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お受験で大事な「しりとり」リンゴゴリラはダメ!?私立小学校受験用にブラッシュアップする方法!
お受験で「しりとり」は頻出問題です。
ひらがなで書かれることはなく、すべては絵で出題され「しりとり」のルールに沿ってスタート地点からゴールにたどり着けるように、絵を選択していく方法です。
年中さん、年長さんになると「しりとり」は遊びの一環として行われるのが自然の流れです。
りんご→ごりら→ラッパ→パイナップル→ルビー・・・
定番の流れです。
しかし、小学校お受験のための「しりとり」を考えた時に、定番の流れでは合格の波に乗り遅れる可能性があります。
お受験の「しりとり」には特徴があります。
まずこの絵を見てください。
私の手書きのため、見難い点、下手な点はご容赦いただきたいのですが、お受験しりとりの特徴は盛り込んであります。
パット見て感じることはありますでしょうか?
ルールは、
☆をスタートとして○までしりとりをつないでいきます。
下駄→タケノコ→コマ→マイク→クワ→輪投げ
これが正解の流れになりますが、下駄もクワも日常生活では現代の子が触れないものばかりです。
タケノコに至っては、皮のままなので、普段見ることのない形です。
今回の「しりとり」正解ルートには入れていませんが、足袋は家族で着物を着る機会がなければなかなか知ることのできないものです。
メダカも名前は知っていても、観察していないとメダカの特徴を知ることが出来ません。
お受験の「しりとり」は語彙力をためされている!
・いかに物の名前を知っているか。
・昔話などの読み聞かせで出てくる言葉を覚えているか。
・知的好奇心がどのくらいあるか。
などを見られているのが私立小学校受験の「しりとり」なのです。
お受験用の「しりとり」を学ぼうと思ったら、いつものボギャブラリーから脱却する必要があります。
そんな時に活用してほしいのがしりとり用のカードです。
いつも使わない言葉を取り入れることが出来ます。
昔話からワードをチョイスしよう!
お受験のために読み聞かせが推奨されている定番の昔話がいくつかあります。
・桃太郎
・さるかに合戦
・かぐや姫
・かさじぞう
・ねずみの嫁入り
・一寸法師
・おむすびころりん
・こぶとりじいさん
・はなさかじいさん
・赤ずきん
・つるのおんがえし
などです。
こちらから、一癖あるワードを抜き取って、その言葉から「しりとり」を始めます。
一緒に本を読んで、ゲームのようにスタートの言葉を決めて、「しりとり」をすると子供に定着しやすくなります。
昔話から抜き出して「しりとり」をしよう!
臼(うす)、杵(きね)、おむすび、機織り機、着物、蓑(みの)、笠(かさ)、洗濯板、ずきん
少し抜き出しただけでもこんなにもたくさんの普段の生活では触れない言葉が出てきます。
5W1Hトレーニングをやろう!
「しりとり」の総仕上げとしてさらに一歩進んでやってほしいのが5W1Hトレーニングです。
5W1Hとは
「誰がどこでいつ何をなぜどうやって」のことを示します。
①誰が何が・・・・私が、僕が、先生が
②どこで・・・・・スイミングで、幼稚園で、砂場で
③いつ・・・・・・昨日、お正月に、今朝、
④何を・・・・・・おもちゃを、帽子を、おかしを
⑤なぜ・・・・・・お友達にどうぞできなかったから、泣いてしまったから
⑥どうやって・・・一緒に遊んでいて、スコップを使って、手をつないで
これを続けることで「しりとり」の語彙力は確実に増えていきますし、文章で話をすることを覚えていきます。
結果的には面接での受け答えにもつながっていきます。
毎日の遊びがお受験につながっていく良い例が「しりとり」ですね。
楽しみながら小学校お受験に臨みましょう!