8パックバトル優勝記録
先日行われた8パックバトルにて、初当選ながら優勝することができた。
自分の忘備録もかねて、当日の様子・パック開封・デッキ作成・実際の対戦の様子を記録する。
1.イベント参加前
この日は、メモリアルパックの発売記念イベントが開かれていた。
自分は15:00から8パックバトルだったため、朝一の10:30からのイベントに応募し、当選することができた。イベントを終え、無事にボックスを確保し、8パックバトルの開催店舗に向かう。
2.イベント開始直前
店舗でのチェックインを終え、ショーケースを見ながら待っていると、参加者の点呼および座席指定が始まった。席に座り、8パック分購入のレシートを確認してもらい、リーダールフィとパックが参加者に配られる。注意事項を説明の後、一斉にパックを開封する。すべて開封した直後に枚数確認のため、一人ずつカード全体の写真をタブレットで撮影する。そうしてようやくデッキ作成に移る。
3.デッキ作成
デッキの作成は、個々のカードに割り振られているカード番号(OP06-000)をシートに記載して行う。必要項目は、カード番号・カード名・使用枚数である。ここで故意にしろ不注意にしろ不備があると、失格になる。一度提出したシートは変更不可である。
(最近の8パックバトルでは不正が横行しているらしい。)
イベント初参加ということもあって、事前準備は怠らない。8パックバトル向けの6弾カードの個別評価noteや、基本戦術noteを事前に読み込んできた。
(参考にさせていただきました、ありがとうございました。)
以下、当日の開封状況と、作成したデッキリストである。
8パック全カードリスト
こちらが、8パック開封後の私のカードリストである。
ここからリーダー、ドンカードを除くと30枚になるようにデッキを作成していく。
デッキ作成
事前にスリーブを31枚用意しておき、開始の合図とともに採用カードをスリーブに入れていく。
実際のところは、不採用カードを17枚選ぶといったほうが適切かもしれない。
完成したデッキがこちらである。
【デッキリスト】
1コスト
アイサ
2コスト
モンキー・D・ルフィ
ゼオ
ハモンド
ハグワール・D・サウロ 2枚
バトラー伯爵
風のジゴロウ
ケルベロス
3コスト
クザン 2枚
カマキリ
ゲンボウ
雷ぞう
4コスト
お前じゃ退屈凌ぎにもなりゃしねェ!
ヴィンスモーク・レイジュ
ローラ 2枚
排撃
5コスト
エンポリオ・イワンコフ
つる
モンキー・D・ガープ
エルドラゴ
光月モモの助
傳ジロー 2枚
6コスト
ガスパーデ
ワダツミ
7コスト
ボルサリーノ
8コスト
ヴィンスモーク・ジャッジ
計30枚
採用カード詳細
・2000カウンター 3枚
枚数が心もとないが、その他のカードパワーで押し切りたいところ。
3枚も出るだけ感謝したい。
・2コスト3000キャラ 5枚
後手1ターン目に出す可能性があるが、ほぼ1000カウンター。
・2コスト2000ブロッカー 2枚
終盤にポン置きすると相手のリーサルをずらすことができて強い。構築戦では1ターンもたず除去orレストにされることが多いが、8パックバトルではそうはいかない。相手の7000以上のアタックをブロッカーに吸わすことができればかなり得をする。1000カウンターもついており、腐るタイミングがない。4コストアブサロム、5コストサカズキ(たまにカマキリ)はやめてほしい。
・3コスト5000、4コスト6000、5コスト7000、6コスト8000バニラカード
フル採用。
特に3コストクザンはバニラではないが、スタッツが5000ありながら手札の入れ替えができ、後半のパワーカードを探すのに役立つ。
・トリガーキャラクター(雷ぞう、カマキリ、傳ジロー)
フル採用。
特に、雷ぞうor傳ジロー+モモの助のコンボが単純に強い。
モモの助とセットで引けたことに感謝。
あまりないとは思うが、トリガーを発動させるために相手のライフ枚数には気を付けよう。
・SRカード(レイジュ、モモの助、ボルサリーノ、ジャッジ)
カードパワーが段違いである。当然採用。
5弾からの刺客である7コストボルサリーノは、登場できれば物凄いテンポアドバンテージとボードアドバンテージを生み出すバケモノ。
8コストジャッジは他に入れたいものが特になかった(入れるとしたら低コスト1000カウンター)ため採用。ガスパーデ、ワダツミの下位互換。一度も出ることはなかった。
・4コストRイベントは、相手の盤面を除去できる=自分のライフが守りやすくなるため採用。どちらも相手のブロッカーを処理できるため最後の詰めにも使える。
デッキの内訳は、1000カウンター16枚、2000カウンター3枚、カウンターレス11枚。
不採用カード
・ラチェット、コゼット、ラキ
一度も登場させることのない1コスト1000カウンター。登場させるとセルフハンデス。不採用カードの中ではまだマシな方。
・ヨンジ、タララン、コウシロウ、ゼフ、リリーカーネーション
1000カウンター。タラランよりかはサウロの方が使えるかもしれないと思いサウロを2枚選んだが、サウロ自身もリストの30番目くらいの立ち位置である。むしろタラランを出すとデッキの情報(カウンターの落ち具合など)が相手にばれてしまうため出さない方が良いと思う。ゼフは2-3000の下位互換。
・オーズ
1000カウンターすらついていない。セルフハンデスカード。
・スリラーパーク、ジェルマ王国、ジェルマ66
セルフハンデスカード。
・女の涙、ホワイトスネーク、影の集合地
実ははじめにホワイトスネークを入れていたが、2ドン構えるならばキャラorリーダーに2ドン付与してアタックしたほうが良いのでは?0コストの1000カウンターを入れた方が安定するのでは?と考え不採用。2ドン構えることと1000カウンター+1ドローは釣り合っていない。イベントカードは相当カードパワー(主に除去)がないと入らないと気付く。
・方舟ノア
バンダーデッケンとならば入れても良いかもしれない。
メインで使用の場合、大体は相手のアタックできるキャラはこちらをアタックしているはず、つまりレスト状態になっているため使う意義が薄い。
トリガーからめくる自信のある猛者はお使いください。
今回の引きはかなり上振れたためデッキの採用カードに悩むことはなかった。おそらく自分以外でこのリストが配られても、カードプールとカードパワーを把握していればほぼ同じデッキリストになると思う。
デッキ作成時間は、スリーブ入れとシート記入も込みで30分。25分くらいで記入まで終わったため、残り時間をシャッフル→5枚引きマリガン判断の練習とカウンター枚数の確認作業に使う。制限時間終了後、シートを回収し、対戦組み合わせが発表される。
4.対戦開始
当日行った4回の対戦を、覚えている範囲で振り返っていく。
(もし当日対戦された方がこの記事をご覧になっており、内容が異なっている場合は下記にご連絡ください。修正します。)
https://twitter.com/nakashi_jima11
ドンの割り振り、キャラへのアタックの記載がない限り、リーダーは毎ターン5000で相手リーダーにアタックしているものとする。
1回戦
じゃんけん勝ち。先攻。
初手は2000カウンター2枚、3コストクザン、モモの助、傳ジロー。
当然のキープ。
自分1ドン パス
相手2ドン 2コストハモンド(2000ブロッカー)
自分3ドン 3コストクザンで手札入れ替え。お前じゃ退屈しのぎにも…と1000カウンターを引き、欲しかったが他が強いためそのまま下に送る。
相手4ドン 4コストプリンで強制マリガン。
このとき、手札には5コストモモの助、傳ジローがあり、5コスト傳ジロー→モモの助でライフ埋めの動きが見えていたが、見事に崩された。
しかし、5枚引き直しで再度モモの助は引くことができた。
自分5ドン クザンとリーダーで相手アタック 相手ハモンドで1体ブロック 5コストモモの助登場
相手6ドン リーダーに1ドン付与6000でリーダーアタック 5コストワイパー(5-7000キャラ)登場
自分7ドン クザン・リーダー・モモの助でリーダーアタック 4コスト排撃でワイパーKO+3コストケンボウ(3-5000キャラ)登場
かなりのテンポアドバンテージを取ることに成功。
相手8ドン プリンに1ドン付与5000、リーダー2ドン付与7000でアタック 4コストホグバックで、カウンターとして切ったシンドリーをトラッシュから回収
自分9ドン クザン1ドン付与6000プリンアタック、リーダー1ドン付与6000・モモの助6000でリーダーアタック 7コストボルサリーノでホグバックをデッキ下送り
ボルサリーノ強すぎ。
相手10ドン 10コストシャンクスでボルサリーノKO
その後、3コストイベント矢武鮫でキャラが2面取られるも、すでに相手のライフは1で、モモの助とリーダーで押し切って勝ち。
2回戦
じゃんけん負け。後攻。
相手1ドン 方舟マクシムを置く
自分2ドン パス
相手3ドン 3コストクザンで手札入れ替え
自分4ドン リーダーに1ドン付与6000アタック 3コストクザンで手札入れ替え
相手5ドン リーダーに1ドン付与6000アタック 4コストイヌアラシ登場
自分6ドン クザン5000、リーダーに1ドン付与6000でアタック
5コストで傳ジロー登場
相手7ドン イヌアラシに2ドン付与7000アタック・効果発動で自分ライフが3だったためクザンKO、
リーダーに1ドン付与6000でアタック 残り4コストでケルベロス+ハモンド登場
自分8ドン リーダーでイヌアラシにアタック ケルベロスでブロック
ここで手札にあった3コストカマキリを出し、方舟マクシムを除去しながら、ブロッカーを除去することに成功。傳ジローでイヌアラシアタックKO、5コストモモの助で傳ジローをライフに埋める
相手9ドン リーダーに1ドン付与6000でアタック→傳ジロートリガー
ガープ(5-7000効果持ち)+3-5000キャラ登場
自分10ドン リーダー、傳ジロー、モモの助で相手アタック 4コスト排撃で5コストガープKO、4コストローラ、2コストハモンド登場
相手10ドン 7ドンゼファーでハモンドKO、リーダーに3ドン付与で8000でモモの助アタック 3000カウンターを切る
→前のターンに、4コスト排撃+6コストワダツミの動きをしたほうがよかった。無理にキャラを2面展開する必要はなかったと振り返る。
その後は、6コストブルックでローラがトラッシュに送られるも、トリガーした傳ジロー、モモの助、リーダーで押し切って勝ち。
3回戦
じゃんけん負け。後攻。
初手を見ると、4コストレイジュ(パラレル)、傳ジロー、モモの助、7コストボルサリーノ、2000カウンターであった。
カウンターに不安があるが、パワーカードが押し寄せてきており、これはやるしかないと思い、キープ。
相手1ドン パス
自分2ドン パス このドローで4コストローラを引けたのが大きい。
相手3ドン 3コスト河松登場
自分4ドン 4コストローラ登場
相手5ドン 2コスト日和(パラレル)でライフ操作、3コストてシュナイダー登場 リーダーと河松でアタック
自分6ドン ローラで河松アタックKO、リーダーに1ドン付与6000でリーダーアタック 5コストで傳ジロー登場
相手7ドン 7コストで今弾の壊れカード、グラビ刀でローラと傳ジローが除去される。またしてもモモの助で傳ジローを埋める算段が外れる。
(2回戦終了後に、隣でこのお相手の対戦終了後の話を聞いており、このお相手にはグラビ刀が入っていることを知っていたが、ケアできるはずがない。自分の動きを優先した結果、ぶっ刺さってしまった。)
自分8ドン リーダーに1ドン付与6000でシュナイダーアタックKO、6ドンでガスパーデ登場
もし6000アタックを守られた場合、7コストボルサリーノで除去しようと考えていた。アタックが通ったので、ボルサリーノは温存しようと、ガスパーデを登場させる。
相手9ドン 2コストで変身前レイジュ→カウンターとして捨てていた4コストレイジュを登場させる。2ドロー。
リーダーに2ドン付与7000アタック 5コストエルドラゴ(5-7000バニラ)登場
自分10ドン リーダー2ドン付与7000とガスパーデ8000でアタック
お相手の方「残り8ドンってことはモリアかぁ…」とつぶやかれていたが、モリアではなく7コストボルサリーノで4コストレイジュを除去。
相手8ドン リーダーとエルドラゴでアタック
8ドンあったため、自分は「モリアかぁ…」と内心つぶやくが、菊之丞と4コストキャラを登場
自分10ドン まずはガスパーデ8000でリーダーにアタック。この時点で相手残りライフは2。相手視点では残り10000→13000もしくは11000→12000が見えているため、4000カウンターを切る。
その後に、ボルサリーノ8000でエルドラゴにアタックKO、5コスト傳ジロー+5コストモモの助でライフ回復とブロッカーを出す。
この盤面を返すすべはなく、お相手の方投了。
4回戦
じゃんけん負け。先攻をもらう。
自分のデッキは先攻デッキのためありがたいが、何か不気味である。
自分1ドン パス
相手2ドン パス
自分3ドン 3コスト5000が引けなかったため、仕方なく2コストFILMルフィ登場も、当然のようにスカ。
あとで振り返ってみれば、デッキに2枚しかないフィルムサーチ上振れを期待するのではなく、1000カウンターとして使った方がよかったかもしれない。
相手4ドン リーダーに1ドン付与6000アタック 3コストでサイ(リーダーの前にアタックすると6000打点になる)を登場
自分5ドン 5コスト傳ジロー登場
相手6ドン サイ6000、リーダー1ドン付与6000でアタック 5コストセンゴク(5-7000バニラ)登場
自分7ドン リーダーに2ドン付与7000でサイアタックKO、ガープ7000でリーダーアタック 5コストエルドラゴ登場
相手8ドン 2コストバンダーデッケンでワダツミを切ってガープKO、2ドンリーダーに付与して7000アタック センゴクでアタック、4コストでローラ登場
自分9ドン エルドラゴ7000でセンゴク7000にアタック→1000カウンター
傳ジローに1ドン付与7000でセンゴクにアタック→1000カウンター
リーダーに2ドン付与7000でセンゴクにアタック→KO
残り7コストボルサリーノでローラを除去 相手の盤面はバンダーデッケンのみ
相手10ドン リーダーに4ドン付与9000でエルドラゴ、バンダーデッケンに6ドン付与8000で傳ジローKO
自分10ドン FILMルフィでバンダーデッケン、リーダーとボルサリーノで相手リーダーアタック
5コストイワンコフと5コストモモの助で次のターンに勝負をかける。
自分の残りライフは1。
相手10ドン 残りドンをリーダーに付与しボルサリーノアタック→モモの助でブロック その後ケルベロスを登場させ、相手のライフは残り2。手札は0。
自分10ドン 抱えていた4コストお前じゃ退屈しのぎにも…を発動しケルベロスをレストにする。イワンコフ、ボルサリーノ、リーダーでアタックして勝ち。
相手のハンドが0だったため手拍子でリーダーの5000からアタックしてしまったが、お前じゃ退屈しのぎにもとグラビ刀でイワンコフが止められてしまうため、イワンコフからアタックするべきであった。さすがにこの時点では優勝が目の前にあったため緊張した。
こうして優勝することができた。
対戦終了後に、お相手デッキには10コストシャンクスが入っていたとのことで、おそらく最速で出したかったため後攻を選択したと推測する。
試合の中で10シャンクスやグラビ刀などを食らったが運よく巻き返すことができたこと、その理由はパワーの高いカードを多く引けたこと、また8モリアや9ゾロなどの壊れカードを出されることがなかったため、勝ちにつなげることができた。
終わりに
今回のイベントでは不正対策もなされていた。デッキ作成時は筆記用具とスリーブ以外はカバンにしまうようにし、作成中も3人の店員による監視があった。そして3回戦終了後に提出リストと相違がないかデッキの確認作業があったため、絶対に不正をさせない気迫が感じられた。
2月は残念ながら8パックバトルは予定されていないが、7弾発売後の3月には実施予定である。
今回の実践をもとに、次回の8パックバトルでも良い結果を出せるようにしたい。
おしまい。