36 徳島県
37 香川県
38 愛媛県
39 高知県
40 福岡県
41 佐賀県
42 長崎県
43 熊本県
44 大分県
45 宮崎県
46 鹿児島県
47 沖縄県
グラフを見ると、ほとんどの県で実行再生産数は下がりつつあります(右グラフ赤線)。しかし同時に、「陽性者数÷検査数」の値(左グラフ赤点線)がどんどん高くなっているようです。
8月10日と17日の実行再生産数と、その前1週間の陽性者数÷検査数。オレンジが直近。陽性割合はほとんど下がらず、実行再生産数だけ下がる傾向です。これはどうみても、減少しているとは言えないと思います。
案の定、8月18日、19日と2日続けて過去最多を更新してしまいました。