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データリテラシーについて考える

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数学・統計を元にデータリテラシーについて考えるためのヒントです
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2022年7月の記事一覧

「下村博文が熱があるのに無料PCR検査」に注目している人が多いが、抗原検査で偽陰性だった点にも注目したい。 https://twitter.com/hakubun_s/status/1550351352445825024 抗原検査は感度が低い。感度が低いということは、見落としが多いということ。オミクロンではその数値さえ公表されていない。

根拠はないが、予測をしてみた

最近の陽性確認者の増加は、1日ほぼ10%になっています。1週間ならほぼ2倍。これが指数関数的増加の恐ろしさ。この先どうなってしまうのか。ところで前々から、陽性確認者数の各波のピークをつなぐと、指数関数的に増えていないか?それにあてはめたら、第7波のピークが何処まで増えるかを推定できるのではないか。データのみからの単純な推定ではありますが、それでも確認してみる価値があるかと思い、少し考えてみました。 下は、日本の陽性者確認数(7日移動平均)を片対数グラフで示したものです。赤が

数字を見てわかった気にならないために意識したいこと

数字を見てわかった気になることはとても危ない。特に初めて目にする情報には注意したい。そんなことを改めて実感する記事を読んだので紹介します。 記事はこちら: じつは戦争を望んでいた、憲法にNATO加盟を掲げた…?ゼレンスキー大統領への「大いなる誤解」を解く です。 ウクライナ語、ロシア語に堪能な、岡部芳彦神戸大学教授の記事です。それは、「73%だった支持率がその後、20%台後半にまで低迷していたが、開戦後90%超にまで回復した。だからゼレンスキーは戦争を望んでいた」という文

新型コロナ発生届のフォーマットを6/30付けで変更、接種回数を記入できるようにしたら、「未記入」の割合が減り2回接種者の比率が増えているとか。東京都の発表からわかるらしい。(データ未確認) https://www.mhlw.go.jp/content/000958882.pdf https://twitter.com/xjR1BqbrppuegLj/status/1543585601760686081