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物事の9割は5秒で決める

どんな時代でも生き残るリーダーの仕事 1章-3(該当ページ:28P)

その場で決めることが大切

検討する」という言葉が、日本ビジネスマンを揶揄するように言われることがある。内容にもよるが、その場で決めるつもりがないというのが、そもそもの問題のように思う。

時間は有限であり、決めることはリーダー・経営者のもっとも重要な仕事の一つだ。決めないと、その後の行動に影響する。足並みは乱れ、行動は遅れ、チームの士気を下げ、品質が低下する。

決めないこと(後回しにする)=悪」である。間違ったとすれば、その後に軌道修正する、それが正しい判断の基準だと思う。

タスク管理しないのがもっとも美しい

タスク管理ツールが世に山ほどある。有意義だし、抜け漏れをチェックするという意味では有用な道具だ。

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ただ、多くの仕事を書き連ねて、スケジュールを組んで、やったつもりになる、ことは避けたいものだ。タスク化は美しく聞こえるが、仕事の本質とは違うと思う。

タスク化しないことがそもそも大前提である。すぐできることはその場でやる、これは仕事の「スピード」と、はたまた「品質向上」に役に立つ。

今決める、をルールにする

今決める、というのは辛いものだ。それはよくわかる。でも、これは能力というよりは習慣によって鍛えることが可能だ。

仕事をしていて、社長業の人は総じて決定が早い。これは能力ではない。その場で決めないと失念するからである。

そして検討したとしても、即断する習慣のある人であれば、一日寝かしたとしても判断はほとんど変わらないのが実情だ。

「明日やろうはバカ野郎」
その場で決める気概を持ち、より洗練された決断ができる人物を、ぜひともこれからのリーダーには目指してほしい。

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