「コロナ対策の抜本的見直しを求める科学者からの緊急提言 」
「コロナ対策の抜本的見直しを求める科学者からの緊急提言 」を知りました。とても論理的な提言で興味深かったので紹介します。
提言者:
濱岡 豊 慶應義塾大学商学部教授。専門:応用統計学
牧野淳一郎 神戸大学大学院理学研究科惑星学専攻教授。専門:計算天文学佐野雅己 上海交通大学自然科学研究院教授。東京大学名誉教授。専門:統計物理学、生物物理学
瀬戸亮平 中国科学院大学温州研究院教授。専門:ソフトマター物理学
徳田安春 筑波大学客員教授・医師。群星沖縄臨床研修センター・センター長
提言は、全てにおいて、命を守るには陽性者を減らすことだ、という基本的考え方になっていると思います。
提言:
・直ちに緊急事態宣言を
・PCR検査によるスクリーニングが重要(感染を広げない、将来推移予測)
ポイント:
・死亡率・重症化率が下がっても、感染が広がれば数は増える可能性がある
・感染から重症・死亡までに時間差がある
・感染拡大期、若い世代の陽性者が増えた始めた時の対策でさえ遅い
・後遺症の影響、期間が不透明
・軽症者把握しないと感染者が急増する(医療者の陽性者も増え、医療システム機能が低下する)
・水際対策(米軍含む)と隔離も必要
・1m以内、15分以上という接触・飛沫感染調査は、空気感染を前提としていないため積極的疫学調査はできない
・「高機能マスク」の「適切な装着」啓蒙が必要
以下個人的な感想です。
すべての基本は、陽性者を把握し、そこから感染しないようにすれば、感染は抑えられるはずだ、という根本的な考えだと思います。そのためには感染把握、水際対策、個人の感染対策徹底が必要だ。それでも抑えられない時があるかも知れないが、感染把握していれば増加の兆候を知ることができるので、すぐに対策へつなぐことができる。
こう言っているのだと思います。付け加えれば、感染把握にはPCR検査、個人の対策には高性能マスクの正しい装着です。国レベルで行うべき対策と個人の対策、どちらも重要。できることはすべて行おうということでしょう。
この提言は、私が常に思っていることと一致すると思ったので、紹介がてら書いてみました。
対策には現状把握。現状把握はデータ収集から。
データを大切に!