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日出町のキヨシ
去年、城下かれいで有名な大分県の日出町(ひじまち)を訪れた時に、高浜虚子の句を発見しました。
このあたりでとれるカレイは海底から湧き出る真水が影響し、味が良いことで有名らしいのですが、高浜虚子が詠んだ句がこちら。
海中に真清水わきて魚育つ
そのまんまじゃん………
高浜虚子レベルになると、ただのつぶやきとかメモも五七五なのか⁈
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![](https://assets.st-note.com/img/1695788503238-uEGyUFfn1b.jpg?width=1200)
「来日」って「来日出町」ってことかな、やっぱ。
七星をささへて松の闇涼し
我為めに松の落ち葉を掻く人か
海中に真清水わきて魚育つ
籐椅子に高崎山の影や来し
別府の灯積み重なりて涼しさよ
日出町(ひじまち)は日出藩の城下町で、高浜虚子の碑がある別府湾沿いの海岸は「城下海岸」と呼ばれています。えらくキレイなところでした。
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まだ20代だったころ、俳句に全く興味がないにもかかわらず、痛く感銘を受けた句があります。
五月雨を集めてはやし最上川
高浜虚子が日出町に来た1920年からさかのぼること231年。1689年に松尾芭蕉が詠んだ句。それにしても風流すぎる。高浜虚子と何か違う気がするけど、ただの好みの問題なのか………
早速メルカリで購入しました。
<おまけ>
俳句じゃなくて神話ですが…いまいち乗り気じゃかった私に友達が送り付けてきた本です。これ、かなりおもしろくてたまに読み返しています。