カジュアルセックスに関する小ネタ:性的虐待とマッチングアプリにおける性暴力、マッチングアプリの利用動機、写真のフィルター
幼少期の性的虐待の経験は、マッチングアプリにおける性暴力を受ける可能性を高める
イスラエルの研究チームが、幼少期の性的虐待(childhood sexual abuse: CSA)歴とマッチングアプリにおけるテクノロジーによる性暴力(technology-facilitated sexual violence: TFSV)経験の関連性を調査しました。
この研究は、CSAとTFSVの関連性だけでなく、アプリ利用の動機や性的指向が果たす役割も検討しています。
研究方法:
イスラエルのマッチングアプリ利用者534人を対象
オンライン調査を使用し、CSA歴、TFSVの経験、アプリ利用の動機を評価
主な発見:
CSAの既往歴のある人は、マッチングアプリでより多くのTFSVを経験している
CSAサバイバーは、恋愛への動機が低く、自己価値の確認、コミュニケーションの容易さ、興奮のスリルへの動機が高い
LGBTQ+の参加者は、CSAの経験とマッチングアプリでのTFSVのレベルが高い
アプリ利用の動機と性的指向は、CSA歴とTFSVの関連を緩和する効果がある
LGBTQ+のCSA経験者は、動機に関係なく、マッチングアプリでTFSVに遭遇する可能性が高い
異性愛者のCSA経験者は、恋愛への動機が強い場合、TFSVに遭遇しやすい
結論:
この研究は、CSAの既往歴のある人がマッチングアプリでTFSVに遭遇しやすくなるなど、特有の脆弱性を明らかにしました。
これらの知見は、マッチングアプリの安全性向上やCSAサバイバーへのサポート強化に貢献する可能性があります。
この研究結果は、マッチングアプリ利用におけるリスクや支援の必要性について新たな視点を提供し、より安全なオンライン環境の構築に向けた重要な示唆を与えています。
なぜマッチングアプリを利用するのか?
近年、マッチングアプリの利用が世界中で増加しています。
今回、18~30歳のインド人成人形成期370名を対象に、人気マッチングアプリTinderとBumbleの利用動機を探る研究が行われました。
COVID-19の大流行時には、社会的距離を保ちながらもつながりをもつために、オンラインデーティングを利用する人が多くなりました。
この研究では、TinderとBumbleが非常に人気があり、多くのユーザーが毎日アクセスしていることがわかりました。
研究の結果、TinderとBumbleの利用動機は以下の6つであることが確認されました:
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?