「傾向は認められるが有意性は確認できない」の意味
言葉を正確に理解するには、知識が不可欠。それがはっきりわかる例の1つが、この「傾向は認められるが有意性は確認できない」だと思います。
最近目にするのは、多くの人が関心を持っているであろう新型コロナウイルスの治療薬、塩野義製薬のゾコーバと、少し前の富士フイルムのアビガンだと思います。ゾコーバについては、「塩野義のコロナ飲み薬なぜ承認されない? 薬学の識者が語る「課題」」で説明があります。例えば「薬の効き目は微妙なところがあり、データを見ても有効性はすっきりとは示されていない。