文豪ごっこ
青空文庫が大好きだ。明治時代、大正時代、昭和初期の文豪と呼ばれる方々の作品を好きなだけ読める。さらに、時間をかけて書き写すことで、作品の呼吸や文字使いのようなものも感じられて楽しい。
文豪ごっこと呼んでいる時間である。原稿用紙と鉛筆、消しゴム、机と青空文庫でセット完了。チャブ台や文机などがあると良かったのだが、パソコンデスクで行うことにしている。
万年筆があったらカッコ良かったのだが、貧乏な我が家にそんな高価なものは無い。きちんと書き写しているつもりでも、間違ってしまうこともあるし、鉛筆なら修正できて便利なのだ。間違えた箇所を探して、消ゴムで消し、正しく書き直す。自分の言葉使いのクセにも出会えて、一石二鳥なところも嬉しい。
青空文庫をのぞいていると、まったく知らなかった作品に出会うことが多々ある。知らない作者とはこんなにいたのかとワクワクする時間だ。本屋さんに行かずとも、こんなにたくさんの作品に触れられるのは、とても幸せなことだと感謝しかない。
青空文庫を運営されている方々、ボランティアで編集をされている方々、ありがとうございます。いつも大感謝です。