2021年6月一般質問「人と動物の共生社会」②
6月11日 一般質問のご報告②です。
「人と動物か幸せに暮らすまち おおぶを目指して」
質問項目は写真でご覧くださいね。
制定プロセスでは、獣医師や愛護団体などから意見を聞き、パブリックコメントも行うなど、多くの飼い主に接していて専門性のある方の目線や市民意見を入れていくことを確認。
多頭飼育問題では、飼い主の側に孤立や判断能力の低下等の福祉的ケアが必要であることもご理解いただき、福祉関係機関と連携して対応していく答弁を得ました。
ペットを捨てるのは犯罪だからダメなんだ、だけでなく、生物多様性を脅かすということも、環境教育などの機会をとらえてやっていくとのこと。
長年気がかりだった避難所の課題「連れて避難していいけど、炎天下雨ざらしの校庭に繋いでおいてね」の改善についてだけは、第一答弁では屋外に、とだけだったのですが、再質問の答弁で
「石ヶ瀬・森岡地区での、自主防災会との防災頭上研修の際に、参加者からも、これではかわいそうだとの意見があり、防災会みんなで話し合って軒下に変更した。今後、ほかの地区でも自主防災会のみなさんと見直しを進めていきたい」
やっと動きました!長かった…
災害はいつ起こるかわからないので、早期に進めていただくよう求めました。
ペットを飼っている人向けの「防災ハンドブック」についてだけは慎重な答弁でしたが、条例制定に向けて検討を進める中で考えていただくよう意見としました。万人向けの防災ガイドブックの一部を割いて掲載するより「飼い主向け」を明確に対象にし、わがまちで連れて避難するならこうですよ、と「市の独自情報を盛り込んだもの」を「飼い主さんが我が事として受け取り考える」ことがだいじなのです。
最後の再質問では、「飼っている人だけでなく、そうでない人にも、小さな命を尊重する共生社会の理念を広げていくには」を問い、動物愛護条例が飼い主向けでない地域みんなの条例となりますように。
条例案ができたら議決のため議案になりますが、検討過程では議員は口を出せません。今回の質問が、検討委員会に届きますように。