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【願いのアストロ】 片腕が強化されるキャラに妙なカッコ良さを感じると気づき、“片腕強化キャラ”を思いつくだけ並べてみることにした
■和久井先生がまさかのジャンプに登場
2024年4月15日発売の週刊少年ジャンプで「願いのアストロ」という漫画の連載がスタートした。「新宿スワン」「東京卍リベンジャーズ」などで知られる和久井健先生の新作だ。
あの和久井先生がジャンプで⁉︎という驚きについて語りたいのはおておき、先生らしさとジャンプらしさがパーフェクトに融合した1話を楽しませてもらった。特にグッときたのは主人公・アストロの(覚醒後の)デザインである。
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考えてみると、私はとてもこのデザインに弱い。“この”とは、片腕が強化されるタイプのだ。というわけで、頭の中の引き出しからパッと出てくる範囲で、私を虜にした「片腕強化キャラ」を思い出してみる(例によってAmazonのリンクはアフィリエイトではありません。賑やかしです)。
■その① 「ARMS」 高槻涼
「力が欲しいか!!」で有名すぎる、「ARMS」の高槻涼が真っ先に思い浮かぶ。スマートなデザインではなく有機物感のある禍々しさ、そしてアンコントローラブルな雰囲気が、私の琴線がダルンダルンになるまで弾き鳴らした。
「ARMS」は、生身の人間や大人がしっかり強くて頼りになるのもとてもよい。
👇皆川先生が、涼と「スプリガン」の御神苗優と、「海王ダンテ」のダンテを描く動画はかっちょ良すぎるので必見です。
■その② 「BLEACH」 チャド(茶渡泰虎)
通称チャド。霊圧が消えたことでネット上ではネタにされがちなキャラクターだが、きちんと「BLEACH」を読んだ人で、チャドを本気でバカにしている人はいないのではなかろうか。その理由の1つは、「腕がカッコいいから」だと割と本気で思っている(もちろん「BLEACH」という作品がとんでもなく面白いといのは前提で)。
「一護が命をかけてるんだ。俺が命をかけるのにそれ以上の理由は必要ない」
チャドは、⭐️との戦いにおいて「巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)」を発現する。漆黒に染まった太い腕に、ファッションブランド・BALLYのコレクションである「トレインスポッティング」のようなラインが入ったデザインは最高にクールだ。これが両腕だったら、当時中学生の私は絶対に興奮しなかった。片腕だからカッコいいのだ。
ちなみに、物語が進むと左腕に「悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)」が発現する。前述の理由で、私はちょっぴりショックだった。さらば片腕のロマン。
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— 久保帯人&スタッフ (@tite_official) April 7, 2024
久保先生作品の本編について毎日クイズを出題!
今日は、本日4/7誕生日の「茶渡泰虎」に関する問題です!
▼答え https://t.co/cTnwNEPtfU
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余談かつあまりにも有名だが、スーパーファン・ほあしさんのブログは少しでもBLEACHが好きなら必見だ。
■その③ 「トライガン」 /「トライガン・マキシマム」 ヴァッシュ・ザ・スタンピード
2023年にリブートアニメが放送されたことでも記憶に新しい「トライガン」。
その主人公・ヴァッシュのA・ARM(エンジェルアーム)も超かっこいい片腕強化だ。ここではっきりしておきたいのだが、別に隻腕が好きなわけではない。
さて、ヴァッシュのエンジェルアームは、白い羽に覆われ、ARMSのジャヴァウォックと同じく強大でアンコントローラブルな存在である。そのデザインからは底知れなさがほとばしっており、数千万人規模の大都市ジュライを消滅させた「ロスト・ジュライ」、月に大穴を穿った「フィフス・ムーン」というドデカい事件が、起こるべくして起こったものだという納得感を産んでいる。エヴァンゲリオン然り、暴走ってかっこいいよね。
新旧ヴァッシュもかっこe!
少年画報社のコミック販促用に描いたやで。色んな所で色んなこすり方してくれると思うので宜しくお願いしますやで。 pic.twitter.com/PXq4SjATc0
— 内藤泰弘/YasuhiroNightow (@nightow) December 10, 2022
そこら中で自慢しているのだが、内藤先生からヴァッシュのイラスト入り色紙をもらったのは一緒の宝物だ。
■その⑤ 「D.Gray-man」アレン・ウォーカー
週刊少年ジャンプ→ジャンプSQ.→ジャンプSQ.RISEと掲載誌を変えながら連載を続けている、“思春期に読むと危ない漫画”として私の中ではおなじみの作品(「BLEACH」や「家庭教師ヒットマンREBORN!」より危険)。
主人公であるアレン・ウォーカーの左手に宿ったイノセンス「十字架(クロス)」、そしてのちに発動した対AKUMA武器「神ノ道化(クラウン・クラウン)」。字面だけで思春期の衝動が思い起こされ、正直今でも惹かれるネーミングだ。
ただ、個人的にグッとくる片腕強化のビジュアルは「十字架」状態のほう。「神ノ道化」はイケすぎている。
■その⑥ 「BLUST!」
「アイシールド21」や「ワンパンマン」の“神作画家”として知られる、村田雄介先生の読み切り作品。単行本への収録はなく、おそらく電子配信もされていないため読み返すことはできないのだが、私の記憶に残る片腕強化だ(掲載誌を取っておけばよかったなあ)。
コミックナタリーによると、2009年の週刊少年ジャンプ22・23合併号に掲載されていたらしい。思い返してみると、高校のバスケ部の部室で読んだ記憶がある。
片腕をビーム砲的なものに改造されてしまった青年が主人公で、センターカラーの青白いビームの表現と、スピード感あふれる戦闘シーンがカッコよかった。確か、主人公はカレーが好物だったような…。
と、ストーリー自体はうろ覚えなのだが、主人公のビジュアルとタイトルはしっかり覚えているあたり、当時から続く私の片腕強化好きさが垣間見える。
片腕がビームといえばロックマン。村田先生が少年時代にロックマンのボスキャラ募集に応募して…という話は有名だが、そこから着想を得た作品なのかもしれない。
■その⑦ 「戦国ARMORS」 明智光秀
“裏切り者”として悪役レッテルを貼られることがほとんどの、明智光秀を主人公に添えたジャンプの意欲作。全2巻で終了してしまったが、当時、そのデザインに私はものすごく惹かれた。
作品の内容はまさに戦国×ARMOR。歴史の教科書に登場するような著名な戦国武将たちが、多種多様な甦土武(ソドム)を装着してバトルを繰り広げる。
主人公の甦土武はゴッツイ手甲・「迦楼羅」。熱を帯びて煙を上げる演出に、高校生の私は唸った。確か、はじめてジャンプのアンケートを投稿したんじゃないかと思う。
結果打ち切りになってしまっているので手放し(片手だけに)でファインプレーとは言い難いのだが、読み切り版では、明智光秀は両手に甦土武を装着していたと記憶している。連載化するにあたり「やっぱ片腕じゃない?」「だよね」なんてやりとりが作者と編集者の間にあったのではなかろうか(知らない)。少なくとも、その変更のおかげで一人の高校生に刺さる作品になった。そして、10年以上経った今でも心に残っている。
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■その⑧ 「寄生獣」 泉新一(ミギー)
これも忘れちゃならない片腕強化。“片腕強化”のかっこよさとして語ることは特にないのだが、外すこともできなかった。これはデザインというより、一心同体のバディのかっこよさということで。
Netflixで公開されている韓国版ドラマもなかなかよかった。原作の完成度と世界観の土台がしっかりしすぎてて、派生作品も全部おもろいのだ。
漫画「寄生獣」のアナザーストーリーである「寄生獣リバーシ」も素晴らしかった。
■その⑨ 「シャーマンキング」麻倉葉
オーバーソウル、かっこいいよねということでトリは「シャーマンキング」の麻倉葉。華奢な葉の体に、でっかいオーバーソウルが映える。
片腕強化感という意味では、「スピリットオブソード」でも「スピリットオブソード白鵠」でもなく、ノーマルのオーバーソウルの状態が好きだ。
作者の武井宏之先生は、ロマンの家に住んでいるので興味がある人はお宅訪問動画を観て欲しい。
■終わりに
なお、「鋼の錬金術師」のエドワード・エルリックは若干私の選考基準から外れているので今回は紹介していない。
それから、BLUST!以上にうろ覚えかつ見返す術もないので外したのは「GALAXY GANGS」の主人公だ。現在「あかね噺」の作画担当としてスマッシュヒットしている馬上鷹将先生が週刊少年ジャンプの「金未来杯」に投稿し、本誌掲載された作品である。
「GALAXY GANGS」が同漫画賞でグランプリを獲ることはなかったが、7つのエントリー作品の中でもっとも私の心を揺らした(いまだに連載として読みたいと思っている)。余談を重ねると、グランプリを取った作品は「幻獣医トテク」。こちらも現在スマッシュヒットしている「夜桜さんちの大作戦」の作者・権平ひつじ先生の作品だ(豊作)。
片腕強化に感じるカッコよさは、「HUNTER×HUNTER」の硬に近い。片腕とそのほか体がアンバランスなほど私に効く。ダダッと思い当たる次第書き殴ってしまったので、ほかにもたくさん片腕強化キャラはいるはずだ。情報求ム。