県別・月別死亡者数のグラフ化

今年1月の死亡者数が過去最多を更新しました。この数字が、Covid-19死亡者数だけではこの増加(予測値からの乖離)を説明できません。ワクチン接種の影響も無視できないようです。それを今回は県ごとにビジュアル化してみます。

まず最初は全国の情報です(前回の再掲)。

赤:月別死亡者数
青:2014年から2021年のデータから予測される月別死亡者数
黒:Covid-19死亡発表数

点線青(細):予測死亡者数+Covid-19死亡発表数
点線黒:予測死亡者数+3.1xCovid-19死亡発表数
点線緑:予測死亡者数+Covid-19死亡発表数+ワクチン影響推定

黄、青、緑、紺、茶:1回~5回目ワクチン接種回数(右軸)

2022年12月までは、点線黒と緑(予測)をできるだけ赤(実際)に近づくようにパラメータを設定しました。実際、2022年12月までは、点線黒・緑どちらでもかなり赤(実際)を近似できています。
しかし2023年1月は差が大きくなりました。全国のデータでは、赤は点線黒・緑のちょうど中間位になっています。これは、
  超過死亡がCovid-19死亡とその見落としだけでは説明付かない
  ワクチン接種の影響も加味するとある程度説明がつく
と想像できます。


今回は、このグラフを47都道府県毎に作成してみました。グラフの色はすべて同じです。ほとんどの県で、赤は点線黒・緑の間になっています。


1 北海道

2 青森県

3 岩手県

4 宮城県

5 秋田県

6 山形県

7 福島県


8 茨城県

9 栃木県

10 群馬県

11 埼玉県

12 千葉県

13 東京都

14 神奈川県

15 新潟県

16 富山県

17 石川県

18 福井県

19 山梨県

20 長野県

21 岐阜県

22 静岡県

23 愛知県

24 三重県

25 滋賀県

26 京都府

27 大阪府

28 兵庫県

29 奈良県

30 和歌山県

31 鳥取県

32 島根県

33 岡山県

34 広島県

35 山口県

36 徳島県

37 香川県

38 愛媛県

39 高知県

40 福岡県

41 佐賀県

42 長崎県

43 熊本県

44 大分県

45 宮崎県

46 鹿児島県

47 沖縄県


グラフを並べてみました。赤が点線黒・緑の間にない県もありました。宮城、新潟、富山、福井、沖縄など、いくつかの県では特異な形が見られます。しかし何らかの結論を出せるかは微妙な感じがします。2022年10月以降のデータの信頼性低下だけでなく、元々の検査も足りないので、なかなか難しそうです。
引き続き考えてみます。