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「書けなかったことのなかにこそ、大切なものがある」

ライターが書けなかったこと
カメラマンが撮れなかったもの
のなかにこそ、大切なものがある。

みたいな言葉がずっと頭にあって、
どこかで読んだもののハズなんだけど、
どこで読んだんだろうなぁって、
ここ数年ずーっと考えてるんですね。

まぁわからないんだけど。誰か知ってる人いたら教えてください。

いままでに、書けなかったことはたくさんあります。

物理的に書くことを禁じられることではないんです。
「ここNGなんで」とか、そういうのじゃなくて。
誰も止めないし、書くべきだし、書かないと自分の気持ちも整理つかないんだけど、
でも書きたくないし書けない。そういうやつ。

みんなそういうのってあんのかな。

で、「書けなかったこと」のことをよく考えるんです。
振り返ってみたら、1年以上前にも同じようなこと書いてるnoteあった。
俺だせーな。

で、「書けなかったこと」。
それはだいたい、とても好きなもののこと。

どうしてチャットモンチーを聞かなくなったのか、とか
どうして高橋優さんのライブにいかなくなったのか、とか
そういうやつ。

で、それの最新バージョンが、ぱすぽとベビレなんですけど。
あぁつらい。字面を見るだけでつらい。
考えれば考えるほど、なにも書けないなって。

これはたぶん恋愛なのです。
チャッチーも、優さんも大好きで、取材が毎度楽しくて、
回を重ねるごとに仲良くなってさ、
そしてある日突然会えなくなるのです。

同じくぱすぽもベビレも、大好きだったから。
だから、最後のライブは行かなかった。

愛憎って言葉を最初に作った人は偉大ですよね。
愛は憎しみだし、憎しみは愛なんだなって、最近けっこう本気で思います。

愛しているものについて書くことはいつも躊躇するし、
そこには憎悪に似たドロっとした感情がチラつくし。

だから冒頭の、
「書けなかったことのなかにこそ、大切なものがある」
っていうのは、個人的にすごく刺さるんです。

ぱすぽのことを書こうと思ったら、こんな内容になってしまった。
ぜんぜん予定とちがう。

これからも、書けないことはむりやり言葉にせず、
そのまま大切に、
胸の奥にしまっておこうと思います。


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