NYタイムズ、山口をめでる
1月、米紙ニューヨーク・タイムズが「今行くべき場所」52か所で、
山口県山口市を3番目の場所として選びました(上の写真はNYタイムズのHPより)。
推薦者は、作家・写真家のクレイグ・モアさん。山口の推薦については、以下の文章をご参照ください(モアさんのHPより)。
Yamaguchi is often called the Kyoto of the West, though it's much more interesting than that — and it suffers from considerably less “tourism(上のモアさんのHPより抜粋)。
観光公害が少ないことが指摘されています。NHKの報道は動画ニュースです。カフェが多いのが特徴ですね。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20240110/4060019100.html
山口の観光的な魅力については、以下の記事が参考になります。
https://toyokeizai.net/articles/-/729002?page=1
ところで、モアさんの山口推しは、どんなところにあるのでしょうか?
When I travel I’m not looking for the most delicious bowl of ramen or the perfect croissant,2 but rather archetypes of ways of living that set my imagination ablaze, that make me grateful to have encountered those people, and grateful for the social and political infrastructure that exists, allowing these people to live in their own, additive ways.
(モアさんのHPより)
「私が旅するときに求めているものは、最高においしいラーメンや完璧なクロワッサンではなく、私の想像力を刺激し、それら人々との出会いに感謝するような生き方の原型(archetypes of ways of living)です。そして、これらの人々が独自の方法で生きることができる社会的・政治的環境に感謝します。」(萩往還HPより)
そこにいる人々、そしてその人々の営みが、人を引き寄せるということでしょうか。
まちづくりの話ですが、私は、人には、城下町、港町などその町が人に与え続けてきた影響があると思っています。そうしたまちで育った人は、別のまちに住んでも、その影響をそのまちに与え続けていくのでは、と思っています(もちろん、そのまちからも影響受け続けます)。例えば、隣の川越の方は城下町の影響を色濃く受けているのではないかと思うわけです。
ただ、一方、農村部などの先祖代々の住民の方は、また違った形も影響を受けているでしょう。ふじみ野のようなベッドタウンでは、前者の方の人口が後者の方を大きく上回っていますが、こうした異なる条件の人がいることは理解しておく必要があるでしょう。