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学生が自分のストーリーで自社を語る、内定者エンゲージメントとリファラル採用/滋慶学園グループ~day29~

おはようございます。リファラル採用促進のクラウドサービスを提供するMyReferの香川です。ホワイトペーパーを自分なりに解釈してnoteに記すday29。新卒領域におけるリファラル採用の事例について、専門学校、高等専修学校など、全国75校の教育機関を運営する滋慶学園グループ様をご紹介。


1.背景

人口も減少して、有効求人倍率も高まっている中で、人材紹介や採用媒体のような他力本願的の採用手法に頼っているだけではダメ。このままの採用を行っていては先々10年を考えると厳しい事態になる。自分たちの力で採用が出来る状態に変えていかなければならないと考えリファラル採用を導入。

2.取組み

新卒採用でリファラル採用を実施。自社に共感する後輩を連れてきてもらうためには、後輩の一番近くにいる内定者に協力を依頼するのが一番効率が良いと考え、内定者を巻き込んだリファラル採用を検討。

ただし、内定者に対して「後輩で興味持ちそうな人を紹介してね」という依頼をするだけでは協力は得られないと考え仕組みを設計。

単純な個人のリファラル採用ではなく、チームで協力しながらリファラル採用に取り組んでもらうのが良いと考え、チーム対抗戦形式で実施。
チーム内で協力しつつ、ゲーム感覚で楽しく取り組んでもらえる方法(最終的に応募数などから算出するポイントが一番多かったチームを表彰)。

3.結果

21名の内定者がリファラル採用に協力。インターンシップや説明会に51名の後輩学生が参加。選考16名。内定7名(43%)。

その他良かった点。

・会社に対する共感度合いが高い人材が多い                              内定者がリアルな会社情報を語って理解した人材が応募するため共感度合いが高い。

・通常の応募では来ないような学生が来てくれた                          教育事業なので教育学部の学生や文系の学生からの応募が多い。リファラル経由では、理系で研究職を考えていたような学生、バリバリのスポーツ系で教育に興味が無かったような学生など通常は応募が来ない層からの応募があった。教育事業という部分ではなく、会社のスタンスや想いという部分に興味を持ってくれたからこそ得られる応募があった。

一方通行の情報提供だけではなく、より濃いインタラクティブな情報提供が新卒採用には必要。会社が仕組を考え、内定者を巻き込み、良い人材を連れてくる。内定者に負荷をかけたくない、母集団が集まっているから必要ない、そこまで手間が回らないなど採用担当者からよく聞くフレーズだが、冒頭にある”他力本願の採用ではなく自分たちで採用をする”中長期的な採用戦略を早期に実行する会社が競争優位に立てるのではないかと思う事例だった。

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