中川 愛乃さん（ソプラノ歌手・ミュージカル女優）

中川愛乃（なかがわ よしの）。ソプラノ歌手、ミュージカル女優。日本歌曲などの声楽曲から、ミュージカル、ポップス、映画音楽など幅広いジャンルを得意とする。

◆自己紹介（T-ROOM応援・協力メンバー）

皆さま、はじめまして。富山県上市町出身の中川愛乃（なかがわ よしの）です。「愛乃」という名前、なかなか読めないな～と言われることが多いです。「愛＝LOVE」、「乃＝YOU」という意味があって、両親が「あなたを愛しているよ」という意味を込めてつけてくれました。私自身すごく気に入っている名前なので、ぜひこの機会に覚えていってくださいね！

ミュージカル女優に憧れて高校卒業と同時に上京、国立音楽大学の声楽科に入学しました。国立音楽大学では、１，２年次に基礎となる和声や、ソルフェージュ、伊語・独語・仏語ディクション（発音）を学び、３年生になるタイミングでそれぞれの「コース」に分かれてさらに専門的な授業を受けられるのですが、ちょうど私がコース選択を迫られるタイミングで同大学にミュージカルコースが新設されることになり、オーディションを経て１期生になりました。本当に運よく、クラシックとミュージカルを同時に大学で学ぶことができたんです。修了時には、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の主役マリアを演じました。

いよいよ大学を卒業して、本格的に活動するぞ！というタイミングで新型コロナウイルスが流行し、目指していた劇団のオーディションがなくなる等、悔しい思いも経験しながら東京で細々と活動していましたが、体調を崩してしまい、2021年に富山に戻ってきて今に至ります。県内外での演奏や、歌の動画投稿などが最近の主な活動です。

◆富山とわたし

私は、富山県上市町の農家に生まれました。幼いころから家のまわりも、通学路も、見渡すかぎり田んぼ、田んぼ、田んぼ…（笑）東を見れば立山連峰がどーんと一望できるようなところだったので、春は用水の魚を眺め、夏は蛍を探し、秋は稲刈りの終わったはだかの田んぼで走り回り、冬は澄んだ空気の中で星を見上げる。そんな、今思えば贅沢すぎる環境の中で育ちました。
その環境のありがたさに気づいたのは、約6年間の東京生活を経て富山に帰郷してからのことです。張り詰めていたものをフッと弛めてくれるような自然と、心のゆとりと、人の温かさが、富山にはあります。
「富山にはなーんもないちゃ」って、富山のひとたちは口癖のように言いますし、私自身も言ってしまうことはあるのですが、大都会にはない、本当に大事なものがあるということを、胸を張って全国の人に伝えていきたいです。

◆これからのこと

富山に帰ってきて心から感じるのは、人と人とのつながりの強さです。例えば、私の活動について話すと快く応援して下さる方が多かったり、何かを一緒にやりましょうと声をかけてくださったり。正直、東京から帰郷するときはもう音楽を諦める時かと覚悟していたのですが、素敵なご縁のおかげで今もコンサートに出演したりできています。本当に有難いことです。
しんどい時、前を向けなくなってしまった時、たった1曲の音楽に救われることってありますよね。私もいつか、誰かの苦しい夜に寄り添えるような歌を歌いたい。T-ROOMでさまざまな活動をされている方々とつながり、共有し、新たなものを生み出してみたい。富山にもっと芸術の輪を広げていきたい。それが私の今の夢です。

◆主な経歴

国立音楽大学　演奏・創作学科　声楽専修卒業
同時にミュージカルコースを修了
ミュージカル「オズの魔法使い」グリンダ役（2019年）
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」マリア役（2020年）
つるぎ春風コンサート（2020年）
PIECE LIVE（2021年）
酒井宏樹のふるさとコンサート～The Sound of Music～（2022年）
など多数

◆SNS

Instagram https://www.instagram.com/pinopinopinoppi_/
Twitter https://mobile.twitter.com/yoshino_pi
TickTock https://www.tiktok.com/@yoshi_no25?_t=8YbZz0tvDco&_r=1
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