コーチングスクールでの学び(Day1, Day2)
一念発起して新たにコーチングを学ぶことにしました。今回はオンラインではなく、リアルの学校です。4月からエッセンシャルクラスという入門コースを受けていましたが、今月からはいよいよ本格的に学んでいくことになります。年末までの約6ヶ月間、全18日間ありますが、その学びと気付きを書き留めておこうと思います。
コーチングでの心構え
なによりもまず、ロジャースの傾聴3原則。教科書的にはよく知られている通りですが、こんな言葉で表現されていました。
受容:何か伝えたいことがあるんだろうなと思い向き合う
共感:相手の立場に立って相手のことを知りたいと思う
一致:本物であること。自分と相手の心の中で起こっていることに向き合う
傾聴3原則というと、言い古されている面もありますが、やはり奥が深い。自分もまだ分かっているようで分かっていない部分がまだまだあります。そして、コーチングを行う時の心構えが以下の2つです。
①自分はどうなりたいのか
②いい状態になることを知る
この2点を頭に置いて望むことが大事。そして、何より、相手に元気になってもらえる自分になること、それが大切です。
ロジャースは「世の中にある全てのものは2度作られる」と言ったそうです。まず始めにクライアントの頭の中で言語化され、作れられる段階が1つ目。そして、2回目はそれが現実世界へうつり、実際のものとなること、を意味しています。
クライアントのことを観察する
コーチングにおけるエッセンスとも言える大切な問いかけは以下のものに集約できます。
①どういうこと?もうちょっと教えて?
②他には?
③どうして?
④言ってみてどう?
この4つを使いこなせるようになること。それが十分かつ必要条件です。そして、それを受けて、「〇〇っていう理解で合ってる?」と確かめること。コーチが確かめるのではなく、クライアントが確かめる時間にし、言語化することをサポートしていく。
この中でも、「どういうこと?」という質問が最も大切で忘れてはいけない問いかけになります。コーチがいい人でいたいが故に、「なに?」を放棄してはダメ。分かった気にならずに、分かったつもりにならずに、引き出す質問を投げ掛け、クライアントの中にある答えを引き出してあげる、そしてそれを聴いていく。
まだまだ上手くはできませんが、極めて自然に、良い感じで、「どういうこと?」と聴けるようになることが究極の目標になるんでしょうかね。
コーチングの組み立てをシンプルにいうと、
①テーマ・現状 → ②理想(ゴール) → ③行動(アクション)
これらのプロセスを上記の問いかけをしながら進めていきます。
傾聴のゴールとは
傾聴のゴールとは、自己一致すること、という話がありました。認識(思考や捉え方)と、感情も含めた体験(≒言葉になっていない思い)を言語化しコーチもクライアントもピッタリと一致させていく。それが傾聴であり、それを進めていくプロセスがコーチングということなのかと思いました。
傾聴のスタート:コーチの自己一致
傾聴のゴール:クライアントの自己一致
心の負荷を手離す。ある種の信念や思い込みを手離す。そうすると、いい状態でいられる確率が上がっていきます。コーチは”幸せの指針”を持って目の前の人に向き合っていきます。アドラー心理学でいう、1)自己効力感:私はできる、2)共同体感覚:人々は仲間である、という意識を持ってもらい、何等かの行動が取れる、勇気が持てる状態になってもらうこと、なのだと思います。
余談-マインドフルネスについて
これは、余談ではなく、とても重要な話なのですが、途中、マインドフルネスの話や実ワークもありました。最近自己をゆっくり見つめ、いろんなものを手離すために、マインドフルネスや瞑想に関心が高まっていたので、思いがけず非常に有意義でした。詳しくはまた別の機会にしようかと思いますが、「呼吸に意識を向け、感じ、観察する」ことがまず出発点かと感じています。習慣化するために教えていただいた4つのポイント、1)ちゃんとやらない、2)時間をとらない、3)効果を気にしない、4)最後までやらない、を意識して続けていこうと思います。
「人生の質はコミュニケーション」
途中、印象的な言葉がありました。「人生の質はコミュニケーション」「最後は全てコミュニケーションで決まる」と。なるほどなあ、と感じたのと、まずはそこから変えてみよう、変えていこうと思いました。そして、半年後に自身の半径5mの周りから自分のコミュニケーションを起点にして周囲の人やチームを笑顔に、幸せにしていくことを目標にしようと思います。
まずは初回週が無事終わりました。学ぶことも多くあり、出会う人達、仲間もたくさんいます。これからの半年間どんなことがあるか刺激的でワクワクした気持ちですが、自分のペースを守りながら、”ねばならない”思考を適度に手離しつつ、楽しみながら学んでいきたいと思います。
学んでいるのはここ。