【なんで勉強をするのか】

「人間は知りたいという欲求から逃れられない」

この言葉は僕の大好きな漫画NARUTOに出てくる大蛇丸というキャラクターが語ったものです。人は自分を支える指針を見つけそれと共に生きていくのだと思います。

だから僕らは多くのことを学びます。幼少期はお絵描きから数の数えかた、小中学校で読み書きや四則演算、歴史、語学の基礎、高校でそれらを更に深く学び、大学で自分の興味に照らし合わせてそれらを反証する力をつけます。こうした一連の学びの中で、役に立つもしくは立たないといったものが果たしてあるのでしょうか?確かにこれらのなかには社会に出てほとんど使わないような種類のものも含んでいます、でもそれらも表面上はという話で、思考力を養うという点でみれば人生に大きく貢献してます。
例えば歴史は、僕は物事を問い直す力を養うのに最適だと思いますし、自分の生き方に近いロールモデルを見つければその人が犯した失敗や成功例が、学ぶことができ、将来の自分の失敗などを予測することもできます。
数学や理科などはいかに楽をして答えにたどり着くか、それが客観的な解答だと他者から見ても分かるかといった考える力を育てるのに最適です。
古文は心の豊かさを学ぶことができ、現代文は論理的な読解力を身に付けられ、英語は伝えたいという思いがあればそれを世界中に届けることができるという希望を教えてくれます。

こんな感じに幼児教育から大学を出るまでに培う全ての学問にはちゃんと意味があるのだと僕は思います。ここで学ぶことは真理のほんの一旦かもしれませんが、それは生涯をかけて追求したいものが現れたとき、きっと助けになります。
僕の大学時代の恩師が「勉強とは雪みたいなものです。今日たくさん積もっても、明日も継続して降らなければすぐ溶けてなくなってしまう。」とおっしゃってくれました。何かを学ぶということは、それを継続する力が必要です。僕たちは子供の時からさんざん宿題やら課題やらテストやらレポートやらで、いやいやそれをやらされてたかもしれません。でもお陰で考える力を身に付けられ、意思力を養うことができたと思います。そしてそれらは新たな好奇心が訪れたときのかけがえのない財産であり、私たちが成長を続けることができる希望にもなりうるのだと僕は思います。

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