大阪はどうなっている?

今日は単純に大阪の感染者と死者数を確認してみたいと思います。その前によく見るグラフ。全国の感染者数と死者の推移です。

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感染者数の増加は言わずもがな。死者数は遅れて増加中で、第5波を超えたと話題になっています。(どちらも7日平均、人口10万人あたり、以下同じ)

これに大阪を重ねてみます。7日平均、人口あたりに揃えていますので、直接比較できます。最初に感染者数です。

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人口あたりに直してみると、大阪の各波は高く、第6波でも極端に増加中であることがわかります。第4波では検査が追い付かず、相当な見落としがあったと言われています。上げどまりの兆候さえ見えない第6波は、今後どうなるのでしょうか。

続いて死亡発表も見てみましょう。

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第4波の時の酷さに絶句。この第4波の時は、死亡から発表まで長ければ1か月近くかかっていたそうです。つまり検査だけでなく統計も追い付いていませんでした。そして今回の第6波も、想像通り増加中です。最近、遅れてまとめての陽性者数が発表があった位ですから、この数字はまだ一部である可能性は否定できないと思います。それでも第5波の種者数をすでに軽く超えてしまったことがわかります。


参考までに、東京も重ねたグラフです。上が感染発表、下が死者発表です。

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最近の感染発表は、大阪と東京で大きな差はない、しかし死亡発表ではすでに東京を大きく上回っていることがわかりました。

自治体毎に大きな違いがあることは知っていましたが、時にビジュアル化することも大事だと思いました。そして住んでいる場所で、これほど大きな違いがあることは、必ず知っておくべきではないでしょうか。


(データソースは https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/です)