StockXで購入したスニーカーをFAKE BUSTERSでクイック鑑定した結果
今回もスニーカーの話です。
今までは国内のリセールサービスを使ってスニーカーを購入してきましたが、最近は海外のStockXで購入する機会が増えてきました。
理由はちょっと安かったりします(その代わり関税などがかかってくるので、日本より割高になることもあります)。
また、日本のサービスってあまりキッズサイズの取り扱いがなく、前回StockXで買ったAir Force 1 Low Travis Scott Cactus Jack (TD)のサイズが8c(日本のサイズで14cm)で、日本で買うのは一苦労だったりします。
StockXとは
「StockX」で検索をかけるとたくさんのサイトが紹介していました。そしてその多くが同じ文章を引用しているので、それをここに載せておくと、
StockXは「stock market of things」=「モノの株式市場」と解釈する。ニューヨーク証券取引所と同じメカニズム(仕組み)を使って、スニーカーの“株価”(市場価値)を導き出し、セラーとバイヤーはそれを参考して「売値」と「買値」を決める。こうして、StockXは転売サイトとしてのみならず、スニーカーの転売価格の指標としても機能している。また、偽物を防ぐためにオークションハウスのように商品の真贋鑑定をおこない、本物であると鑑定されたアイテムだけサイトで取り扱う。
引用:GQ JAPAN
https://www.gqjapan.jp/fashion/news/20180110/stockx-ceo-josh-luber-interview
日本のリセールサービスはStockXの日本版と言われるように同じ仕組みを使っています。
スニーカーの価格は株のように日々変動していて、販売者と購入者が金額を決めて購入するシステム。サービスが仲介者として商品を経由させ、専門のスタッフが鑑定をして正規品として鑑定されたものだけが購入者に届きます。100% Authenticをうたっていることもあり、フェイクは排除、正規品だけが流通しています。
これはモノカブもスニーカーダンクも同じで、専門のスタッフが鑑定を行なっているので安心して購入することができるというわけです。
去年6月にStockXはシリーズCラウンドで1億1000万ドル(約118億8000万円)を調達しました。評価額は10億ドルを超えユニコーンの仲間入り。スニーカーやスポーツウェアのリセールの市場の大きさを物語っている出来事でした。
記事:https://forbesjapan.com/articles/detail/28105
そのStockXがついに日本で正式に展開するようで、社員の募集やSNSのアカウントの設立など動きがあるみたいです。
Twitter:https://twitter.com/StockXJP
Instagram:https://www.instagram.com/stockxjp/
現在は日本で鑑定を行っていないため、海外からの発送のみで到着に時間がかかり、さらに商品によっては関税がかかることもあります。日本にいる僕らからするとローカライズもされていない(日本語対応していないので英語で使うことになる)ので使いやすいサービスではないですが、これからに期待できそうですね。(とはいえ日本のサービスも素晴らしいので商品によって使い分けることになりそう)
鑑定の精度は?
リセールで購入する僕たちが一番怖いのは「鑑定を通ってきた商品がフェイクだった」と言うこと。
実際にTwitterやスニーカーダンクのコミュニティでもフリマアプリやStockXなどのリセールサービスで購入した商品が怪しいと疑っている投稿をいくつも見るし、問題になっているケースも多くはないですが実際にあります。
フリマアプリはフェイク商品が数多く出品されていて「フリマで買うのはそう言うことだぞ」と。大阪発送の取引評価が一桁のアカウントは気をつけろとよく言われますね笑
市場では18万円くらいで取引されているスニーカーが5万円程度で出品されていたりもします。明らかに怪しい…
YouTubeでは、正規品とフリマで買った商品を比べて、品質の違いの説明や購入しないようにと警告している動画も日本に限らず海外でも配信されています。再生回数も結構あり不安な人は多いのかなという印象があります。
僕も正規店で購入したもの以外は100%正規品だなんてことはないと思っていますが、鑑定を通過していることを信じて購入しています。人気の商品で価格が高騰している商品や、フェイクが多く出回っている商品は十分に理解した上で購入することをオススメします。
それでも心配な人にオススメするサービス
心配だからリセールのサービスで買えないよと言う人に知っておいて欲しいのがFAKE BUSTERSと言うサービスです。
簡単に言うと、医療におけるセカンドオピニオンと同じように、鑑定が通って手元に届いた商品や、フリマで買った商品の画像を送って鑑定してもらえるサービスです。
最近では商品をFAKE BUSTERSに送って鑑定士に見てもらうサービスもはじまったようで、不安を取り除くのに良いサービスだと思っています。
色々な角度、インソールやタグなどの写真も細かくアップロードする写真に指定があるので、それに沿って写真を送るだけ。鑑定方法はわかりませんが、画像認識で自動なのかな?と思っています。
画像による鑑定は550円と安価なのでちょっとでも不安に思う方は利用しない理由はないかなと。
StockXで高額商品を購入してFAKE BUSTERSで2重鑑定してもらった結果…
前置きの情報がとても長くなりました笑
ここからが本題のStockXで商品を購入して、FAKE BUSTERSで2重鑑定してもらった結果どうだったのか…
今回購入した商品はこちらNike Air Jordan 1 Retro High Travis Scott
去年発売したTravis Scottとのコラボモデルでとても人気のスニーカーです。販売直後から12万円くらいの価格を推移していましたが、一時期20万円程度まで上がり、今でも高額で取引が行われています。(このスニーカーの国内定価 17,280円)
ずっと欲しかったスニーカーで、前回のnoteでもAir Jordan 6とAir Force 1を購入しているTravisコラボ。いつかは…!とタイミングを見計らっていました。
今回はStockXの入札機能の体験もかねての購入だったんですが、他にも5点くらい欲しかったスニーカーを入札していた中、運良く?悪く?このスニーカーの取引が始まりました。
入札機能はこちらの希望額を提示、販売者がその金額に納得したら取引が成立する機能です(日本のサービスも同じ仕様になっていると思います)。StockXでおもしろい点は、入札額が販売額よりもかなり安いのに定期的に安い金額で取引が行われていました。
モノカブだとそこから値上げ、値下げの金額の細かい調整があったりするのですが、StockXは即決されていることが販売履歴を見るとわかります。
逆にこの状況で怖いのは、「多少安くてもいいからフェイクの商品を早く手元から無くしたい」と思っている販売者がいてもおかしくないなと言う点。可能性は0ではない…
なので、今回は絶対にFAKE BUSTERSを使おうと決めていました。
購入から数日後、商品が鑑定を通ったと通知が来ました。さらに数日後手元にずっと欲しかったTravisが届きます。
そこから即、FAKE BUSTERSに会員登録、指定の写真を撮ってアップ。
鑑定には最大で48時間かかると明記されていました。なので気長に待つことに…
そして翌日の朝、早くも結果が!
無事、正規品と鑑定されました!
2回鑑定を通っているのである程度は安心していいのかなと思っています。これ以上の鑑定をするには商品を送るタイプの鑑定しかないですが、僕は満足できました。
中にはこれでも信用できない、さらに第三者の声を聞きたいと思う方は少なくないと思います。不安のまま好きなスニーカーを履くのはきついものがあります。そういう時のために鑑定専門のサービスがあるんだと思います。
と言うことでこちらが、正規品と鑑定されたTravisです!
(箱がちょっと潰れているのが悲しい)
FAKE BUSTERSはスニーカーダンクとパートナーシップを結んでいて、スニーカーダンクでの購入の場合、無料でFAKE BUSTERSとの2重鑑定を経て手元に届きます。
最近ではモノカブでも実質無料でFAKE BUSTERSのクイック鑑定を受けれるキャンペーンをやっていて、より安心になったと思います。
今回は海外発送のStockXを使用しての購入だったし高額だったので、念には念を入れて鑑定してもらいましたが、無事正規品ということで安心しました。
実はまだスニーカーダンクで購入したことがない(販売はある)ので、次はスニーカーダンクで欲しいスニーカーを狙ってみようかなと思っています。
またスニーカーの記事を書くときまでのお楽しみに!(需要あるのか?)
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