
冷たいアップルパイ
今このnoteをドトールで書いている。
2時間以上は時間を潰さないとダメだったのでアイスコーヒーだけもなぁと思い、個包装されたアップルパイを店員さんに渡した。
「温めましょうか?」と言われて僕は「そのままで大丈夫です」と答えたので当たり前だけど、冷たいアップルパイを食べて「温めたらもっと美味しかったんだろうな」と思った。
昔からそうだ。
相手のご厚意に甘えることがなかなか出来ない。
今回の場合は接客の一部だからご厚意ではないのだけど会話の流れは大体一緒。
後ろにお客さんが並んでたわけでも、混雑してて忙しそうとか無愛想に言われたからとかなんでもなく普通の接客でこちらが気を使う状況でもないのに断ってしまう。
「ちょっと食べる?」
「うち泊まっていきーや」
「なんか買ってあげよか」
「手伝おか?」
全部「大丈夫です」で返してきた割合が高いと思う。
なんか申し訳ないとか、迷惑かけてる気がするとか、僕なんかにみたいな気持ちももちろんあるけど多分分かった気がする。
ほんとに自分でも残念な人間だと思うけど貸しを作りたくないんだと思う。
こんなに色々してあげたのに何にもお返しないやんって思われる道の一歩目な気がする。
僕は気がきく性格ではないのでのちにとやかく言われる可能性を減らしておきたい。
ある種自分を守るための処世術的なとこがある。ただ親に対してもこういうスタイルだから根の性格もあると思う。
でもここ数年くらいでやっと「いいんですか!」とか「お願いします」とか「ありがとうございます」って言えるようになってきた。
これはかなり意識しているからだ。
自分が好意のある人に断られた時に寂しい気がしたこともあるし、受け入れた時になぜか喜んでくれることに気付いたから。
それにしてもこの席は冷房が直撃すぎる本当にアップルパイを温めて貰えばよかった。
次は「冷房の温度あげてもらえますか」これを言えるようにもならないと。
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