データを大事にしていない残念な事例

恐ろしいほどひどいデータの扱いが行われいたという記事を目にしました。横浜市です。(もちろん、公的機関です!)

私自身、あまり「フェイクニュース」という言葉は使いません。フェイクというためには、事実関係がしっかり解明できている、そして単なるミスでないことが条件であると考えるからです。しかしこれはダメでしょう。(と言いながらあまり裏は取っていませんが・・・)

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だが、この説明も事実と違うことが分かった。間違いが多すぎて何が何やら分からなくなるが、以下の通りだった。

以下は興味があれば参照先を読んでください。文章中で重要なのは、デジタル庁の関係者からという以下の考え方でしょう。

「ワクチン接種状況ダッシュボードは、一般接種の始まった4月12日から運用を始めています。当初から0歳以上のすべて年齢を母数としており、変更したことはありません」
「というのも、途中で母数を変えてしまうと定量的に分析できなくなってしまうからです。途中で母数を変えると、そのタイミングで接種率が急激に変化してしまう。定量的な接種率の推移を見るために、一つの基準として母数を全人口としています」

これはデータを大切にする、ということの基本です。

図らずも、昨日書いたことの直接的な例になってしまいました。

詳細な経緯はわかりません。しかし、データを大切にしないと、どこかで不自然な値になり、気が付く人は気が付くのです。そして信頼を落とすのです。

そう言えば、「統計不正問題」と言われたものの発覚のきっかけも、毎月勤労統計調査の結果の不自然なギャップに気が付いた専門家の指摘からでしたね。