ゆうだいな世界at山梨旅行
【1日目 3月31日】
2024年3月21日から22日にかけて、山梨に行に行った。道中では、3月なのに雪が降り、足元もくずつく旅だったけど、山梨の自然を十分に堪能できる旅だった。
21日の午前7時10分にに名古屋駅の名鉄名古屋バスセンターから山梨県の富士山駅行きのバスに乗り込んで、旅は出発した。
道中は山道だったが比較的緩やかな道のりで無事に富士山駅に着いた。
そこから、富士急行に乗り母校の都留文化大学駅がある最寄駅に降り立つ予定。駅で電車を待つ中で、撮った一枚。
背景の富士山がいい感じに雪を被っていてとてもいい味を出していた。
当初は乗る予定のなかった富士急行に乗車してみて、その内装の荘厳さに驚いた。
内装は上品な作りとなっており、運転席と車内の境には建具が添えられていて、ゆったりとした時間を過ごすことができた。
都留文化大学駅前に着くと、何やら着物を着た学生が多く出歩いていて、偶然なのかその日は大学の卒業式だった。自分が大学を出てすでに5年以上経過していて、母校の雰囲気も少しずつ変化していた。最近では国際交流に力を入れているようで、そこに特化した学部や、留学プログラムなどもあるようで、すれ違う学生もどこか垢抜けた感じがしたり、日本人以外の学生も増えていた。
大学を少し歩くと、今回の旅の一つ目の目的である、石井のうどんに到着した。
「お盆は自分で持ってきてね」
その店は相席が出来るくらい常連のお店だったので、食後のお盆も自分で片付けに行くのだ。
会計の窓口で、あの人は言った
「また来てくれたんだなねぇ、ありがとぉ」
大学時代にその店に通った時に言われたことを思い出す。
「昨日も来たのに今日も来てくれたの?」
その人は当時も今も、自分のことを覚えていてくれた。自分の中でも特に思い出に残る出来事だ。
【2日目 4月1日】
2日目、エイプリルフールに降る雪は初めての嘘だった。
山梨県の観光名所、昇仙峡に行こうとした。ただ、雪のため、行くことを断念した。雪の中昇仙峡に登ることは命知らずなことだ。
山登りを断念し、街中観光を楽しむべく歩みを進めた我々は、一つの店を見つけて語らいを始める。
「どのみせに
はいりたもうや
ますらおよ
かいのなみだは
やまなしのあじ」
それに対して僕はこう答える
「添加物
調味料
科学の力って
すっげー!
信玄餅
アイラブイット」
自然と科学が調和する街、それが山梨だ。
雪も強くなり、もう名古屋に帰ろうとしている。バスの中で震えている彼女。どうやら酔いにあてられてしまったらしい。彼女のてを握りながら道中を揺らいでいく。途中の山に雪雲がかかっていた。あのまま山梨に残っていたら取り残されていたであろう。
しばらくして、名古屋駅に着いた。
この度は本当にいいものだった。
これまでの現地での経験を呼び起こすのと同時に、未知との遭遇にも出会えた。
最後にこの旅を総じてみようと思う。
「眠気をば
覚ましせんとは
春の風
鶴の一声
若人の音
これが最近自分が書きたいと思った紀行文です
自分本位の文章なのでここまで読んでくれた方はありがとうございます。
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