1歳半の発達の話
我が家の幼獣(ヒト科のオス。さつまいもが好き)が、満を持して二足歩行を開始した。
遅い。
まあそれは良いとして、ある夜急に歩き出した。見ていた親は青天の霹靂である。
しかも歩き方は結構仕上がっており、どう見てもさっき歩き始めましたという感じではない。結構スタスタ歩いている。
実は前から歩けていたのではなかろうか?
やる気がなかっただけで。
1歳児クラスで唯一、ハイハイで移動していた幼獣だが、突然の二足歩行に園の担任だけではなく、同じクラスのママさん達も幼獣を見て「え!?歩いてる!?」となっていた。先週末まで園の先生方から『超高速ハイハイ』と謳われる速度のハイハイで移動していたのが月曜にはスタスタ歩いているのだ。正直親も訳分からん。
まあ、二足歩行に進化したので良しとしよう。
さて、近日1歳半健診が控えている幼獣だが、知的・言語発達の面に関しては正直『?』という感じである。
なにせ一語文が出ていない。いいとこ「ば!(バイバイの意)」くらいである。ママパパ等は言わないし、幼獣の「ままー」は「あっちへ連れて行け」の意味である。
あとはよくわからない喃語をえらく長文で話すようになった程度だ。残念ながら動物言語は履修していないので彼が何を言っているかは分からない。
かと思えば、こちらが言っていることはどうやら理解している部分もある。
飲み物のおかわりがほしければコップを渡してくるし、蓋を開けて欲しいときも渡してくる。絵本を読んでほしければ絵本の角を親に突き刺してくる。
叱られるとムキ顔になれば納得いかずに泣くこともあるので、正直なところ彼とコミュニケーションを取るのはあまり問題になっていない。
ここ最近は道具を使って大人の行動を真似することもあるので、どうやら理解力はそれなりにあるだろうと考えている。
急速に成長しているのが面白いものの、結構大人の行動を見ているので迂闊なことは出来ない。