TOKIWA Lab.2021 採択社インタビュー #2 MANAKABURA
こんにちは、株式会社トキワインターン生の高橋です。
株式会社トキワが開催するアクセラレータープログラム・TOKIWA Lab.は2021年度の開催で第2回目を迎え、昨年11月に2社を採択いたしました。TOKIWA Lab.は、新規事業者の育成を目的に発足し、化粧品OEM企業としての強みを生かして製品の開発から販路開拓までをサポートするプログラムです。
今回は、そんなTOKIWA Lab.2021の採択社のひとつである、MANAKABURAの成田梨沙さんにお話を伺いました。目元を中心とした施術を行うアイリストとしての視点などから、共創プランに迫ります。
インタビュイーである成田梨沙さんのプロフィールはこちら▼
成田梨沙・なりたりさ
高校卒業後すぐに美容室へ入社し、働きながら美容学校へ通う。その後、営業職を経てアイリストへ転向。美容業界に携わること19年、アイリストになってから14年。2011年からNYで活動を始め、日本のブランドを世界へ広めたいという希望を持つように。帰国後、2015年にマレーシアでの日本アイラッシュブランド立ち上げを行う。2021年10月より、目元専門店「眍(まなかぶら)」をオープン。
——TOKIWA Lab.を知ったきっかけ、参加されたきっかけを教えてください
成田:コンサルの方に、化粧品会社がアクセラレータープログラムをやっているということを教えてもらったのがきっかけでした。
——ご自分でブランドを立ち上げて商品を売りたいという願望はもともとお持ちだったんですか?
成田:はい、小学生のときから持っていました。小学生のときに初めて買った雑誌がELLEで、その表紙に携わってたメイクさんがシュウウエムラだったんですね。まだシュウウエムラという人がどんな人かわからなかったんですけど、日本人がこの雑誌の表紙を飾っているのを見て、すごいと思ったんです。なおかつその人が自分の名前で商品を出してるっていうのを知って。
元々はCHANELなどのブランドに興味があったんですけど、その「シュウウエムラ」という名前をずっと覚えていて、化粧品・美容系にいこうってシフトチェンジしたっていう感じです。
——小学生の頃から美容に興味をお持ちだったんですね
成田:興味はあったんですけれど、私はスポーツ少女だったので、メイクとか何もしてなかったです。メイクに興味がないわけじゃないんですけれど、自分が大人になったらやろう、今はやるべきことじゃないと感じていて、小さいときにやろうとは思わなかった。
——それが今に繋がっているの、すごく素敵ですね! 次の質問なのですが、TOKIWA Lab.サポートのどういった部分に一番魅力を感じていらっしゃるのかをお伺いしてもよろしいですか?
成田:8月16日が応募の締め切りだったんですけれど、TOKIWA Lab.を知ったのが8月2日ぐらいだったんです。締め切りまであと2週間という時期だったので、最初、内容自体はあまりわかっていなくて。審査が進んで、途中から金井さん((株式会社トキワ代表取締役社長・金井)に説明してもらったりとか、いろいろお話を伺ったりとかして、こんなにバックアップがあるんだって驚きました。商品を作るだけじゃなくて、普通の生活してたら会えないような方々にお会いできたり、お話できるチャンスをいただけたりしたことが一番の魅力かなと思います。
——ありがとうございます。応募の締め切りまでの時間がかなり短いものだったというお話でしたが、その短い期間でどのように準備を進めていったのか教えてください
成田:プレゼンやピッチの資料は一切やったことなかったので、最初に作っていたときは、何を書いていいかもわからなかったんです。とりあえずCrewwの記入欄を自分の思いでいっぱいにしようと思って、締め切り前最後の2日ぐらいで、バーッて想いだけをとりあえず入れました。あとは、とりあえず予選通過してから決めるかみたいな感じでした(笑)
——本プログラムが提供している価値観のどういった部分に共感していただけたのかお伺いしてもよろしいですか?
成田:海外でもスタートアップとかに対する投資をするエンジェルなどがいろいろいると思うんですが、そういったことが私の目の前では起きていて。実際に援助を受けている人はあまりいなかったんですけれど、名前は何となく知っていて。
それを現実的にやっている会社があるっていうことが魅力だなと思って。トキワ自体は大きい会社だと思うんですけど、どんどん発掘していくというのをやっていて、それがすごいなって。
——本プログラムの審査を受けていく上で、困難だったことはありましたか?
成田:美容業界にいると、パワーポイントとかのツールについて、使い方は調べればわかるんですけれど、ピッチやプレゼン資料は、どういった言葉を使うべきか、何を持っていったらいいかっていうのがわかりにくいと思うんです。
自分が考えていることを、内容として資料に落とし込むのも難しいのに、資料のなかに何を入れるべきかがわからなくて。そういうことがわかれば、もっと細かく資料とかも作れた、作りやすかったのかなと思いました。私はGoogleとYouTubeにお世話になったので、頑張ればできるかなとは思うんですけど、それがすごく大変でした。
——今回TOKIWA Lab.で採択されたビジネス案について簡単にご説明いただけますか?
成田:サステナブルは、化粧品業界でかなり課題になっているものなので、地球規模での課題だと思うんですが、誰でも使えるような化粧品を作りたいっていうのがまず一つと、自分が一番得意とする分野・施術について、自分の手に代わる商品があればいいなっていう思いを、眉に関する商品として世に出せたらいいなという点から案を考えました。
——これから徐々に共創プランが始まっていきますが、意気込みを教えていただけますか?
成田:頑張るとか、そういう言葉はあまり得意ではないのですが、いろんな人の力を借りてこれから商品化していくと思うので、自分の力を出せる商品にできるように、しっかりと取り組んでいきたいです。
私は美容系なので、お客様一人一人からありがとうございますって言ってもらえて、私からも直接言える職業なんです。でも商品になると、ドラッグストアをはじめとした化粧品を販売しているところで買えるものなので、作り手や買い手のありがとうは伝わりにくいんじゃないかなと思います。なので、いろんな人が携わってくれるということにしっかり感謝を持ってつくっていきたいなって思います。
——ありがとうございます。最後の質問になりますが、今年もTOKIWA Lab.が開催予定でして、そちらに参加されたい方、もしくは参加を検討されている方に対してアドバイスやメッセージをいただけますか?
成田:ちょうど今日SNSでトキワのことを書いて、それとも繋がるかと思いますが、TOKIWA Lab.に限らず、自分が変わるのも、自分を変えられるのも、人生を変えたりもそうだと思うんですけれど、なにかの一歩だと思うので、まず出てみたらいいんじゃないかなって。出る側からすると、なにかを変える一歩のきっかけになるプログラム・イベントだと思います。学生じゃなくてもそうですし、新しいことをすることで見えてくることがあると思うので。
予選突破できたら、金井さんには会えると思うので、それだけでもかなりパワーがあると思います。ZOOMの中でもかなりパワーがあったので(笑)
それをきっかけとして、自分の価値観を変えられる・変わりたい人であれば変われると思いますし、2022年はまだコロナ禍が続いてると思うので、世の中の人たち、美容業界とかでもいろんなものが溜まってると思うので、ある種の気持ちをぶつけるところとして出てみるといいと思います。
——本日はお忙しいなか、大変興味深いお話をありがとうございました
株式会社トキワが開催するアクセラレータープログラム・TOKIWA Lab.は、2022年度も開催を予定しております。詳しい情報は、トキワの公式HPやSNSにて発信していきますので、ぜひご確認ください。
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