備忘録『天国大魔境』8巻まで
月刊アフタヌーン掲載中『天国大魔境』(石黒正数先生)の備忘録です。
自分のための記録ですが、せっかくなので読んでいただければ幸いです。
当然ネタバレし放題なので、ご注意ください。
8巻まで読んだ方のみ読むことをおススメいたします。
なお、考察のようなことはしていません。
では、始まります。
【登場人物(天国パート)】
ほぼ登場順
トキオ
2期生。コナのことが好き。推定14歳。
監視カメラに映らない? 触れているものも映らない? ボールを拾いに行った時は映った。
危機を感じた時、体を硬化させ仮死状態になる。触れているものも一定量巻き込む。コントロールはできない。
コナとの子どもを産む。
タラオ
2期生。病気で寝ているトキオのことが大好きな少年。頭が良い。怪力の持ち主でもあり、以前大きな岩を放り投げたらしい。
天栄17年10月16日、病死。子どもたちの中ではアスラに続く二人目の死者。黒い痣が出てから半年くらいで亡くなった。
ミミヒメ(星尾あかり)
学園2期生。予知のような能力を持つ。動物のような耳がある。
外から二人の人が助けにきて、そのうち一人がトキオにそっくり、という予知をする。
尖ったものや刃に潜在的な恐怖を持つ。
未来予知だけではなく、過去も見る。生きていた頃のタラオや、アスラの影も見える。コナがヒルコ化した姿も見えた。
アンズ(梅津乃亜)
2期生。踊りが得意。災害後、タカと結婚し、子どもを産む。
コナ
1期生。不思議な絵を描く。推定17歳。アスラの死を見ている。狭いところに閉じ込められるイメージが怖い。
トキオとの間に子どもがいる。
クク
3期生。推定10歳。高い跳躍力と壁などに貼りつく能力。コナに魚の絵をもらう。泳ぎも得意で5~7分の潜水が可能。両性具有。
タカ(南方弥刀)
2期生。高い身体能力と頑丈な体を持つ。他の皆が間違えた問題を一人だけ正解するなど、鋭い所もある。
災害後、アンズと結婚して上野を離れる。
子どもを連れている。刀を所持。
シロ(宇佐美俊)
2期生。ミミヒメのことが好き。機械いじりが得意。ミミヒメ以外の人間に興味がない。
園長(上仲詩乃)
1945年4月20日生まれ。本籍は埼玉県草加市。高原学園創設者の一人。
学園の外を「あさましい怪物がうごめく汚れた世界」「地獄です」と表現。
学園の子どもに自分の脳を移植し、永遠に生きようとしている。当時80歳。
ミチカ
3期生。ボサボサの白髪。
アスラ生存時、急に謎の切傷を追うがアスラに治癒される。
災害後、島から本土に移り、ククとオーマと一緒にいた。ヒルコの気配を感じることができる。ヒルコは学園の仲間だと感じているが、バケモノのヒルコと戦うことを楽しみにしている。夜目もきく。両性具有。
イワ
3期生。ナナキとキスしていたところをトキオに見られる。
ナナキ
3期生。いつもイワと一緒にいる黒髪のほう。
「赤ちゃん」
保育器の異形の幼体。頭は大きな一つ目、上半身は人間、下半身はクリオネのよう。保育器室1には3体? 4体? そのうち1体がトキオの名前を覚える。
ミーナ(i373)
学園の管理運営をサポートしているAI。管理・サポートだけではなく、何らかの秘密がありそう。
惑星ニビルの衝突を予言。
アスラ
1期生。天栄12年5月7日に自殺した。宇宙人のような外見。
園長が「精神が耐えかねるような体に生んでしまった」「生み出した」と発言。
学園1期生はコナと二人。コナによると、未来を知っていて、そのために死んだ。治癒術のようなもの(手のひらを当てるだけ)を使い、ミチカの怪我を治療。
コナに不思議なものの見方を教える。監視カメラに映らない。光の翼を出現させ、空を飛ぶ。翼には目のような模様。
猿渡(迫田)照彦
園長の側近。保健医。園長の甥? 中学からひきこもりだった。
園長の考え方に傾倒している。
園長の脳移植を行ったと思われる。父親との折合が悪かったため、母方の猿渡を名乗っていた。
爆撃の際、額に傷を負う。爆撃後は、残った子どもたちのお父さんとなることを誓う。
青島裕子(今永美月)
園長の世話係兼保健医。トキオの妊娠に気づいた最初の人物。副園長になる。
今永美咲の娘。何らかの狙いがあって学園に身を置いていた様子。
爆撃後、子どもたちの保護のために中心となって行動する。
竹内
竹内女史。高原学園で副園長の座を狙っていた。爆撃時に死亡したと思われる。
オーマ
登場時5歳。サングラスをしている。ツインテール。ピアニカを吹く。
目から発する微弱な光で相手が潜在意識で恐怖を感じるものの幻覚を見せる能力があり、自分はみんなの迷惑だと思っていた。だが、ミミヒメが幻覚を打破する方法を見つけてくれた。オーマ自身は幻覚を解除できず、気を失うか一定時間で解除。目の光を感知されなければ発揮できない。
成長したオーマは眼に「Beauty&Stupid(美女と愚か者)」と名付けた。hideの曲から?
両性具有。
5期生
オーマの他、オッドアイの子、ミミヒメっぽい耳の子、目の下にクマの子など計15名。
今永美咲
かつて園長と共に中学生の頃の猿渡を勧誘したぽっちゃりな女性。
大手自動車メーカーの社長で、学園を金銭的に支えた。詩乃の盟友「だった」。娘の美月が青島として潜入?
ナタ(三倉まなか)
4期生。爆撃の日、頭を打って意識不明に。マコと仲良しだった。
園長の脳を移植された。
マコ(堀さちお)
4期生。ナタと仲良し。茶色のボブ。
念力で狙った空間を粉砕させる能力。そのあとは丸い穴のようになる。
保護された後はなのはと同じ学校にいる。
園長に乗っ取られた三倉と行動を共にする。
サクヤ(八坂なのは)
4期生。エビちゃん似の女子。さちおのことが好きな様子。
三倉、さちおと行動を共にする。
上仲栄吉
上仲詩乃の夫。爆撃後、森で身を隠していた。
園長の寿命を克服する計画を知っていた。
i373が解析した人物(順に)
西昌杏、宇野園次、堂江時羽、今永美咲
精子・卵子提供者
北多民君太、トニー角、鯨井かすみ、中島サラ
学園の職員たち(ミーナのクイズ)
島崎信夫、安孫子浩康、吉野奈緒子、迫田輝彦
井之下ともう一人
オーマをさらった二人組。オーマの能力で幻覚を見て気絶。
タカの子
ベビーカーにのっている。バイバイと話すことから、2歳くらい?
女の子に見える。
【登場人物(魔境パート)】
マル
15歳。高い身体能力を持つ。マルタッチでヒルコの体内に侵入し、核を握り潰すことで殺すことができる。
ミクラから、皆を助けるために、天国にいる自分と同じ顔の人に薬を打つように言われている。
キルコ(竹早春希)
射撃を得意とする。東京でなんでも屋をやっていた時、ミクラからマルの護衛を依頼された。
脳は春希18歳、体は竹早桐子20歳。
稲崎露敏
浅草では春希たちの船山孤児院のリーダー格だった。喧嘩が強い。
医者の不穏な噂を調べていた。
大災害にて、当時13歳の妹を亡くしている。
キルコが誕生した2035年9月に殺されたとの噂だが、行方不明らしい。
茨城の復興省でキルコと再開。迫田医者を追って浅草を出た。
一時期(2年ほど前)宇佐美の手伝いをしていた。
復興省の住民票では、2011年11月11日生まれとある。
医者(迫田)
額にキズ。春希の脳移植を行った。一人称は僕。人食いの研究や人体実験をしているという噂。眼鏡をしていることもある。
徳田、高柳、梅沢
1巻に登場した盗賊の一味。他に2名いる。
ミクラ
マルをキルコに依頼した人物。タラオと同じ病気に侵されており、直後に死亡。
キル光線の元所持者。人食いを「ヒルコ」と呼んでいた。
草壁
草壁農園のリーダー。妻は桃子、妊娠中。
竹早桐子(回想)
春希の姉。電力車レースのレーサー。浅草で活動していた。医者を「先生」と呼ぶ。
竹早春希(回想)
桐子の弟。5年前に一度ヒルコに喰われるが、姉の体に脳が移植され、キルコとして生存。電動カートの整備係もやっていた。
ケン
船山孤児院の仲間。春希と露敏と一緒に写っていたそばかす男子?
川島蘭
船山孤児院の仲間。春希を好きだったと思われる女子。
船山通
船山孤児院の長
岩田
テント町の不良のボス。熊に襲われ死亡。すごく丈夫で仲間思いだった。
トトリ
テント町付近で宿を経営。岩田の一味。13歳。
マルタッチで入ることができる「ヒルコ人間」。
お金を稼いでホテル王を目指している。
復興省(噂)
災害前の文明を使えるようにするために技術と知識のある人間をさらっている集団との噂。
下元
岩田の一味。熊に殺された。
宇佐美(シロ)
不滅教団の医師。人々の欠損した身体の一部に義肢を処置している。
星尾を人間のまま死なせることを目的に、延命治療を続けていた。マルがヒルコを殺せることを知り、星尾を救けてほしいと依頼。
仮死状態のことなど、ヒルコにも精通している。
星尾に自らの片目を移植している。本人としては星尾が喜ぶから義手などを作っていただけで、医者ではないとのこと。
以前は別の町に住んでいた。上野だろう。
星尾を看取った後、自殺。学園マークのボタンを握っていた。
星尾(ミミヒメ)
宇佐美によって生かされていた女性。機械を止めたらヒルコとなると言う。
最期に空を見て、マルタッチにより人間のまま死す。最期に宇佐美に「大好きだよ」と残す。
水橋
リビューマン代表。キルコとマルに出会う1年ほど前怪我の治療目的で不滅教団に行ったら足を切断され義足をつけられた。
内藤
不滅教団。暴動が起きた際に真っ先に飛び出していったらしい。行方不明。リビューマンのスパイで、仲間に誤って殺された人物か?
桑田
リビューマン水橋の元部下。水橋の怪我を機に暴動を起こし、ビルから不滅教団を追い出す。国家再建を目指すが……。
姉と弟
水橋の家から再び旅立ったキルコとマルが出会った姉弟。リビューマンの炊き出しを求めて旅してきた様子。
ジューイチ
種豚11号。キルコとマルに情報を売る。災害の原因説。
壁の町。12歳から10年間、壁に囲まれた学校に閉じ込められていた。壁から逃げたのが1年前なので23歳か。子どもを望んでいた女性カップルからよく指名されていた。そのうち一人が妊娠。男の子が生まれてしまい、4人で脱走したが、見つかって一人だけ逃げ延びた。女性カップルは処刑され、息子の安否は不明。
息子の安否を確認すべく、キルコとマルと行動を共にする。
種豚たちと再会し、復讐を遂げたあと、十五とともにいずこかへ去った。
マルの初恋相手
マルが昔通っていた塾のような場所の先生。浅黒い肌に左目の下に黒子。黒髪。
種豚たち
6号がリーダー? 9号はジューイチに殺される。他に浅黒い肌の者、ハネ髪の弓使い、若い男(話せない?)の5人が生き残っていたようだ。
権田原作造
大濾過装置での露敏の部下。他の3名とともに行方不明。
坂江と平馬
復興省職員。関西復興省への伝達を命じられる。
竹塚(ミチカ)
鋭い牙と爪を持ち、ヒルコと戦いたがっている。復興省に用心棒として雇われている。
怜夢
地獄夢(ヘルム)と名乗っている女性。6年前に性的暴行を受けた犯人に復讐を誓っている。
右腕が義手で爆弾になっており、空港の町でキルコとマルの助力を得て見事仇を撃つ。その後助けた女の子と姿を消した。
キルコをして戦鬼と評される。炎の絵が得意。
ヘルムの仇
6年前、避難所でヘルムを性的暴行した。空港の町でヘルムに股間を爆弾で吹き飛ばされる。
女の子
食っていくため、ヘルムの仇に飼われていた。男が死んで、ヘルムと共にどこかへ行った。
露敏の妹?
8巻15Pで描かれた少女。癖っ毛が露敏と同じ。
失意の男性
8巻15Pで災害後項垂れている。
三人組と赤ちゃん
一人は学園の職員、島崎信夫に見える。赤ちゃんは連れ出されたトキオのもう一人の子? つまりマルか?
熊野郎
山の中の村に住む。キルコに轢かれる。
熊祖母
74歳。キルコたちが会った中で一番長生き。「ちのこどく」が生きる理由。
熊の妹
子どもやん。とちょっと関西弁。
熊の母
熊祖母に似ている。
カナデ
熊野郎の妻?。妊娠中。
熊住民
上記の他、大人の男1、女1、男子2,女子2。
ダンビラ佐藤
関西復興省所属。顔に斬られたような傷。
樋口
関西復興省4番関所担当者。
ライマとハニ
関西復興省で流れているラジオのDJ。
YO!YO!Vananas
ラジオで流れたアーティスト。曲は「ハローカルチャー」。
木賀姉妹(チル&メイル)
関西復興省でアイドル活動。気が散る、気が滅入る。
巫女
関西復興省。トキオのことを知っており、マルが来たことを感知。アンジュラスをおまじないで封印したことがあるらしい。
巫女の近くにいた人
こちらもトキオを知っている。
【ヒルコ(人食い)】
鳥型
両腕から生えている3本ずつのムチを高速で振り、対象を切断する。
以前、八巣旅館の息子悠斗を食った。マルタッチで死亡。
鎧虫型
10本の脚。固い装甲。2034年に春希を半分喰った。
同じタイプでもっと大型の個体を春希が以前目撃している。
魚型(クク?)
水のスーツを纏い、沢山の人間の手が生えている。
手で船に貼りつく。水鉄砲を口から発射して攻撃する。
水分が無くなった後は、沢山の手は消える。
ククがコナからもらった魚の絵とそっくり。
幻覚(オーマ?)
幻覚を見せる。キルコは6体のヒルコに殺されそうになる幻覚を見た。
大きな個体の周辺に、小さな個体が複数あった。どれも仮死状態。頭? の部分にオーマの瞳と同じマーク。
マルがほぼ殺したが、小さい仮死状態の個体が残っており、リビューマンがビルを乗っ取った後、目覚めの兆候を見せた。
蜘蛛型(ナナキ?)
冷却攻撃を使う。
キル光線の銃撃により体の半分を失うが、核のある本体はどこかへ逃げた。
黒いコブだらけ
大濾過装置にて、人間の女性と繋がれていた。
クラゲ型
ヘルムが度胸をつけるために挑んでいたヒルコ。
周囲にバリア? 石は粉々になり、キル光線は反射された。
熊野郎の村の鬼のミイラ
仮死状態のヒルコ。核がカラカラに乾いてひび割れているが、まだ生きている。
江戸時代から祀られているらしい。マルより少し大きい人間のような形。
アンジュラス
キルコとマルが奈良に向かう途中で遭遇した、規格外のヒルコ。
奈良復興省の者たちはアンジュラスと呼んでいる。一度封印されたが復活し、一直線に奈良施設に向かって移動。異動速度は1日400~500m。
ピカピカと光り、雷のように触手を降らす。マルは踊っているようで綺麗だと評した。
【年表】
1995年 高原学園創立
2000年 ミーナ、小惑星ニビルの衝突を予言
2006年(天栄元年?) 上仲詩乃、学校(トキオ達がいた施設)を作る。
???? 年 アスラとコナ、学園に来る。この頃は二人ともまだ小さい。
???? 年 アスラ、コナに不思議なモノの見方を教え、コナは光の剣を見る。
直後、ミチカが遊んでいる途中で謎の負傷(切傷)。
アスラが掌を当てると傷は塞がった。
2011年11月11日 稲崎露敏 誕生(住民登録が正しければ)
2018年(天栄12年)
5月6日
アスラ、コナの部屋を訪ねる。
アスラの姿だけが監視カメラに映らない。直後、モニターが全てダウン。
アスラはコナに「生まれた理由がわかった。だからお別れを言いにきた」と告げ、消える。この時の姿は半透明だった。
コナ、アスラの居場所を遠視のような能力で探し、見えた場所に行く。
アスラ、バルコニーから光の翼で飛び立ち、学園の天井に(念力?で)巻きつけた紐で首を吊り死亡。
2019年 竹早桐子 誕生
2021年 竹早春希 誕生
2023年(天栄17年)
ミミヒメ、トキオと同じ顔の人が助けにくる予知についてトキオに話す。
トキオ、抜き打ちテストで謎のメッセージを見る。
ミミヒメにも話を聞き、外に興味を持つ
トキオ、ナナキとイワのキスを見る
6月23日?
シロの端末にミミヒメの写真が送られてくる。
7月1日
クク、トキオを誘って赤ちゃんを見に行く。
トキオは監視カメラに映らない?
タラオ、体調悪化。
昇殿室に侵入者を感知。だが何も映っておらず、誤報と解釈された。
シロのPCからミミヒメの画像が消える。
シロ、ミミヒメに告白。ミミヒメ、切ったり針で刺したりしたい? と訊く。
タラオ、トキオにキスしようとするが拒否される。
トキオ、コナと両想いに。
タラオ急変。「ここから逃げて。ここは危ない」とトキオに告げる。
7月4日
猿渡、保育室1の壁に足跡を見つけ、子どもたちの靴を調べ始める。
10月16日23時34分 タラオ死亡
10月17日
タラオの葬儀。タラオの肌は全体が真っ黒に変色していた。
学園内でも謎の病死はタラオが初めてで詳細が分かっていない。
トキオ、悪阻を発症。タラオと同じ病気かと心配になる。
タラオの火葬後にヒルコの核のようなものが発見される。
保健室でトキオは病気の疑いがないことを知り安心する。
寝ていると、アスラが現れ「何が得意ですか」と訊かれる。足がヒルコ核のように変化する夢を見る。
10月28日 22時45分頃~
トキオ、部屋を抜け出しコナの元へ。やはりトキオの姿は監視カメラに映らない。
猿渡、壁の靴跡がトキオのものだとつきとめる。
ミミヒメ、なんだか幸せな気分になる夢を見る。外からの救けは、最近すごく近くに来ている気がする。
コナ、不安がるトキオに、アスラが大丈夫だと言っていた、アスラは未来を知っていた(だから死んだ)と告げる。
コナ「アスラを殺したやつがトキオを奪いに来る」と呟く。(トキオは寝ている)。
2024年(天栄18年)
マルはこの年に生まれたらしい。
(お迎えの日まで約半年)
タカ、皆が間違えた体積の計算を一人だけ正解する。
ミミヒメ、トキオの顔が「核」化したような幻覚と、小さい頃のタラオの幻覚を見る。
ミミヒメ、タカと手をつないでいる所をアンズにみられてはいけない気がして、慌てて手を放す(よく転ぶのでタカが繋いでくれていただけ)。
学園に外国からの視察。青島、トキオの妊娠に気づく。
園長、近々5歳の子どもを15人入園させ、それが最後と話す。
外国人、A-mk3(スーパービーム)を持参。「我々の戦士に持たせる武器の試作品」と話す。
戦士たちは8人。輸送後仮死状態から目覚めたと言う。
射撃テストでその威力をみた園長がスーパービームと命名。
青島、検査の結果トキオの妊娠の確証を得、園長に報告する。
猿渡と共にトキオを車いすに乗せて連れ出す。
ミミヒメ、アスラの首つりの影がいつも見える。他の者には見えない。
2期生、授業の最初にトキオとしばらく会えないと聞かされる。
高原学園 緊急全体会議
青島が副園長に昇格。
園長トキオの妊娠を公表。相手は調査中(と伏せた?)。
高原学園の根幹を揺るがす緊急事態。
青島、レベル4権限を使い、色々試すが、ミーナの近くにあるベッドの使用はできなかった。
青島と猿渡、トキオの出産が近いことを密談。
青島、子どもたちに5期生を紹介。
園長、猿渡と会話。ミーナが生んだのではない、子供達同士の子供に賭ける。入れ物としてトキオの子を狙っており、まず青島となって成長を待つと言う。
人間から寿命という足枷を外し、この完全に壊れた世界に天国を芽吹かせる。
トキオ出産。コナがシンクロし、体調を崩す。
ミミヒメ、オーマの目を見て機械に体を切られたり刺されたりする幻覚に襲われ気絶。
ミミヒメ、保健室で目覚める。隣にはコナも寝ていた。トキオは全然元気なのに、コナは起き上がれないという。
ミミヒメ、コナに自分の能力の話をする。コナの姿がダンゴムシの鎧があるナメクジのようなヒルコに見えていた。
コナはその能力を予感とか予知とか、と表現。皆にもある程度あるはずだが、ミミヒメは特に顕著と教える。
ミミヒメ、医務室の外でずっと待っていたオーマの目を再び見るが、精神力で幻覚を打破する。
学園の技術者たち、ミーナに指示されるまま、何かを作っている。
青島と猿渡、何かを計画している。偶発的に外への門が開けばいつでも実行可能とのこと。
7月17日
20時。園長たち学園の者、8体の「戦士」たちを解き放つ。光の翼はアスラのものに似ている。場所は不明。ロケットが3台並んでいる広大な施設を狙った。
そのうち1体が離反。トキオを母と呼び、仲間に銃撃され傷を負いながらも学園に向かう。キル光線を所持。
7月20日
もうすぐ復帰できるトキオ、プールで子どもたち全員と再会。
ミーナ端末から、これからテストが始まる、迷った時は自分が正しいと思った方へ。外の外に到達することが「ヒルコ」である皆さんの役割、と告げられる。
集まっていたのはトキオを含む37名。
ミーナ本体の足元でべちゃべちゃと音がする。
子どもたちは「ヒルコ」と呼ばれた時に、忘れていた本当の名前を呼ばれた気がしていた。
猿渡、二人の赤ちゃんにミルクを与える。
ナナキとイワ、部屋で談笑(謎のシーン)。
7月26日(爆撃当日)
トキオ、当日の夢を見て起きる。今日から学校に戻れることになっていた。
ミーナのシステムがダウン。
地震発生。3人の子どもたち(特に年少の女の子に見える子)が直前に「あぶない」と予知した。壁や天井が崩れるなか、トキオ以外の2期生4名は固まって逃げる。
猿渡、額に怪我を負う。園長の「あめのぬぼこ」なのかと呟く。二人の赤ちゃんの見分けがつかず、片方に〇印をつける。
どこかへ出かけていた園長、何事かと慌てる。竹内女史が飛行機の機影を見た。高原への攻撃だという男性と轟音。
直後園長は走って逃げた。爆発が起き、竹内女史が吹き飛び、園長の頭上の天井も崩壊。
2期生たち、下級生たちを誘導している。ミチカたちの学年がプールにいると聞き、安全そうなプールへ移動を提案。コナに下級生を任せ、2期生4名は壁を見に行くことに。
2期生4名、壁の外へ。ミミヒメ、空を見て感動。
壊れたフェンスからさらに外へ。途中でミミヒメとシロは皆に教えるため引き返す。
猿渡と青島、〇のない赤ちゃんをトキオに返すことを決める。
青島、ノア計画、子どもたちを保護する計画の実行を宣言。
道に迷ったミミヒメとシロ、崖下に川を見つけるが、崖が崩れてミミヒメが転落。シロが助け、左腕に怪我を負う。シロ、ミミヒメに告白し、ミミヒメ、シロに自分のボタンを差し出す。
猿渡、トキオに子どもを返し、コナの所に行こうと話すが、そこに園長が登場し、赤ちゃんを渡すよう迫る。
トキオ、これまでの様々な場面がフラッシュバックした後、硬化能力を発動。赤ちゃんと共にヒルコの核のように変化する。園長、それに両腕を巻き込まれ、身動きが取れなくなる。
ミミヒメとシロ、車道で青島に会う。青島は5人を探していたようだが、外に出たのはタカとアンズを入れて4人。
タカとアンズ、海岸に到達する。タカは水平線に日が沈む光景を、悪い夢みたいな眺めだと感じる。
学園職員、崩れた壁を修繕。「人道的な見地から」青島に付いたほうが良いか思案。
青島、誰かと電話。タカとアンズも含めて保護した4人を脱出させると話す。
猿渡、園長の腕を切断するしかないと判断。
夜、青島が4人を乗せた船を見送りながら電話。
天災ではなく、爆撃によって施設が被害を受けたと知る。
子どもたちはプールに集まっているが、ナタが意識不明に。その他6名が軽傷。
7月28日(日)
マコ、寝坊する。マコ、ナタにお菓子を届けるため、先生のエリアに潜入。ミーナ端末はナタの身体に問題ない、正しいと思う方へ進めと言う。
マコ、戻った1体の戦士を見る。戦士が落としたスーパービームを拾う。
コナ、硬化したトキオに呼びかけるが反応なし。
園長の腕は切り離されて残っている。
戦士、体がほとんど崩れ、這うようにしてトキオの元に。コナ、それを見て微笑む。
戦士、トキオに触れ、最期にお母さんと呼ぶ。直後、戦士は崩れ、トキオと赤ちゃんの硬化が解ける。
コナ、トキオが仮死状態だったと明言する。
自衛隊、高原学園に突入。
マコはナタを見つけるが、ナタは頭を手術されて寝ていた。
自衛隊、子どもたちを保護。マコとナタ、ナナキとイワも保護された。
ミチカ、クク、オーマは隠れる。
ナタ、目を覚ますが、自分の名前がわからない。
ナタ、豊中大学病院の病室。三倉まなかと名前が与えられている。窓の外の風景は天災前。
マコ(堀さちお)とサクヤ(八坂なのは)が見舞いに来るが思い出せない。二人は何度か来ている様子。他の子の居場所は二人は知らない。
さちおとなのはの先生、病院のテレビでニュースを見ている。惑星ニビル(2023VR8)の衝突がネット界隈で危惧されている。ニビルはかなり地球に近づいてから突然発見された。ネットで賑わっているだけ、という程度の扱い。
8月(爆撃から2週間)
学園に隠れていた猿渡、トキオ、コナ、赤ちゃん、クク、オーマ、ミチカは学園の中で何とか生き延びている。
猿渡、赤ちゃんの片方がクローンであり、今トキオに抱かれているのがどちらなのかわからないことに悩む。
上仲栄吉が学園に戻り、猿渡は爆撃を受けたことを知る。
8月12日?
猿渡、上仲を子どもたちに紹介。
上仲からみんなのお父さんみたいだと言われた猿渡、お父さんになろうと決意する。猿渡はそこから日付を記録しはじめた?
8月23日
タカ(南方弥刀)、シロ、ミミヒメ(星尾あかり)、アンズ、ホテル暮らし(宿泊?)。
ミミヒメとシロ、町へ買い物に。
雑誌『週刊慎重』は令和6年9月1日号。特集は20年前に失踪した俳優、北多民君太について。ミミヒメは北多民がタカに似ていると言う。
11月
三倉とさちお、屋上で会話。まだ災害前。
11月10日(日)
すっかり逞しくなった猿渡、上仲から秘密を明かされ、混乱する。
小惑星ニビルの衝突を24年前にミーナが予言。詩乃は信じて惑星を「あめのぬぼこ」と名付け、学園を作った。
惑星の軌道を修正する作戦の一つを、学園が作った戦士が襲って潰した。
7月28日の爆撃は、テロ拠点の制圧だった。
11月11日 午前2時14分 大天災発生
タカたち4人は上野の咲縞山ビルの学園支部に宿泊。
三倉、病室の棚にあったマコ(さちお)のリュックからスーパービームを発見し、園長の記憶を取り戻す。
(翌朝?)
さちおとなのは、病院へ。この頃にはマコもミクラと呼んでいる。
三倉はあめのぬぼこをお迎えしたのは地球の反対側、世界中が同じような状況、さらなる天変地異が来る。「おめでとうございます。地獄の時代は修復不能です。人類の時代は終わりました。あなたたちの時代……天国の時代を始めましょう」と話す。
三倉、ミーナ端末を求めて近くの分室へ。
三倉、分室に入り、端末にアクセス。i373の上にいi372もある。
合言葉「まひら くつの くれつれ こうし とわよ とみ をのへだ をらふく のりかりが」でアクセス成功。
クイズを経て園長と認められ権限復活するが、直後に余震で電源が落ちる。
三倉、さちおとなのはと共に、資源をあさり、学園分室に運ぶ。再起を目指す。
2025年(災害から1年近く動いていたロボットが止まった)
タカ、上野駅前の炊き出しに並び、喧嘩を止める。ナイフも刺さらない特殊な体。
上野分室で星尾あかり(ミミヒメ)、シロ、アンズと食事。
タカとアンズは結婚して出ていくと話す。壁に鳥の神様を描き、タカ(南方弥刀)とアンズ(梅津乃亜)、結婚の誓いをする。
宇佐美俊(シロ)、鼻血をだして倒れる。
2026年?(タカとミチカ、オーマ再開の2年前(タカの子が2歳くらいとすると))
タカとアンズの間に子どもが生まれる。トトリが生まれた年と一致。
2028年?(タカがミミヒメと一緒にいたのが3年くらい前のため)
オーマ、二人組に攫われたが、幻覚で撃退。10歳くらいになっている。
ミチカ合流。漁った荷物を持ってククの元に帰る。ミチカはオーマの目を見ても大丈夫(ミミヒメの幻覚打破法を体得?)。
ククに会うときはサングラスをする。アパート暮らし。ククは病魔に冒されていた。
ミチカは「あのヒルコ」と戦うことを楽しみにしてククの回復を待っていたが、ククは死期が近いことを感じていた。
ミチカ、あのヒルコ(まだ小さい、車と同じくらいの大きさのアンジュラス)の気配を感じている。
クク、死んだら海に流してくれと頼む。島からこちらに来たこと、船に乗りたい、ミミヒメを見つけてあげられなくてごめん、と話す。
ミチカとオーマ、亡くなったククを海に流す。
ミチカは「ヒルコ」の気配を感じることができる。脳裏には学園の子どもたち。これを探していけば、ミミヒメも見つかるだろう。だが、今感じている気配はアンジュラスだけ。
アンジュラスの気配を辿ったミチカとオーマは、タカと再会する。
タカは一人で、2歳くらいの子どもを連れていた。
タカが3年前くらいにミミヒメと上野で一緒にいたことを聞き、オーマは喜ぶ。
ミチカ、タカをアンジュラス討伐に誘うが、止める。明日の朝一緒に戦うことにし、一度離れる。
2031年(マルが7歳の頃)
マルが育った集団が解散? 子どもたちは大人に連れられてバラバラに。
マルは別の集団に入れられて3年ほど暮らした。
2033年(地獄夢と会う6年前)
怜夢(地獄夢)、虐待を受ける。
冤罪をかけられた男性は右腕を切り落とされて、避難所から追放された。
怜夢、冤罪をかけてしまったことを知り、自分を責めて自ら左腕を切断する?
2034年 大天災から10年
(マルが別の集団に入って3年ほど後)
マルの集団のボスが殺され、殺したほうの集団(自警団)に吸収された。
ミクラ、マルを引き取り、ヒルコを殺す方法を教える。
春樹(13)桐子(15)。
9月20日
春希、透明になるヒルコに挑むが喰われる。桐子が助けるが、二人とも瀕死で発見される。
それを医者が助けた。春希は死亡、桐子は生存と思われている。医者は町を去った。
10日後、桐子の体に脳を移植された春希が目覚める。
同じ頃、露敏が殺されたことになっている。
2035年1月15日
キルコ、退院。露敏が殺されたという確証がなく、生存を信じて生きることを決める。医者を見つけて、事情を聴くことも目的。
なんでも屋開始。転々と住む場所を変えていた。
2037年(2039年から2年くらい前)
露敏、宇佐美を手伝っていた。
2038年(2039年の1年前)
キルコ、中野でマルと会う。
ミクラがマルをキルコに託し、死亡。
宇佐美、水橋の足を切断する。
ジューイチ、子どもと子どもの母親カップルと壁の町を脱走。
しかし母親二人は見つかり、殺された。子ども(男子)は不明。
その一月くらい後、蜘蛛のヒルコが現れた。
2039年
キルコとマル、静岡方面へ向かう途中で盗賊に会い、トマト天国の話を聞く。
八巣旅館で鳥のヒルコを討伐。
キルコとマル、草壁農園(トマト天国)でキル光線と同じマークの箱を見発見。東京に戻ることを決め、船に乗る。
船上で魚のヒルコを討伐。
陸に着き、町の情報を得る。キル光線のマークを「ミツバ」のマークだと聞く。道すがら「ミツバ」の残骸があるらしい。だが、到着したのはホームセンターミツバ。
テント町に着き、所持品を換金。マル、岩田たちと喧嘩。歯が折れる。
キルコ、岩田の仲間が復興省について噂をしているのを聞き、「天国」が前の文明を指していると考える。
キルコ、隠れ家に戻ってマルがいないことで激しく動揺する。ただの警護対象なのに変だと感じている。
キルコとマル、地図で安全度100%水の記載を見つける。
船で一緒だった男性が訪ねてくる。「不滅教団」の場所までガードを依頼。人を活かし続ける医者がいるとの話。ヒルコの一部を移植すると強くて死なない人間になるらしい。ヒルコの一部を切り取って所持していたが、腐ってしまった。
地図で「不滅教団」の位置を教わる。妙な連中がいると記載されていた。
キルコとマル、100%水の場所に行く(途中でトトリの宿に荷物を預ける)。
水没した駐車場。近くに岩田たちが倒れており、熊に襲われる。
トトリの宿に一泊することに。
マル、トトリに襲われた際にマルタッチ発動。
不滅教団の町に到着。
宇佐美医師、キルコとマルを連れてくるように言う。
キルコとマル、リビューマンのアジトに連れていかれ、水橋に会う。不滅教団の医師が探している医者ではなく、宇佐美だと知る。不滅教団の地下にヒルコが飼われていると聞く。
キルコとマル、不滅教団地下のヒルコ退治を請け負い、地下に侵入。仮死状態のヒルコを発見する。
キルコ、ヒルコの幻覚攻撃を受ける。マルが幻覚と解き、ヒルコを殺す。
宇佐美が登場し、ヒルコが死んだのを見てもう一人救けてほしいという。
リビューマン、陽動で騒いていた時に水橋が怪我を負う。
地下のヒルコが死んだのを確認し、水橋の部下が水橋を死んだことにし、決起を促し暴動を起こす。
キルコとマル、天蓋の中で星尾に合う。宇佐美は機械を止めれば星尾がヒルコになると明言。
宇佐美はヒルコを「怪物になる病気を発症して死んだ、元人間」と言う。
キルコとマル、星尾の最後の願いを叶える。
リビューマン、キルコとマルの地下潜入を手引きした仲間を間違って殺してしまい、引っ込みがつかなくなる。
マル、星尾をマルタッチで殺す。宇佐美、星尾の最後の言葉を受け取り、涙する。
キルコ、不滅教団の人々から二年程前に露敏が宇佐美の手伝いをしていたことを聞く。
宇佐美、自害する。マル、宇佐美の手から学園のボタンを発見。
キルコ、倒れる。利用されていたと気づいた水橋と会い、水橋の家へ。
リビューマンの元部下桑田、町、国家を作ると燃えるが、地下では幻覚のヒルコが目覚めた。
キルコ、手術から初めての生理。
キルコとマル、再び旅立つ。途中で姉弟に会い、春希は姉と自分の姿を重ねる。
宇佐美のボタンから、引き続きマークを追うことを決め、宇佐美の元いた町を目指すことに。
マル、岩田に折られた歯が生えてくる。
キルコとマル、地震後に倒壊したビルで男(ジューイチ)に会い、情報を買う。宇佐美の町が近いこと、大災害の原因諸説あるが不明であること。壁の町。
壁の町の話を聞いたマルは、残された赤ん坊が気になって潜入を提案。
しかしキルコは11号の入れ墨が偽物と見抜き、追い払う。
ジューイチが車で隠していた鳥のマーク、高原学園を発見。咲縞山ビルの2階。
キルコとマル、高原学園跡で学園の広報チラシを見つける。裏には落書き。
ビルの3階も高原学園で、壁に別の鳥のマークを見つける。誰かが住んでいた痕跡。
キルコ、チラシの情報から高原学園=天国の線を崩さず、茨城・奈良施設を目標に定める。
キルコは分室に気味の悪さを感じている。
キルコとマルが分室から出ると、ジューイチが待っていた。彼は壁の町に行って子どもの安否を見ると言うキルコとマルに同行を依頼。壁の町の場所は「ほぼ茨城」であり、目的地が一致したキルコとマルはジューイチの車で向かうことを決める。
壁の町の付近に到着。
本拠地である小学校に潜入する。マルはカツラで女性に化けた。
学校の中には誰もいない。まるで突如消えたかのような様相。
急激な寒さに襲われ、蜘蛛のヒルコと対決。撃退するが、核のある半身は逃げた。
学校から出て、ジューイチに報告。落胆するジューイチの元に、元の仲間種豚6号と9号が現れる。彼らは別の場所に住んでおり、ジューイチの子も元気だと言う。
6号と9号の住処に着き、十五と呼ばれる子どもと再会。
しかし、夜中に再び冷却攻撃が始まる。十五を抱えていたキルコは危機に陥るが、マルが助ける。十五はヒルコ人間で、冷気は十五が放っていた。
(翌日)
ジューイチの車を譲り受け、キルコとマルは旅立つ。
ジューイチ、9号に復讐を果たし、車を奪って十五と逃走。行く手には暗雲?
キルコとマル、タウンページから茨城施設の住所を特定し、車で向かう。
途中宿泊した家の窓から、茨城施設の方角に煙を見つける。
翌朝徒歩で向かうと、普通に人が住んでいる。市場もあり、栄えていた。
食事を売る店で復興省のことを聞き、向かう。復興省で滞在登録をしてチップをもらう。
露敏と医者について尋ねると、なんと露敏がいるという。アポをとってもらい、二時間後に大濾過装置でと約束する。
大濾過装置の場所は茨城施設だった。キルコは一人で向かい、露敏と再会する。
キルコ、露敏に襲われる。
(翌々日)
マル、二晩戻らなかったキルコを案じ、大濾過装置に突入。
マル、露敏を殴り殺そうとするが、キルコに止められ、二人で脱出。
落ち込むキルコをマルが立ち直らせる。
露敏、姿を消す。復興省の者が調べていると、鍵のかかった部屋で手足を切られた女性がヒルコに繋がれているのを見つける。ヒルコが動いたため、復興省の者は逃げた。
(翌日?)
復興省、部屋で見つけた人間の女を殺害。ヒルコは動かなくなった。閉じ込めておけば仮死状態になると予想し、情報を隠蔽する。
復興省の坂江と平馬、関西復興省への伝達を指示される。用心棒に竹塚が同行することとなった。
(時間経過不明)
キルコとマル、どこかを車で走っている途中でヒルコの気配を感じる。放置して逃げようとするが、人が襲われているのを見て救出に向かう。
クラゲ型のヒルコはマルが投げた石は当たる前に粉々になり、キル光線も反射した。
キルコとマル、女性を助け、その場を離れる。
(その夜)
民家跡で夕食。
女性は地獄夢(ヘルム)と名乗り、ヒルコに襲われていたのではなく戦っていたという。
マル、ヘルムからの情報をキルコに話す。ここから一番近くで人が住んでいるのは空港とのこと。
キルコ、露敏とのことで自分を責め、マルに好かれてはいけないと悩み、マルとヘルムを恋仲にしようとたくらむ。
(翌日)
出かけようとしたところを、野犬に襲われる。
ヘルム、仇はヒルコではなく人間であり、空港の町にいると話す。
空港の町に到着「HAM AM U」と空港に書かれている。浜松?
空港の町でヘルムは仇を討ち、飼われていた女の子と共に去って行った。
(時間経過不明)
キルコとマル、どこかの山道で迷う。
ヒル気を感じ、そちらへ向かう。ヒルコ人間のような気配だという。
途中でシカを轢く。捌こうとしていると、人の声がして去れと言われる。 隙をついて車を出発させるが、今度は人を轢いてしまう。
キルコとマル、山中の集落で一泊させてもらえることに。村の中にヒル気を感じる。
子どもたちが外に興味をもたないよう、神社から出ないように言われる。
夜、ヒル気の元を調査。神社の敷地内の祠の中の洞穴からと判明。潜入。奥で幾重にも鎖が巻かれた仮死状態のヒルコを見つける。
熊祖母が現れ、咎められる。ヒルコを「鬼のミイラ」と呼ぶ。少なくとも江戸時代の文献には記されているという。
ヒルコを殺すことを提案するが、拒否される。「ちのこどく」が生きる希望と話す。
キルコは地の孤独と解釈。
(翌日)
キルコとマル、熊野郎に道を教わる。
熊野郎に女児が誕生し、熊祖母は筆と墨を持って祠へ向かう。
村を後にしたキルコとマルだったが、マルは後方(村のほう?)から何かざわつきを感じる。
(時系列不明)
復興省2名と竹塚、関西方面を向かう。
三人は天然温泉を発見し、入浴。竹塚が両性具有と知る。
竹塚、ククとオーマの名前を出す。
(時系列不明)
キルコとマル、規格外のヒルコから逃げる。
遠くからそのヒルコを眺め、キルコは禍々しい、マルは踊っているようで綺麗だと表現。
キルコとマル、さらに進んだところで、復興省の人に会う。
案内を受け、復興省へ。奈良施設の位置と一致した。
復興省の一室で、巫女のような女性が「トキオが来た」と察知。もう一人の人物もトキオを知っている。
キルコとマル、アンジュラス対策本部でアンジュラス目撃位置を話す。封印部隊が一度仮死状態化に成功したと知り、討伐への協力を進言。住処を得て、アンジュラス到達前に奈良施設でマルにそっくりな人物を見つけるための口実。
(その夜)
竹塚、食事中のキルコとマルを見つける。
【ロケーション】
浅草(5年前)
・浅草寺病院:春希が桐子の体で目覚めた病院
・船山孤児院:春希がウチと呼ぶ。桐子と共に育ったと思われる。桐子の事故の後、どこかに移動
東京~静岡
・八王子と〇月駅の案内標識
・任侠苗代組:マルとキルコ物資調達、宿泊
・八巣旅館: 鳥のヒルコがいた。1泊2日二名で12万。宿帳には佐田将志、田口湊、鈴木咲良(他2)、四方塚蓮(他1)
・森山病院:1巻の盗賊一味の巣
・ワクドナルド:川に水没。近くにツタヤっぽいのとか手打ちうどんの店も
・草壁農園(トマト天国):東京と船で交易している。大麻製造。船には熱海←→初〇との表示(見え消し)
港~上野
・ホームセンターミツバ:銃のマークだと聞いてきたら全く似ていなかった
・テント町:岩田やトトリの町。「テント町」名称は巻頭の人物紹介に記載された公式のもの
・不滅教団の町:エキュートがある。東京駅周辺と思われる
・宇佐美たちが元々住んでいた町:不滅教団から半日くらいの距離。上野と思われる
・高原学園東京上野分室:咲縞山ビルの2階。4階はオフィス不二
天災時、2期生たちが使っていた
壁の町
・ほぼ茨城。女性至上主義の女性たちの町
・20~30代がメインの女性中心で30人ほど。学校をバリケードで囲っていた
・男が近づけば殺されるが、顔や健康状態が良いと「種豚」として監禁される
・子どもは女の子なら人間として町に迎えられ、男の子は種豚として男たちが育てる
・胸の大きな女性は敵と見なされ、町に住む条件で胸を切られた者もいるらしい
・〇川小学校:壁の町の本拠地。蜘蛛のヒルコによって廃墟となった
・種豚の住処:生き延びた男5人と十五が住んでいた
関東復興省(元高原学園茨城施設)曽戸郡比丘村小絵町。ソト郡→那珂郡 東海村か
・復興省:町への滞在登録や資源を通貨となるチップに交換するなど、役所のような仕事
・茨城施設:町の川向い。大濾過装置と呼ばれている。大天災前は遺伝子組み換え植物を研究していたらしく、残っていた畑を整備し、町になった。川の水を濾過する装置が元々あった
元空港(元浜松基地?)
・天災を知っていて宇宙に逃げた前文明の権力者がもうすぐ戻ってくるという噂を信じて、それを襲撃するために人が終結してできた町
・ヘルムの仇がいる
・ヘルムの出身地ではない
熊野郎の村(浜名湖付近)
・熊野郎の一家だけが住んでいる。厄災後、村の人たちは離れて行ったというが……?
・住民は11人? 男4人、女7人。2039年か40年、女児誕生
・代々祠のヒルコ(鬼のミイラと呼ぶ)を祀っている
・7年に一度祭りを行い、鎖を巻く
・「ちのこどく」が生きる希望
関西復興省(元高原学園奈良施設)
・かなり栄えている
・防衛のため、町への道を複雑にしている
・関所がいくつもある、少なくとも4つ
・アンジュラス対策本部
高原学園
・我慢をしなくても良い空間。自然であることを説く。キルコは時々来られる孤児院と塾を合わせたようなもの、と表現。園長上仲詩乃。
・壁と天井で覆われ、子どもたちは外を知らなかった
・気温が25度に保たれていた
・ミーナ本体がいる部屋は「昇殿室」と呼ばれている
・保育器室で異形の赤ん坊が育てられていた
・人工肉の培養などもしていた
・プールはシェルターになっている
・子どもたちの半分くらいが両性具有だった
・2023年に爆撃を受け、施設は半壊。子どもたちは自衛隊に保護された
高原学園施設
茨城、奈良
高原学園分室
東京上野、茨城、愛知、三重、大阪、島根、東京八王子、長野、岐阜、福井、奈良、宮崎、千葉、静岡、滋賀、京都、和歌山、鹿児島
大阪
・豊中大学病院:学園爆撃後、保護された三倉まなかが入院している。さちおとなのはの学校は近いようだ
・友育荘:さちおがいる孤児院? さちおは学校と呼んでいる
・大阪分室:豊中市からさほど離れていない
【残されている謎】
・トキオがテスト見た「あなたは外の外に行きたいですか?」という問いは誰がなぜ送ったのか
・コナの絵(トキオの部屋):頭が一つで体が4人、空飛ぶクジラ、顔のある太陽のような岩、たくさんの鳥人間、卵の中に二人、炎?の上を飛ぶ怪物、向かい合う二人
・コナの絵:球体の中の赤ちゃん(トキオの妊娠を予知?)
・シロにミミヒメの入浴画像が送られた
・トキオは監視カメラに映らない? アスラも映らない?
・アスラの死の真相
・コナが光の剣を見て、ミチカが切傷を負った
・2巻でマルが岩田との喧嘩で歯が抜けたこととシロの端末からミミヒメの画像が抜けたことがシンクロして描かれた
・シロの端末から画像が消えた理由
・マルはマルタッチができ、それを教えたのはミクラ。マルタッチは「今のところ」マルしかできず、だからマルが天国に行かなければならないと言っていたとのこと
・怪物になる病気は発症した体の部位を切り取れば遅らせることができるが、やがてまた別の場所に発生する
・不滅教団地下の幻覚のヒルコはなぜ仮死状態になっていたのか(オーマは死後もミミヒメを守っていた?)
・ヒルコは増殖する? 透明タイプも複数確認されている。
・キルコは手術してから5年月経がなかったが、不滅教団編直後に起こった。なぜこのタイミング(ミミヒメに会った/ミミヒメが死んだ/露敏に再開する少し前)?
・ミミヒメの耳、ククの体など、身体的に特徴が現れる子とそうでない子
・ジューイチが持っていた写真の空飛ぶ謎の人影がコナの絵にあったものとシルエットが同じ
・青島が使おうとしていたミーナ近くのベッドは何なのか
・ヒルコの体にある謎のマーク
・なぜ十五はあのタイミングで冷却攻撃をしたのか
・再開した時の露敏の表情
・トキオとシンクロしたコナがしばらく起き上がれなかった
・大濾過装置で飼われていたコブのヒルコ。これまで出てきたヒルコとは少し違う?
・テストを告げたあと、ミーナ本体の足元でべちゃぺちゃと異音
・そのあと、ナナキとイワが談笑するシーンが不自然に描かれた
・蜘蛛がナナキだとしたら、イワはヒルコ化したのか。また、ナナキは元々冷却能力があった?
・外にでた4人を保護したあと青島が話していた相手
・ナタが囚われているイメージは、桐子の記憶があるキルコのように、まだ完全に死んでいないことを示唆? ミミヒメやククの死亡時とは異なる表現
・戦士が触れたらトキオの仮死状態が解けた。命を移した? トキオを母と呼ぶ
・コナは戦士を見て微笑んだ。そうなることがわかっていた? また、硬化が仮死状態であることも知っていた様子
・惑星ニビル。ある日突然、地球にかなり近づいてから発見された。ネットユーザーが賑わっていた
・2024年8月~、タカたちは東京にいたと思われるが、何の目的があったのか
・震災直後の各地の人々。8巻14P、タカたち4人、おじさん、若い露敏と妹? 三人組と赤ちゃん(一人は島崎信夫?)、幼い桐子と春希
・熊野郎の村の人たち、みんな似ている。45話の扉には11人。男4人、女7人
・ご神体のヒルコはなんなのか。江戸時代から? 大きな人間のような姿。これまでで最も人間に近い形
・熊の村で女児誕生。「大丈夫、女の子だ」「男の子だとバランスが悪い」という。男4女8は良い。男5女7は悪い
・学園の子どもたちの半分くらいが両性具有だった理由
・ミーナ端末の合言葉「まひら くつの くれつれ こうし とわよ とみ をのへだ をらふく のりかりが」は日本書紀に出てくる唄?とのこと。意味は分かっていない
・ダンビラ佐藤が言っていた、ヒルコに近づいた時の現象。熱い、計器が狂う、空気が鉄のような味になる
・封印部隊の巫女は、一度おまじないでアンジュラスを仮死状態にできた?
9巻は2023年6月頃発売!
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