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アマチュアのままメシを食うのがめっちゃ楽

作曲家のwatsonです。

突然ですが、プロとアマチュアの違いってなんでしょうか?

音楽に限らないお話ですが、ここではひとまず音楽、特に作曲に絞って考えてみます。

ネットでプロとアマチュアの違いを検索してみる

検索してみると、さまざまな意見がヒットします。

・音楽でお金を稼ぎ、生活していけるのがプロ
・趣味で音楽をやっているのがアマチュア
・自分のスキルをお金に変えることができる人がプロ
・音楽への愛、情熱があるのがアマチュア、それを超えて冷静さを身につけたのがプロ

なるほど、とても面白いご意見もありますが、今でも多いのはやっぱりお金を稼げる、食えてるのがプロという意見のようです。

食えてるってどいう状態?

でも食えてるって表現、すっごく範囲が広くないですか?独身実家暮らしの人が食えてると言えるラインと、持ち家あり配偶者あり子供ありな人が食えてると言えるラインは額面にしても難易度にしてもかなり差があるはずです。

自分のことになりますが、ぼくは今現在、ほんとうにラッキーなことに音楽部分の収益だけで食えています。

妻も子供もいますから、学費や教材や習い事の費用もあるわけですがなんとか賄えています。

でも、今ぼくはプロであるとは感じていません。

むしろ、以前音楽では食えていなかった頃こそプロだったと感じています。

では何がプロとアマの違いなのか。

プロとアマの違い

ぼくの思うプロとアマの違いは、ずばり「有償の依頼を受けている」かどうかです。

これが無ければいくらメシを食えていてもプロではないんじゃないかなぁと感じています。

有償依頼の作曲と自分の好き勝手にする作曲は、同じ作曲でも全く次元が違います。

有償依頼作曲にある要素を書き出すとこんな感じになります。

・複数案作成
・製作ペースのコントロール
・スケジュール(しばしば他人のそれに合わせる必要あり)
・締め切り
・リテイク(作り直し、修正)
・ボツ曲の発生
・支払いの問題
・プレッシャー
・ストレス

プレッシャーとストレスって同じじゃないの?と思われるかもしれませんが、依頼を受けていて良いものを作らなければいけないというプレッシャーと、修正指示やリテイクで自分の思った通りの曲にできないストレスはちょっと別物と感じています。

無償依頼についてですが、経験的には上に挙げた項目の全てが緩かったり無かったりします。

アマチュアのままメシを食うのがめっちゃ楽

で、結論なんですが、有償依頼を受けないアマチュアのまま、好き勝手に作曲してそれで食えたらめっちゃ楽ってことです。

ただ、楽なのが良いことなのかはわかりません。

依頼作曲はスキルアップや自分の新たな扉を開くきっかけにもなります。それがないことが必ずしも良いこととは限らないのです。

でもこの記事の趣旨は創作のスキルアップやキャリアアップではありません。楽かどうかです。

なので、結論としてはアマチュアのまま音楽でメシを食うのはめっちゃ楽、ということになります。

最後に

良し悪しは別にして、どうしたらそういった状態になれるるのか。

色々考えてみましたが、作曲においてはどう考えてもストックミュージック以外ないように思います。いわゆる音楽素材ですね。

他にもシンガーソングライターやアーティストとしての活動なら好き勝手できそうですが、メシが食える段階になると要望に応えたり依頼ものをこなさないわけにはいかなくなってくるように思います。

やはりどこまでいっても楽なのはストックミュージックですね。

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