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LGBTをカムアウトする従業員が現れると組織はどう変わる?

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講師の自身の体験から、LGBTであることをカミングアウトした後に、組織がどのように変化していくのかを綴っています。ダイバーシティ推進のリアルを是非、確認ください。
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記事一覧

■LGBT×組織 LGBTをカミングアウトする従業員が現れると、組織はどう変わっていく?

2015年夏、メディアが『LGBT』を取り扱い始めました。一番、衝撃的だったのは、日経ビジネス8…

【LGBT×組織】フェーズ1:「LGBTって何?」の期

■「LGBTって何?」の期 さて、2015年を振り返ると、私が所属していた会社でも、私が営業担当…

【LGBT×組織】フェーズ2.カミングアウトした人材が現れる

さて、前回の記事(https://note.com/t_watanabe_act/n/ne836fc3510d4)に投稿したとおり、私…

フェーズ3.LGBTに対する課題が見える化する(顕在化する)

さて、LGBTであることをカミングアウトした従業員が現れると、組織や周囲の関係者は少しずつ「…

フェーズ4.LGBTに対する全社的な理解促進・知識付与が必要となる

さて、フェーズ3の記事で記載した通り、LGBTが現れ始めた組織の多くが、「あれ? こういう時…

フェーズ5.LGBT人材が複数になる(複数のLGBTがカミングアウトして、「LGBTもまた多…

さて、私が組織で初めてカミングアウトして、割と早い段階で気づいたことがあります。それは「…

フェーズ6.LGBTを特別視しなくなる

さて、LGBTが複数いる組織がどんな風に変わっていくのか、というと、フェーズ1の「LGBTって何?」というフェーズはもう過去のこととなり、「なんか、LGBTもそうでない人も、結局、人は人だね」というシンプルな気づきが定着します。 そう、そうなんです。LGBTは別に特別な存在ではないのです。 逆にいえば、LGBTが特別な存在で、配慮を要する人材ならば、LGBTでない人たちだって皆、特別な存在で、配慮を求めている点では同じです。 ■自分の属性を全ての現象・出来事に紐づけなく

フェーズ7.ダイバーシティが実現され、組織力が強化される

さて、LGBTが特別扱いされなくなると…、組織は強くなります。きっと、この頃には、「うちの組…