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仕事で大切にしたいこと
イラストレーターの高木ことみです。
今日は、仕事をする上で大切にしたいことについてまとめます。
私が仕事をする上で大切にしていることは、
●私が納品したものがどう使われるか
●受け取った相手がどう思うか
●それを見た相手のお客様がどうなるのか
…みたいなところを想像しながら作っていく
ということです。
私はこれまでいろんな仕事をしてきました。
でも、実は受け取る相手がどう思うかとか、お客様のためにみたいなことを考えるのがそんなに得意ではなかったんです。
今思えば、結構自分本位なところもあったかもしれません。
相手のことを思って仕事をしたいと思っても、なんとなくうまくできないっていう感覚がずっとあったんです。
そんな私が変わったのが、とある本との出会いでした。
そのとき、私は結婚して子どもが生まれてから6年くらい専業主婦をしていました。下の子どもが1歳になるころ、パートをしようとおもったタイミングで、たまたまスマホを見ていたらその本に出会います。
その本に書いてあったことが心に響き、影響されて自分が仕事で大切にしたいと思うことについて考えさせられたんです。
それは「漫画バビロン大富豪の教え」という本です。
↓その本の内容を一部紹介します。
例えば刃物を一つ研ぐのでも、これで何を切るのか、料理に使うのか、戦いに使うのか、そういうことを想像しながらやっていく。
すると、どういうわけか武器は少しずつ売れ始める。
そういう思いで作られたもの。
こなされた作業はお客さんにとってとても質のいいものになる。
お客さんはそのことに対する感謝をお金というものに形を変えて支払っているだけなんだ。
だから人に感謝されるように今懸命に仕事をする。
そのことが一番大事で、それさえ続けていれば必ず光が射す。
引用:漫画 バビロン大富豪の教え
この1節を見て私はハッとしました。
私はこれまで、自分がやる仕事でお客さんがどういうふうになるのかといった目線がなかったと思い知らされたんです。
自分がどんな仕事をするにしても、どういうふうにお客さんの人生が変わっていくのかとか、悲しい気持ちだった人が嬉しい気持ちになったりとか、そいったことを大切にするのは、とても幸せなことだと感じました。
その後、私は市民病院の外来でパートの看護師として働きます。
外来に来る患者さんは実に様々でした。
家にずっと一人でいて、診察の時にぐらいにしか人と話さないみたいな人
病気でつらい思いをしている人だったりとか、診察がちょっと怖いなというふうに思っている人とか。
そんな方々に対して「私の関わりでどんなふうに相手が思うかとか、どうすれば辛くならないかとか、安心できるかとか、」そんなところを考えながら仕事ができるようになったです。
それが相手にとって本当に良かったか?は分からないのですが、少なくとも私にとってはとても大きい変化でした。
経験から得た仕事観
そんな経験を経て、今はイラストレーターとして活動してます。
仕事内容は変わりましたが、大切にしたい考えは今も変わりません。
私がすることで、相手がどういうふうになるのか
納品したものを相手がどう使うか?
使った先にいるお客さんの人生がどういうふうになっていくのか
どんな気持ちになっていくのか
相手にとっての「望ましい姿」を想像して作っていくということを、これからも大切にしていきたいなというふうに思っています。