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La moglie coreana (6)

La moglie coreana / Min Jin Lee (traduzione di Federica Merani, Piemme, 2018, 593ページ)、今日は426ページ、1968年までを読みました。

イタリア語で読んでいるけれど、舞台が日本ということもありすごく読みやすいです。

早稲田大学に進学した長男のNoaの学費や生活費はKo Hansuが援助していて、二人は月に1回の頻度で会っています。ある日、Noaの恋人のAkikoがIsakに断りもなく面会の場にやってきて、二人が親子であることを一瞬で見破ります。Noaは自分の父親はIsakだど思っていたからショックは計り知れません。そしてHansuはヤクザな仕事で稼ぎ、そのお金で自分は大学に行かせてもらっている。Noaは大学を去り、大阪の家族に行き先も告げず失踪してしまいます。長野にたどりついた彼は、パチンコ店の経理担当として仕事をはじめました。ただし、韓国人である自分の出自を隠して。

弟のMozasuも大阪のパチンコ屋さんで働き、上司からの信頼を得ています。在日朝鮮人のYumiと結婚し、一男をもうけ二人は横浜に引越します。Yumiも辛い過去を抱えていて、いつかアメリカで暮らすことを夢見ています。この頃、在日朝鮮人はパスポートを取得することはとても困難なことでした。

La maggior parte dei coreani resident in Giappone non poteva viaggiare. Chi voleva il passaporto giapponese, che permetteva di muoversi senza intoppi, doveva ottenere la cittadinanza giapponese, un'impresa quasi impossibile; e nessuno delle persone che conosceva era disposta a chiederla. In alternativa, chi voleva viaggiare poteva ottenere un passaporto sudcoreano attraverso la Mindan, ma erano pochi quelli che volevano affiliarsi alla Repubblica di Corea, governata da un dittatore. I nordcoreani non potevano andare da nessuna parte, invece, se non raggiungere la Corea del Nord.

Min Jin Lee, La moglie coreana (trad. di Federica Merani, Piemme, 2018), 418

Sunja一家でパスポートを持っている人は誰もいません。日本国籍を取得できるようなアテもなし、独裁政権の韓国のパスポートも持ちたくない、北朝鮮に渡れば海外に行くこともできたけれど、北朝鮮は本当に地上の楽園なのか・・・。

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