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Lesson2(GoogleColabではじめるPython)-変数とデータ型-


前回のレッスン【Lesson1(GoogleColabではじめるPython)】に引き続き、今回は変数とデータ型についてのレッスンとなります。実際に手を動かしながらプログラミングを行うことが近道です!ぜひ実践しましょう!

レッスンの構成は以下のとおりです。前回の内容をもとに作成しておりますので、分からない部分に関してはこれまでのレッスンを参照してください。


Lesson1: Pythonとは?GoogleColaboratoryの使い方
Lesson2: 変数とデータ型(今回)
Lesson3: 演算子と制御構造
Lesson4: コレクション
Lesson5: 関数とモジュール
Lesson6: 文字列とファイル操作
Lesson7: クラスとオブジェクト指向


変数とデータ型

変数とは

プログラミングで使うデータを保存するための箱のようなもの。

変数には名前をつけることができ、名前を使ってデータにアクセスしたり操作したりできます。


変数には、数値や文字列など様々な種類のデータを入れることができます。変数にデータを入れることを代入と呼びます。代入には「=」記号を使います。
例えば、

x = 10

と書くと、変数xに数値の10を代入します。
(数学のイコールとは意味が異なる点に気をつけてください)

変数xに10を代入

変数に代入されたデータは、後から変更することもできます。

x = x + 1

と書くと、変数xに入っているデータに1を足したものを再び変数xに代入します。

xに1を足したものをxに代入。この場合、xは11になっています

変数名はxだけでなくy,z,count,numなど、様々な名称に設定できます。
変数名は一定の規則があります(0nameなど数が先頭にあってはいけない等)

詳しくはGoogle検索等で「変数名の規則 Python」で調べることができます。
最初の段階ではシンプルな名称で変数名で作成できれば大丈夫です!


(ハンズオン1)実際に動かしてみましょう!

Lesson1で行ったノートブックを開きます。ファイル一覧が表示されますので、一覧の先頭にあるファイルが最新のものになります。

変数xに10を代入する

xに10を代入(前回のprint("Hello World!!")は削除してあります)

実行ボタンを押してみましょう。
この段階ではまだ何も表示されません。

xに代入されている値を表示するためにはLesson1で扱ったprint文を使用します

このようにprint(変数名)とすることで変数の値を表示することができます。

つづいてx=x+1を実行しましょう

10が代入されているxに対して1を足したものをxに代入したので、xには11が入ります。

数値を変えて試してみることで、より仕組みがわかりますよ!


データ型とは

データ型とは、プログラミングで扱うデータの種類のことです

Pythonでは、以下のような主なデータ型があります。

データ型の種類 まずはintとstrの違いが理解できればOKです!

データ型を調べる方法-type関数-

type関数を用いることによってオブジェクト(変数や値のこと)のデータ型を調べることができます。実際にプログラムを動かして確認してみましょう。


(ハンズオン2)実際に動かしてみましょう!

変数xに10を代入しtype関数でデータ型を表示してみます。

変数xには整数である10が代入されています。データ型はint型であることがわかります。

今度は変数xに小数3.14を代入し、type関数でデータ型を調べて見ましょう。

3.14は小数ですから、float型となります。

さらに、変数xに"Hello"を代入してtype関数でデータ型を調べてみます。

"Hello"は文字列ですのでstr型であることがわかります。


データ型の変換

データ型の変換とは、あるデータ型のデータを別のデータ型に変換することです。Pythonでは、以下のような関数を使ってデータ型の変換ができます。

int()
数値や文字列を整数に変換します。例えば、int(3.14)は3になります。int("10")も10になります。

float()
数値や文字列を小数に変換します。例えば、float(3)は3.0になります。float("3.14")も3.14になります。

str()
任意のデータを文字列に変換します。例えば、str(10)は"10"になります。


(ハンズオン3)実際に動かしてみましょう!

変数xに文字列の3を代入してみます。文字としての3ですので見た目は同じでも意味が異なります。詳細は次回のレッスンで紹介します。

当然、文字列の3を代入しましたのでデータ型はstr型であることがわかります。

以下のようにx=int(x)とコードを追加します。
これはxに代入されている値をint型にするという意味です。

intすなわち整数としての3に変換されました。

今度は数値3.14で試してみましょう。

3.14は小数なのでfloat型ですが、x=int(x)によりint型である整数に変換されます。
結果、整数部分である3となります。

int(x)は小数の整数部分を取り出したいときなどに用います(小数の切り捨て)。


いかがでしたか?

データ型の変換は、データを操作したり比較したりするときに便利です。例えば、文字列で入力された数値を計算するときや、リストやタプルの要素を辞書や集合で管理するときなどです。ただし、すべてのデータ型が別のデータ型に変換できるわけではありません。

例えば、文字列が数値として有効でない場合などです。そのような場合は、エラーが発生しますので注意してください。


以上が第2回のレッスンです。実践編としてクイズも用意しました。力試しとしてぜひチャレンジしてみてください!
第3回では、演算子や条件分岐、繰り返し処理などの基本的なプログラミングを実践を交えながら学びます。お楽しみに!

マガジンにてまとめています↓

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