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1歳半健診の話

我が家の幼獣(ヒト科のオス。1歳7ヶ月)の1歳半健診に行ってきた。

会場は3ヶ月健診と同様に市の保健センターである。
幼獣は慣れない場所に警戒モードだったが、そのうち脱走を試みていた。

1歳半健診の内容は①保健師との問診&発達の確認②計測③小児科&歯科健診④保健師と相談会である。希望者はフッ素塗布も行われた。

そんなわけでまとめ。
①保健師との面談&発達の確認
主に発達について。
内容は積み木とカードによる呼称確認。「わんわんどれ?」という保健師の確認に対して指差しで答えるものである。
警戒モード発令中の幼獣は、母にしがみつき検査どころではなかった。これは想定の範囲内である。
積み木については自分がやってみせた後に幼獣は模倣可能であった。

問題は言語についてだった。
喃語はあるものの、意味のある単語は良いとこ2、3語の幼獣はそこで引っかかった。目安は5〜6語らしい。
絵カードについては幼獣は絵カードを奪い取ったため検査困難。指差しは無理である。

発語が少ない幼獣だが、実はコミュニケーションには今のところ困難さは感じていない。意思表出はジェスチャーなどで行える上に、こちらからの指示理解はある程度できている様子である。
言語理解できてればええんちゃうの?と思うのだがとりあえず2歳頃に保健センターから様子見の電話がくるらしい。

②計測
身長は先月よりも3cm伸びていた。成長曲線的には真ん中より上くらい。体重はあまり変わらず。でもデカイ方。

余談だが、計測コーナーではほぼ全員が泣いていた。泣き方に個性が出ている。うちの幼獣は『咆哮』と言ったほうが正しい野太い雄叫びだった。顔は女子だがそこはやっぱり野郎である。

③小児科&歯科健診
小児科健診の担当医はまさかの幼獣の主治医だった。先月ぶりですね先生。また来月おなしゃす。
そんなこんなで幼獣の左肘に謎のイボが出来ているとの指摘が。特に痛くも痒くもなさそうで、緊急性もないものだが、とりあえず来月の形成外科診察時に診てもらえとのこと。ノリが軽い。

歯科健診は虫歯もなく歯並びも口腔環境も良好との太鼓判が。我が家は比較的緩いのでアイスもお菓子もジュースも飲ませてるんだがあまり影響はしていないようである。
寝る前に歯磨きをしているものの、どちらかといえば歯磨きジェルを食ってる状態だがそれなりに効果はあるようだ。

健診の後フッ素塗布をしてもらった。青りんご味。

④保健師との相談会
やはり内容は言語発達の遅れ、である。
遅れてんのか表出しないだけなのかは判別し難いが、とりあえず健診的には引っかかっているらしい。
「毎日絵本の読み聞かせをせがまれたり、図鑑の指差しに答えててもこれですもんねぇ」と言うと大変困った顔をされた。絵本の読み聞かせは言語発達に影響しないのか?

一応2歳以降やはり言葉が出ない場合の対応については確認しておいた。保健センターで発達相談会を定期的にやっているらしい。そこでは保健師・心理士との面談や、回によっては医師の診察もあるとのこと。
療育へ繋げる際にも一度発達相談会を経由するのを推奨された。まどろっこしいな。


ST自体少ないもんなぁ…と思いつつ1歳半健診は微妙な疲労感とともに終わった。

この日の1歳半健診では幼獣の仲良しの女の子も来ていた。お友達は泣いていたのだが幼獣に会った瞬間それはそれは笑顔になっていたので、普段の彼らの関係性をそこはかとなく垣間見た。

ちなみに、小児科診察や保健師との面談で言葉の遅れの話をした後、さあ終わりましょうといったタイミングで幼獣が手を振りながら「ばいばい!」と言っていたのはなんか面白かった。状況判ってて言ってる?


後日談だが、1歳半健診終了後微妙に発語が増えた。