ドラマ・映画ロケ地巡り【休職期間中の活動②】
前回↓
ロケ地に行くことでしか得られない感慨
MVであったり、ドラマであったり、その撮影地やモチーフになった場所に行ってみるというのは、その作品を理解する上で非常に有益である。「あっ、ここがあの作品で出てきた坂じゃん」「あ、ここがめちゃくちゃ物語のキーなんだよな」という感動を通じて得られるものは、その作品への想いにとどまらず、視聴していた時の自分の境遇を思い返すことによる郷愁だったりもする。
ドラマの舞台を歩く際に特におすすめなのが、サウンドトラックを聴きながら歩くことだ。さながら登場人物の一人のような感覚に没入でき、ロケ地巡りの感動もひとしおになる。
また、ロケ地訪問では以下の「ドラマロケ地案内」のサイトに大変お世話になったので、リンクを掲載する。
(以下、坂元裕二作品を愛好するあまり、坂元裕二作品の話ばかりをしますが悪しからず)
中目黒への憧れ〜『最高の離婚』〜
坂元裕二作品との出会いは『最高の離婚』であった。当時中学生の自分にとっては少し大人な内容でもあったが、なかなか見ないカメラワークとコミカルなフレーズや場面展開にどんどん引き込まれていたことを思い出す。最近になってFODに入り全話を見返したが、大人になった今だからこそ噛み締められるセリフも数多くあり、今この時に見返せたことを幸運に思う。
この作品の舞台は中目黒で、目黒川沿いの道路や橋が作中に多く登場する。東京に越してくる前には憧れの地であった中目黒も、今となっては気軽に訪問できる土地となり非常に喜ばしい。
京王線沿線の慕情〜『花束みたいな恋をした』〜
休職期間に暇ができたので、『花束みたいな恋をした』をようやく見た。公開当時から気になってはいたのだが、忙しくしていたりして映画を見る状況にないな、と思っているうちに公開期間を逃してしまった。これもまた坂元裕二作品。
この作品では、明大前、調布、飛田給など、京王線沿線の街がたびたび登場する。休職期間でせっかく時間もあったので、巡ってみることにした。
世田谷代田という土地に脚光を浴びせる妙〜『silent』〜
これもまた休職で暇ができたからこそ見れた作品。脚本の生方美久さんは坂元裕二さんの作品に影響を受けていらっしゃるらしく、自分の好きな系統の作品であった。作品の内容や感想についても気が向いたら書こうと思う。実際に作中で出てくる土地を歩いてみて改めて感じられたのは、世田谷代田という小さな駅でここまで印象深いものを与えられる脚本、演出の方々のプロデュース力の高さである。
「坂の多い街」雪が谷大塚〜『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』〜
これもまた坂元裕二作品。作中で「坂の多い街」とキャストが語るように、実際に歩いてみると坂が多い。