【検証】『雨の御堂筋』の歌詞通り御堂筋を歩いてみよう
こぉぬか~ 雨降る~ 御堂ォ筋ィ~
……
皆様ごきげんよう。
雨の御堂筋 という曲をご存知かしら。
1971年に発表された欧陽菲菲さんのデビューシングルである。
大阪市の御堂筋を舞台にしたご当地ソングで、歌詞中には本町・いちょう並木・梅田新道・心斎橋などが登場するのだが、
端的に言うと雨が降る夜の御堂筋を「女」が「あなた」を探してひたすら南下するという内容である。ひたすら。
勘のいい大阪人ならこの辺りで分かるかもしれないんだけど
ちょっと待てよと
梅田から心斎橋まで歩いたの???
御堂筋を南北に貫く大阪メトロ御堂筋線では、梅田、淀屋橋、本町、心斎橋と実に3駅分の距離がある。
東京で言うと代々木から渋谷までぐらいの距離になるらしい。歩いたことないから知らんけど。
筆者は初めてこの歌を聞いた時からずっと、実際歩いたらどんな感じなんかなあと疑問に思っていた。
熱い想いに身を焦がした女の脚力、試したろうやないかい。
今回の協力者
2022年4月某日、御堂筋・梅田新道
残念ながら前日にひとしきり降った雨は上がり、曇り空……
高校以来の友人うめ氏の協力の元、2人でボチボチ南下する。
コラそこ、1人で夜歩かなきゃ意味ないとか言わないの!!
本町あたりに
よっしゃわかった。探しに行こな
この時点で本町より北にいることが分かる。
えっ、江坂から歩いてるとかある!?
スタート:梅田新道
いえいえ、いちょう並木、というか御堂筋があるのは大阪駅以南(https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000242811.html より)。
そして歌詞中に"梅田新道" が登場するので、今回はここからスタートです。
かつては大阪駅と大江橋を結ぶ道だったとか。
今は交差点の名前として浸透している。
11:25 大江橋北詰
歌詞では、梅田新道 心斎橋と♪ ……と、一気にぶっ飛ばしてしまうので、ここからは気長に余白を埋めなければならない。
歩き始めて10分ほどで大江橋北詰に到着。
奥の方にチョロっと見えている青緑の屋根は日銀大阪支店旧館。
意外と直ぐに淀屋橋駅付近まで到達してしまった。
11:31 北浜
この辺りから、両側にピカピカのオフィスビル、背後にはタワマンがそびえ立つエリアに突入する。ある意味御堂筋らしいエリアだけど、それにしてもめちゃくちゃサクサク歩いている。というかこの辺は電車乗らなくても梅田から徒歩圏内だということが判明。
11:39 平野町
この辺りでそろぼち疲労が出てくる。
これは普通に健全な散歩では?
11:49 本町
さらに南下し、本町付近を歩いていたら、右手に大きなお寺が見えてきた。
(https://semba-navi.com/1430/)
本願寺津村別院(北御堂)である。
先程までのビジネス街からほんの少し通りの雰囲気が変わった感じ。
せっかくなので入ってみることに。
すると……
おや
あなたは
Say Hello to SHINRAN shounin!
浄土真宗の祖、親鸞聖人が街を見下ろしておられた。でかい。
あれ、ちょっと待てよ
本町あたり、
本町あたりにいるのって
あなたのこと?
あれ、でも
向かいには蓮如上人がいるよ
どっち?
探していたのは
親鸞聖人?
蓮如上人?
…………………
…………
……
結論
11時15分にスタートして、心斎橋に着いたのが13時15分頃。
途中本町で1時間くらいなんやかんやした分を差し引くとだいたい1時間の道のりでした。
普通にいい散歩!!!!!!
〜完〜
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おまけ