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ChatGPT-3.5による長編小説の生成を考える

はじめに

前回までの記事では、長編小説を生成するためにChatGPTのGPT-4を利用しました。しかし、GPT-4を利用する場合、次のような問題があります。

  1. WEB利用の場合、「ChatGPT Plus」の契約が必要(月額3000円ぐらい)

  2. 「ChatGPT Plus」を契約していても、GPT-4の利用は、3時間ごとに50回メッセージまで…という制限がある

  3. APIで利用する場合、GPT-3.5(turbo)より50倍ぐらい値段が高い

まずは、お金の問題ですよね。
WEB利用を考えている場合ですが…月額3000円は安くないと思います。もし、GPT-3.5とGPT-4が大して機能が変わらないなら、お金をかけてまで「ChatGPT Plus」を契約したくないですよね?
では、どれぐらい差があるのか?気になるかと思いますので、GPT-3.5とGPT-4の能力の差について検証したいと思います。

まずは、「闇の花」を生成したプロンプトと全く同じプロンプトで、GPT-3.5を利用して小説を生成してみたいと思います。どうなるでしょうか?

ChatGPT-3.5 小説
異能の絆 - 冒険者たちの物語

「力を持つ…ということは責任が伴うのです」

1話

物語の始まりは、悠斗がブラック企業の厳しい日々に耐える様子から。しかし、彼の運命は突如として変わり、異世界から現れたセリナとの出会いで始まります。セリナは彼に驚異的な能力を授け、彼らの冒険が幕を開けます。

2話

彼らの冒険は続き、悠斗は自身の能力を向上させ、セリナとの絆が深まります。しかし、異世界にはさまざまな謎と危険が待ち受けており、彼らは次第にそれらに立ち向かうこととなります。

3話

異世界での冒険が進む中、悠斗とセリナは数々の試練に立ち向かい、新たな仲間と出会います。彼らの力は増大し、セリナの魔法と悠斗の勇気が組み合わさり、驚くべき戦いが繰り広げられます。

物語のテーマとして、力を持つことの責任が浮かび上がります。悠斗は自分の変わりゆく役割に向き合い、セリナも彼の成長に影響を与えます。

4話

物語は、悠斗とセリナが新たな仲間たちとの協力を通じて、異世界での冒険を続ける場面から続きます。彼らはさまざまな困難に立ち向かい、絆を深めていきます。

この章では、力と責任のテーマがさらに強調され、仲間たちとの協力が不可欠であることが明らかになります。悠斗は自分の役割を理解し、セリナと共に仲間たちをリーダーシップしていく過程で成長していきます。

5話

物語は、仲間たちとの共同作戦が進行中の場面から続きます。悠斗とセリナは、彼らの力と絆を駆使して、強大な敵に立ち向かいます。しかし、この戦いには予期せぬ展開が待ち受けています。

6話

悠斗とセリナ、そして仲間たちは強大な敵との壮絶な戦いに挑みます。しかし、この戦いの中で、真実が次第に明らかになります。仲間たちの中に裏切り者がいることが判明し、彼らは信頼の危機に直面します。

7話

物語は、裏切り者の正体が明らかになる場面から続きます。仲間たちはその衝撃の事実に直面し、悠斗とセリナの関係にも影響を与えます。

真実が明るみに出たことで、悠斗とセリナは仲間たちとの信頼を取り戻すために団結します。同時に、敵勢力もますます強大になり、新たな試練に立ち向かう覚悟を決めます。

8話

物語は、仲間たちとの再び団結し、敵に立ち向かう場面から続きます。彼らは過去の出来事から学び、更なる力を身につけています。

悠斗とセリナは、裏切り者を許し、仲間たちと共に強大な敵に立ち向かいます。彼らは過去の出来事から得た教訓を生かし、新たな力や戦術を駆使して戦いを繰り広げます。

9話

物語は、敵勢力との最終決戦が始まる場面から続きます。悠斗とセリナ、そして仲間たちは、これまでの成長と絆を駆使して、驚異的な戦いに挑みます。

この章では、物語のテーマである超越と結末が最も際立ちます。読者は悠斗とセリナの運命に注目し、驚きと感動の瞬間が待ち受けていることを感じます。

10話

物語は、敵との壮絶な戦闘が続く中から続きます。悠斗とセリナ、そして仲間たちは、最終的な敵に対抗するために全力を尽くします。彼らの力と絆が最高潮に達します。

この章では、物語のクライマックスが訪れ、読者は悠斗とセリナの運命がどのように展開するのかを熱心に追います。戦闘シーンは緊迫感に満ち、驚きと感動が交錯します。

11話

物語は、壮絶な戦闘がクライマックスに達し、悠斗とセリナ、そして仲間たちは最終的な敵との対決に臨みます。戦いの中で、意外な展開が待ち受けています。

この章では、物語の緊張感がピークに達し、読者は悠斗とセリナの最終的な運命に胸を躍らせます。最終的な敵との対決は壮絶で、驚きと感動の連続です。

12話

最終的な敵との壮絶な戦いが終わり、平和が戻りつつあります。悠斗とセリナ、そして仲間たちは、それぞれの成長と経験を胸に、新たな道へ進む決意を固めます。しかし、彼らを待ち受ける別れの瞬間が訪れます。

この章では、登場人物たちの成長と結末が物語の焦点となり、読者は彼らの未来への期待と別れの感情を共有します。

13話

物語は、最終決戦から平和な日常への移行が始まる場面から続きます。登場人物たちは成長した姿で新たな生活を始め、別れと再会が交錯します。

平和が戻った異世界で、悠斗とセリナ、そして仲間たちはそれぞれの道を歩み始めます。彼らは成長し、過去の出来事から学んだ教訓を胸に、新たな未来に向かって進んでいきます。しかし、別れと再会が待ち受けています。

14話

物語は、登場人物たちの新たな生活が進行中の場面から続きます。彼らはそれぞれの道を歩み、成長し続けています。しかし、再びの別れが迫っています。

この章では、登場人物たちの新たな生活や成長が描かれ、読者は彼らの未来への期待と、再びの別れの切なさを感じます。物語の感動的な結末へ向かう一歩として、読者に深い感情を呼び起こすでしょう。

15話

物語は、登場人物たちの新たな生活が進行し、感動的な再会の瞬間が訪れる場面から続きます。彼らはそれぞれの道を歩み、成長し続けています。そして、再び結ばれる瞬間が近づいています。

この章では、登場人物たちの成長と新たな生活が描かれ、読者は再会の瞬間に胸が高鳴ります。物語の感動的な結末へ向かう最終段階で、読者に深い感情を呼び起こすでしょう。

16話

物語は、再会の瞬間が訪れ、登場人物たちは感動的な再会の場面から始まります。彼らは成長し、新たな絆が生まれ、未来への希望を胸に抱えています。

再会の瞬間は感動的で、登場人物たちは過去の出来事を振り返りつつ、新たな生活を共に歩むことを決意します。彼らの成長と絆が物語の結末に向かって輝きます。

17話

物語は、再会の瞬間から登場人物たちの新たな生活が進行しています。彼らは共に成長し、新たな冒険への希望を抱えながら、未来に向かって歩みます。

再会の瞬間は温かく感動的であり、登場人物たちは絆を深める新たな冒険に向けて準備を進めます。彼らの成長と友情が物語を締めくくる要素となっています。

18話 (最終話)

物語は、登場人物たちの新たな生活が進行し、彼らが未来に向かって歩む中で、感動的な結末に向かいます。彼らは成長し、絆を深め、未知の冒険を迎えます。

最終話では、登場人物たちが新たな冒険に旅立つ場面が描かれます。彼らは過去の出来事から学び、未来への希望と共に新たな一歩を踏み出します。読者は彼らの成長と絆を感じながら、物語が感動的に結末を迎えることに胸を躍らせるでしょう。

(おしまい)

GhatGPT-3.5が生成した小説の考察

大事なことなので、もう一度言いますね…

「闇の花」を生成したプロンプトと「全く同じプロンプト」でGPT-3.5を利用して小説を生成しています!

全く同じなのです。
「あらすじを生成して下さい」みたいな指示は全くしていません。ですが、生成されたものは「あらすじ」ですね…

GPT-4で生成された小説は「闇の花」は下記リンクから読めます。

GPT-3.5での出力を見ると、プロンプトが全く効いてない訳ではないのですが…理解出来ていないプロンプトが多すぎます!
各話のサブタイトルすら出力してくれません!

もちろん、頑張ってGPT-3.5に理解出来るようなプロンプトを書けば少しはマシになるでしょう。しかし、前回の考察で、GPT-4を利用したとしても長編小説を書くのは難しいという結論でした。

そんな中、それより劣ると思われるChatGPT-3.5で、プロンプトを工夫して長編小説を生成するというのは「無駄に時間を浪費するだけ」だと感じます。

もちろん、自分で小説が書ける方については…小説を書くための補助ツールであればGPT-3.5は使えるとは思います。しかし、私のように「全て自動で長編小説を生成して欲しい」という人にとっては、GPT-3.5では圧倒的に能力不足です。

長編小説の生成におけるGPT-4

まず、前提として、ChatGPTを利用して自動で長編小説を書くには、次のいずれかが必要になるのではないかと思います。

  1. ChatGPT Plusを契約する

  2. OpenAI(AzureでもOk)でGPT-4のAPIを利用出来るようにする

お金は当然かかりますが…GPT-4を使う事による時間短縮を考えれば、むしろ安いぐらいに感じます。

無料で使えるGPT-4ベースのBingAI Chatもありますが…こちらはChatGPTではないですし、検索に特化しておりますので、オススメはしません。

さて、月額3000円程度の出費を覚悟したとして…それでも問題が残ります。

  1. 「ChatGPT Plus」を契約していても、GPT-4の利用は、3時間ごとに50回メッセージまで…という制限がある

  2. APIで利用する場合、GPT-3.5(turbo)より50倍ぐらい値段が高い

の2点です。
今までは1回の出力で長編小説を生成してきました。しかし、その方法で生成した2作品を読んで感じた事があります。それは…

「1回の出力では面白い長編小説の生成は難しいのではないか?」

という事です。
恐らく、何度も入力や出力をやり直し、見直して長編小説を生成する必要があるかと思います。
そのように仮定すると「ChatGPT Plus」のGPT-4は3時間ごとに50回メッセージまでの制限がありますので、あっという間に制限をかけられてしまいます。
また、APIの方はお金さえ払えば使い放題ですが…お金を気にせずに使っていると、あっという間に数万レベルの出費となります。

こうなると、凄くお金持ちなら別ですが、全てGPT-4で行うのは得策ではありません。どうしてもGPT-4を使わなくてはいけない作業以外は、コストの安いGPT-3.5にやらせてしまおう…という考え方が必要になります。

GPT-3.5の使いどころについて

では、どのような作業をGPT-3.5にやらせれば良いのでしょうか?これについては、私も分からないのでChatGPTに聞いてみたところ、次のような提案が出力されました。

GPT-3.5は依然として強力な言語モデルであり、GPT-4に比べてコストが低いため、多くのタスクに適しています。以下はGPT-3.5を効率的に使用するための一般的な用途の提案です。

  1. アイデアを考える手伝い:ストーリーやキャラクターについて新しいアイデアをいくつか出してもらいます。

  2. 会話の作成:キャラクターたちの短い会話を作るのを助けてもらいます。

  3. 物語の全体像:ストーリーがどう進んでいくか、大まかなアウトラインを描くのを手伝ってもらいます。

  4. 文章のチェック:すでに書かれた文章のチェックや小さな修正をしてもらいます。

  5. キャラクターの歴史:ストーリーのキャラクターたちの背景や過去のエピソードを考えるのを手伝ってもらいます。

  6. シーンのアイデア:ストーリーの中の一つ一つのシーンや出来事についてのアイデアを出してもらいます。

GPT-3.5を使用して基本的なコンテンツやアイデアを生成した後、GPT-4を利用して詳細な内容、洗練された物語、または特定のセクションを深く掘り下げるのに利用すると、コストを抑えつつ高品質なコンテンツを作成するバランスを取ることができるでしょう。

ChatGPTからの出力は以上です。
この出力内容を参考に、GPT-4とGPT-3.5がお互い役割を持ち、協力しあって長編小説を生成をする事についても、今後考えて実装していきたいと考えております。

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